東京世界陸上開幕まで100日前となった6月5日、「東京2025世界陸上 100 Days To Go!」が開催された。
選手に授与されるメダル、およびケースのデザインも決定し、お披露目された。
メダルの表側のデザインは「枠を超える」がコンセプト。大会ロゴと同様にトラックの8本のラインをかたどった東京の都市コード「TYO」が、外側の円弧によってすべてが結ばれ、つながることを表している。
メダルの裏側は選手の氏名が刻印される。顔が映るような磨き加工がなされ、「あなたの積み重ねた努力がメダルに届いた」と選手を主語として称えるデザインだ。
また、メダルケースはスギ、ヒノキ、ケヤキ、サクラを使用して8本のストライプをデザイン。こちらも大会ロゴの陸上トラックがイメージされている。
スポーツ庁の室伏広治長官は「未来永劫、ずっと輝いていそうなメダル。いろんなメダルがあるけど、日本クオリティがすごい」と感嘆の声を上げるとともに、「トラックがクロスしている。いろいろな方々の想いがクロスするデザイン」と笑顔で語る。
織田裕二さんも「陸上と言えば8レーン。職人さんの技を見ていると、ちょっと欲しいです」と笑いつつ、「各種目たった3人しかもらえないもの。あらためてすごいことだと思う」とリスペクトする。
3名の専門家、4名のアスリート委員らで構成されたメダル選定委員会の松崎元委員長は、「光の加減でいろいろな表情をしてくれる。握った時に程よい刺激があり、アスリートのみなさんが当時を思い出してくれるようなデザインんいなった」と話した。
国立競技場南側にメダルプラザを設置。メダルセレモニーが行われる。2023年のブダペスト世界陸上で行われた取り組みを継承し、ファンが間近で選手を祝福できるかたちとすることも発表された。
東京世界陸上は9月13日~21日までの9日間、東京・国立競技場で開催される。
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