◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目
東京世界陸上5日目のイブニングセッションが行われ、男子200m予選6組に出場した鵜澤飛羽(JAL)は20秒39(±0)の3着で、準決勝進出を決めた。
多くの観衆が駆けつけた国立競技場での予選の走りに、「ほぼ泣きながら走っていましたね。うれしくて」。そんな短い言葉に、鵜澤の実感がこもっていた。
号砲から大きな歓声を浴び、トップ争いを繰り広げる。コーナーを抜けて先頭に立つと、さらにそのボルテージが上がる。最後は大外の9レーンを走った前回王者・L.テボゴ(ボツワナ)とX.モ・アヨク(オランダ)に抜かれたが、堂々の着順での突破を果たした。
「そこ(着順での通過)は当たり前だと思っていました」と鵜澤。自身が気にしていたのは順位ではなく、「もう少し良い動きができないないかなと思いました」と、走りには納得いっていないようだ。
この日に向けては、「明日(準決勝)に余力を残そうという形」で、「刺激を入れずに今日は走りました」。予選のレースで刺激が入ったことで、「もう少しタイムが上がってくるはずです」と分析する。
23年ブダペスト大会、24年パリ五輪といずれも準決勝を戦った経験も生きている。「去年も一緒で、周りの空気に飲み込まれずに、自分の走りができることが一番だと思います」。明日の準決勝でもまずは自らの走りに集中する姿勢だ。
今季は8月に日本歴代3位タイの20秒11をマークするまで力をつけた22歳。前日の男子110mハードルで5位に入った村竹ラシッド(JAL)にも刺激を受け、「ラシッドさんたちが良い流れを作ってくれたので、自分がつながないといけないと思っているので、頑張りたいです」と、勝負の準決勝を見据えた。
【動画】200m予選・鵜澤飛羽のレースをチェック!
【東京世界陸上】
— TBS 陸上 (@athleteboo) September 17, 2025
▶️男子200m 予選6組
アジア王者👑
🇯🇵鵜澤飛羽 選手
3位 20秒39
準決勝進出‼️日本勢8年ぶりの決勝へ🔥
パリ五輪🥇
🇧🇼テボゴ 選手
1位 20秒18
準決勝進出!!!
準決勝は
18日(木)21時02分頃〜
📺TBS系 生中継
⚡️TVerでは放送同時 & 全49種目LIVE配信⚡ pic.twitter.com/zUerobChNZ
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