HOME 国内、日本代表

2025.05.30

男子1500mで日本勢44年ぶり金!飯澤千翔「練習を継続できればタイムは出せる」/アジア選手権
男子1500mで日本勢44年ぶり金!飯澤千翔「練習を継続できればタイムは出せる」/アジア選手権

アジア選手権男子1500mで金メダルを獲得した飯澤千翔

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ)

2年に一度開かれるアジア選手権から日本選手団が帰国し、メディアの取材に応じた。

男子1500mではメダルを獲得した飯澤千翔(住友電工)は、「この先、レベルの高い大会に出ていくためにはもっと記録も必要。そういったところをもっと上げていければ」と改めて気を引き締める。

広告の下にコンテンツが続きます

2月、4月にケガがあった影響で、予定していた4月の金栗記念、織田記念をキャンセル。これが2025年度の初戦だった。それでも、コーチとして指導を受ける荒井七海(Honda)とともに臨んだ今大会は予選から動きの良さを見せ、決勝は残り1周まで集団の中で勝機をうかがい、残り100mで満を持してスパート。3分42秒56で、東京開催だった第4回大会(1981年)の石井隆士(秦野高教)以来、日本勢44年ぶりの快挙を成し遂げた。

東海大1年で3分38秒94(当時・U20日本歴代2位)をマークし、4年目には3分36秒55(日本歴代2位)を出し、日本選手権も優勝した24歳。23年はケガに苦しんでレースから遠ざかっていたものの、昨年は日本歴代2位の3分35秒62をマークし、日本選手権で2度目の優勝を飾っている。

アジアを制し、今後は「一番は東京世界選手権に出場すること。そこに向けて3分33秒を切るタイムを出すこと」という今季のターゲットに向けて突き進む。積み上げてきたものに自信を持ち、「特別何かをする必要はないと思っていて、ケガをせずにトレーニングを継続できれば、勝手に出てくるタイムだと思っています」。

まずは7月の日本選手権に照準を合わせ、その結果によって国内か、海外か今後のレースを決めていく予定。「アジア選手権では順位ポイントをしっかりと取れたので、そこは計画通り。世界陸上の期間(記録有効期限)は結構長いので、しっかりと結果をそろえていきたい」と力強く話した。

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 2年に一度開かれるアジア選手権から日本選手団が帰国し、メディアの取材に応じた。 男子1500mではメダルを獲得した飯澤千翔(住友電工)は、「この先、レベルの高い大会に出ていくためにはもっと記録も必要。そういったところをもっと上げていければ」と改めて気を引き締める。 2月、4月にケガがあった影響で、予定していた4月の金栗記念、織田記念をキャンセル。これが2025年度の初戦だった。それでも、コーチとして指導を受ける荒井七海(Honda)とともに臨んだ今大会は予選から動きの良さを見せ、決勝は残り1周まで集団の中で勝機をうかがい、残り100mで満を持してスパート。3分42秒56で、東京開催だった第4回大会(1981年)の石井隆士(秦野高教)以来、日本勢44年ぶりの快挙を成し遂げた。 東海大1年で3分38秒94(当時・U20日本歴代2位)をマークし、4年目には3分36秒55(日本歴代2位)を出し、日本選手権も優勝した24歳。23年はケガに苦しんでレースから遠ざかっていたものの、昨年は日本歴代2位の3分35秒62をマークし、日本選手権で2度目の優勝を飾っている。 アジアを制し、今後は「一番は東京世界選手権に出場すること。そこに向けて3分33秒を切るタイムを出すこと」という今季のターゲットに向けて突き進む。積み上げてきたものに自信を持ち、「特別何かをする必要はないと思っていて、ケガをせずにトレーニングを継続できれば、勝手に出てくるタイムだと思っています」。 まずは7月の日本選手権に照準を合わせ、その結果によって国内か、海外か今後のレースを決めていく予定。「アジア選手権では順位ポイントをしっかりと取れたので、そこは計画通り。世界陸上の期間(記録有効期限)は結構長いので、しっかりと結果をそろえていきたい」と力強く話した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.03

明大主将に短距離・神戸毅裕が就任 「紫紺の矜持を重んじ、研鑽を重ねる」

明大競走部は、チームのホームページで12月1日からスタートした新体制を発表し、主将には短距離ブロックの神戸毅裕が就任した。 神戸は東京・明星学園高出身。高校時代はインターハイ南関東大会4×100mリレーで優勝したほか、U […]

NEWS 世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

2025.12.02

世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]

NEWS サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

2025.12.02

サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]

NEWS 東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

2025.12.02

東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]

NEWS Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

2025.12.02

Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

Hondaは12月2日、来年4月1日に入部する選手として、法大の大島史也、東海大の花岡寿哉と兵藤ジュダの3選手を発表した。 大島は千葉・専大松戸高出身。今年は関東インカレ5000mで7位入賞などがある。5000mは13分 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top