今年9月の東京世界選手権まで今日でちょうど半年を迎えた。4月以降はトラック&フィールド種目のシーズンも本格的にスタート。いよいよ代表選考会も大詰めとなってくる。
東京世界選手権の各種目の代表枠は1ヵ国3人。各種目にはターゲットナンバー(出場枠)が設けられ、有効期間内に参加標準記録を突破するか、ワールドランキング(Road to Tokyo)においてターゲットナンバー内に入るかで、出場資格を得られる。
すでに女子やり投で前回ブダペスト大会で金メダルに輝いた北口榛花(JAL)は内定。北口はドーハ、オレゴン、ブダペストに続いて4大会連続となる。また、男子35km競歩の川野将虎(旭化成)、同20km競歩の山西利和(愛知製鋼)の“世界記録ウォーカー”2人が代表に内定している。女子20km競歩の藤井菜々子(エディオン)も日本新で日本選手権を制して代表内定した。
マラソンも選考レースの全日程が終了。内定条件の一つであるJMCシリーズのチャンピオンは、男子が小山直城(Honda)、女子は安藤友香(しまむら)がそれぞれ優勝し、参加標準記録を突破している安藤は即内定、小山はワールドランキングでの出場資格を得ることが濃厚で、その場合も代表に決まる。
一般種目における選考の優先上位の条件に「パリ五輪入賞者(※複数の場合、最上位)」が25年に参加標準記録を突破した時点で内定とある。男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、男子3000m障害の三浦龍司(SUBARU)、男子走高跳の赤松諒一(SEIBU PRINCE)が該当。シーズン早々に内定する可能性もある。
その他では、参加標準記録突破者が日本選手権3位以内に入れば内定(※早期内定がいる場合は最大2名)。日本選手権は10000mは4月12日に金栗記念と併催、混成競技は7月12、13日に岐阜、その他の種目は7月4~6日の国立競技場で開かれる。
現時点で参加標準記録を突破しているのは男子100mのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、男子200mの水久保漱至(宮崎県スポ協)、男子110mハードルの村竹、泉谷駿介(住友電工)、男子400mハードルの井之上駿太(法大→富士通)、男子3000m障害の三浦、女子1500m、5000mの田中希実(New Balance)、女子やり投の北口となっている。
4月から日本グランプリシーズがスタート。7月の日本選手権に向けて各選手が仕上げていく。
東京世界選手権は9月13日から21日まで、国立競技場をメイン会場に行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.15
男子1万m優勝グレシエ「残り100mで道が開けた」今後はマラソンにも意欲/東京世界陸上
-
2025.09.15
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
-
2025.09.11
-
2025.09.13
-
2025.09.14
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.15
【高平慎士の視点】好調セヴィルの快勝に、点で合わせる難しさ感じた男子100m 日本勢は「大阪の苦戦」と重なる/東京世界陸上
9月14日に行われた東京世界陸上2日目の男子100m決勝。オブリク・セヴィル(ジャマイカ)が世界歴代10位タイの9秒77(+0.3)で初の金メダルに輝き、ケショーン・トンプソンとジャマイカ勢初のワンツーを占めた。連覇を狙 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/