HOME 国内

2025.08.03

100mH福部真子が予選で12秒80!「今日は1本と決めていた」決勝は棄権 実学対抗で記録狙う/富士北麓ワールドトライアル
100mH福部真子が予選で12秒80!「今日は1本と決めていた」決勝は棄権 実学対抗で記録狙う/富士北麓ワールドトライアル

富士北麓ワールドトライアル女子100mH予選に出場した福部真子

◇富士北麓ワールドトライアル2025(8月3日/山梨・富士北麓公園「富士山の銘水スタジアム」)

富士北麓ワールドトライアルが行われ、女子100mハードル予選で福部真子(日本建設工業)が12秒80(+0.9)をマークした。1着通過したものの、「今日は1本と決めていた」と決勝は棄権する。

菊池病の影響で日々左右される体調コンディションは決して万全ではなく、「2本走るとその後に影響する」ことから、予選で「あわよくば標準を」と世界選手権参加標準の12秒73をターゲットに臨んだ福部。3位だった7月上旬の日本選手権から「ハードル練習は3回しかしていない」状態ながらも、速報では「12.78」が出るほど力強い走りを見せた。

広告の下にコンテンツが続きます

万全でなくとも、トレーニングが継続して詰めなくとも、「昨年はめいっぱいで出していたタイムが安定して出すことができている」のは「ベースが上がったから」と福部。成長を心底感じているからこそ、「早く標準を突破して、少し落ち着きたい」と本音を吐露する。

一番感じる課題は「スピードに目が追いついていないこと」を挙げる。高速で迫るハードルに対してさばいてくためにも、ハイスピードのレースの中で積み上げていく必要がある。「それができれば、記録は上がってくる」と福部はうなずく。

次戦は昨年に12秒69の日本記録を樹立した8月9日の実業団・学生対抗を予定。「今日、12秒7台だったら標準は狙っていけると思っていました」と福部は、前を見つめた。

◇富士北麓ワールドトライアル2025(8月3日/山梨・富士北麓公園「富士山の銘水スタジアム」) 富士北麓ワールドトライアルが行われ、女子100mハードル予選で福部真子(日本建設工業)が12秒80(+0.9)をマークした。1着通過したものの、「今日は1本と決めていた」と決勝は棄権する。 菊池病の影響で日々左右される体調コンディションは決して万全ではなく、「2本走るとその後に影響する」ことから、予選で「あわよくば標準を」と世界選手権参加標準の12秒73をターゲットに臨んだ福部。3位だった7月上旬の日本選手権から「ハードル練習は3回しかしていない」状態ながらも、速報では「12.78」が出るほど力強い走りを見せた。 万全でなくとも、トレーニングが継続して詰めなくとも、「昨年はめいっぱいで出していたタイムが安定して出すことができている」のは「ベースが上がったから」と福部。成長を心底感じているからこそ、「早く標準を突破して、少し落ち着きたい」と本音を吐露する。 一番感じる課題は「スピードに目が追いついていないこと」を挙げる。高速で迫るハードルに対してさばいてくためにも、ハイスピードのレースの中で積み上げていく必要がある。「それができれば、記録は上がってくる」と福部はうなずく。 次戦は昨年に12秒69の日本記録を樹立した8月9日の実業団・学生対抗を予定。「今日、12秒7台だったら標準は狙っていけると思っていました」と福部は、前を見つめた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.04

ロジスティード初制覇!前回優勝GMOが2位、初陣M&Aが初ニューイヤー、コニカミノルタら全日本復活3チーム/東日本実業団駅伝

◇第66回東日本実業団対抗駅伝(11月3日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園競技場及び公園内特設周回コース:7区間74.6km) 第66回東日本実業団対抗駅伝が行われ、東日本枠「12」と第70回記念枠「1」(13位以下で最上位 […]

NEWS “走る伝説”キプチョゲが第一線退く マラソン2時間切り、五輪2連覇 マラソン界の常識を変えた鉄人

2025.11.04

“走る伝説”キプチョゲが第一線退く マラソン2時間切り、五輪2連覇 マラソン界の常識を変えた鉄人

11月2日、米国でニューヨークシティマラソンに出場したエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、フィニッシュ後、今後はエリートレースには参加せず、新たなプロジェクト「エリウド・キプチョゲ・ワールドツアー」を始めることを発表した。 […]

NEWS 白熱アンカー決戦!三菱重工が制覇!クラフティア2位、黒崎播磨が3位、全日本覇者・旭化成Aは8位/九州実業団駅伝

2025.11.04

白熱アンカー決戦!三菱重工が制覇!クラフティア2位、黒崎播磨が3位、全日本覇者・旭化成Aは8位/九州実業団駅伝

◇第62回九州実業団毎日駅伝(11月3日/大分・佐伯中央病院陸上競技場~佐伯市屋内運動広場特設コース:7区間89.3km) 第62回九州実業団毎日駅伝が行われ、九州枠「9」と第70回記念枠「1」(9位から10分差以内が条 […]

NEWS 豊川が男女優勝 男子は2時間6分23秒で2年ぶりV 女子は序盤で主導権を握って逃げ切り4連覇/愛知県高校駅伝

2025.11.04

豊川が男女優勝 男子は2時間6分23秒で2年ぶりV 女子は序盤で主導権を握って逃げ切り4連覇/愛知県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた愛知県高校駅伝は11月3日、一宮市大野極楽寺公園発着木曽川沿川サイクリングコースで行われ、男女ともに豊川が制した。男子(7区間42.195km)は2時間6分23秒で2年ぶり10回目のV。女子( […]

NEWS 高知農が県高校最高記録の2時間6分36秒で5連覇 女子は山田がオール区間賞で都大路は“皆勤”の37に/高知県高校駅伝

2025.11.03

高知農が県高校最高記録の2時間6分36秒で5連覇 女子は山田がオール区間賞で都大路は“皆勤”の37に/高知県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた高知県高校駅伝は11月2日、高知市東部総合運動場周回コースで行われ、男子(7区間42.195km)は高知農が県高校最高記録となる2時間6分36秒で5年連続49回目の優勝。女子(5区間21.09 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top