ミズノは9月13日に開幕する東京世界選手権の代表に内定した所属選手の男子200mの飯塚翔太、男子400mの佐藤風雅、男子やり投のディーン元気がオンラインで会見に登壇した。
34歳、6度目(※個人では5度目)の世界選手権代表になった飯塚。今大会はワールドランキングでターゲットナンバーに入り、「出場が決まった時はホッとしました」と心境を明かす。
パリ五輪シーズンだった昨年は坐骨神経痛に苦しみ、「ひどいまま」五輪を迎え、準決勝進出は果たせなかった。だが、「11月頃から改善してきて、練習に支障をきたしていない」と表情は明るい。また、近年悩まされてきた膝も「完治に近い」。痛みがある時はできなかったコーナー練習も「細かな筋力トレーニングで改善してきた」。
8月のAthlete Night Gamesを終えてから2週間ほど。「8、9割くらいは練習を消化できていて、質の高いスプリント練習ができています」と充実の表情を見せる。
昨年のシーズン終了後からは桐生祥秀(日本生命)とともにトレーニング。「彼もモチベーションが高いので刺激になります。冬季はほぼ毎日やって、どれだけきつくてもあきらめずにやれました」と切磋琢磨した。
長く競技を続けてきたことについて「目の前のこと、できることを全力でやっている。その結果、走れている。ラッキーもあります」と笑顔を見せ、「未だに正解がわからなくて、きりがないんです」と飽くなき向上心を持ち続けている。
34年ぶりの東京開催の世界選手権。「自分が生まれた年に前の東京があった。どうしても走りたかったのでチャレンジできるのはうれしい」と話し、「どれだけ入るかわかりませんが、満員で盛り上がってほしいです。初めて観に来る人もいると思うので、陸上の楽しさを知ってほしい」と語る。21年の東京五輪にも出場したが、コロナ禍で「足音が聞こえる200mだった」。それだけに、声援を心待ちにしている。
目指すのは「準決勝でベストな走りをする」こと。「予選からかなりハイレベルになっていて、20秒2台を出さないと予選を通過できない」と見ており、「前半から勝負をつけられてしまわないようにしっかりスピードを磨いて、後半勝負したい」。自身6度目の世界選手権を飯塚らしく思いっきり楽しむつもりだ。
東京世界選手権は9月13日から21日まで、国立競技場をメイン会場に行われる。
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