HOME 駅伝

2025.02.15

順大が2連続4度目Vへ盤石布陣!日体大は後半勝負で王座奪還へ、初陣・大東大も強力/大学男女混合駅伝
順大が2連続4度目Vへ盤石布陣!日体大は後半勝負で王座奪還へ、初陣・大東大も強力/大学男女混合駅伝

V候補の順大。写真は前回大会のアンカーで逆転の優勝テープを切った小暮真緒

◇第5回全国大学対校男女混合駅伝(2月16日/大阪・ヤンマースタジアム長居及び長居公園内特設コース、6区間20km)

第5回全国大学対校男女混合駅伝が2月16日、大阪市のヤンマースタジアム長居及び長居公園内特設コース(6区間20km/3km、2km、5km、3km、2km、5km)で行われる。

2021年に大学駅伝では国内初の男女混合レースとして誕生したこの大会は、今回から大幅にリニューアル。招待制を取りやめ、前回大会の上位12校(選抜チームを除く)にシード権を付与した。また、残る8枠については世界陸連スコアリングテーブルを用いた記録審査により出場校を決定。これに伴い、出場資格も日本学連に所属する大学となり、門戸が全国に開かれることになった。

広告の下にコンテンツが続きます

オープン参加の関西学連選抜を含む21チームで新たな一歩を踏み出す、今大会の見どころを紹介する。

優勝候補は前回を含む3度の優勝を誇る順大。1区に日本インカレ3000m障害2連覇の村尾雄己、3区に3000m障害高校記録保持者の永原颯磨が入り、前回逆転Vの立役者となった小暮真緒が2年連続アンカーに入った。前回は序盤は苦戦したものの、隙のない布陣で連覇に挑む。

前回、順大に最終区で逆転を喫した2位の日体大は、後半3区間を重視。女子エース・山﨑りさ、男子駅伝主将・分須尊紀、尾方唯莉と4年生を配し、連覇を逃した前回の雪辱を期す。

前回過去最高の3位に入った城西大も、昨年の箱根駅伝8区出走の小田伊織、全日本大学女子駅伝3位メンバーの本澤美桜、石川苺と、学生駅伝で活躍する面々が名を連ねた。

記録審査を経て出場を決めた中では大東大が3区に24年度の男子主将・西代雄豪、4区にサラ・ワンジル、アンカーに野田真理耶と女子の両エースを登録した。第2回大会はエントリー後に欠場しており、これが初出場。一気に頂点をつかむか。

地元・関西勢も初優勝への意気込みがのぞく。前回4位の京産大は1区に中村光稀、3区に小嶋郁依斗のダブルエースを登録。女子も今季の学生駅伝経験者をそろえた。大学女子駅伝2冠の立命大は、アンカーに全日本Vテープを切った土屋舞琴、2区に富士山2区区間賞の森安桃風。男子区間で全日本1区の柏木優希らがどこまで粘れるかがカギとなりそう。

拓大は不破聖衣来は補欠に回ったものの、全日本、富士山で入賞を経験した女子が牽引する。東洋大は1区・馬場アンジェロ光、3区・永吉恭理で波に乗りたいところだろう。

このほか、立教大のアンカーには日本インカレ10000m覇者・小川陽香が入り、亜細亜大は1区に関東学生連合で今年の箱根駅伝に出走した片川祐大をエントリーした。

レースは12月16日12時10分にスタート。関西テレビ・フジテレビで12時から生中継される。

◇第5回全国大学対校男女混合駅伝(2月16日/大阪・ヤンマースタジアム長居及び長居公園内特設コース、6区間20km) 第5回全国大学対校男女混合駅伝が2月16日、大阪市のヤンマースタジアム長居及び長居公園内特設コース(6区間20km/3km、2km、5km、3km、2km、5km)で行われる。 2021年に大学駅伝では国内初の男女混合レースとして誕生したこの大会は、今回から大幅にリニューアル。招待制を取りやめ、前回大会の上位12校(選抜チームを除く)にシード権を付与した。また、残る8枠については世界陸連スコアリングテーブルを用いた記録審査により出場校を決定。これに伴い、出場資格も日本学連に所属する大学となり、門戸が全国に開かれることになった。 オープン参加の関西学連選抜を含む21チームで新たな一歩を踏み出す、今大会の見どころを紹介する。 優勝候補は前回を含む3度の優勝を誇る順大。1区に日本インカレ3000m障害2連覇の村尾雄己、3区に3000m障害高校記録保持者の永原颯磨が入り、前回逆転Vの立役者となった小暮真緒が2年連続アンカーに入った。前回は序盤は苦戦したものの、隙のない布陣で連覇に挑む。 前回、順大に最終区で逆転を喫した2位の日体大は、後半3区間を重視。女子エース・山﨑りさ、男子駅伝主将・分須尊紀、尾方唯莉と4年生を配し、連覇を逃した前回の雪辱を期す。 前回過去最高の3位に入った城西大も、昨年の箱根駅伝8区出走の小田伊織、全日本大学女子駅伝3位メンバーの本澤美桜、石川苺と、学生駅伝で活躍する面々が名を連ねた。 記録審査を経て出場を決めた中では大東大が3区に24年度の男子主将・西代雄豪、4区にサラ・ワンジル、アンカーに野田真理耶と女子の両エースを登録した。第2回大会はエントリー後に欠場しており、これが初出場。一気に頂点をつかむか。 地元・関西勢も初優勝への意気込みがのぞく。前回4位の京産大は1区に中村光稀、3区に小嶋郁依斗のダブルエースを登録。女子も今季の学生駅伝経験者をそろえた。大学女子駅伝2冠の立命大は、アンカーに全日本Vテープを切った土屋舞琴、2区に富士山2区区間賞の森安桃風。男子区間で全日本1区の柏木優希らがどこまで粘れるかがカギとなりそう。 拓大は不破聖衣来は補欠に回ったものの、全日本、富士山で入賞を経験した女子が牽引する。東洋大は1区・馬場アンジェロ光、3区・永吉恭理で波に乗りたいところだろう。 このほか、立教大のアンカーには日本インカレ10000m覇者・小川陽香が入り、亜細亜大は1区に関東学生連合で今年の箱根駅伝に出走した片川祐大をエントリーした。 レースは12月16日12時10分にスタート。関西テレビ・フジテレビで12時から生中継される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.05

ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!

ナイキは、快適さと楽しさを併せ持ったスタビリティシューズであるナイキ ストラクチャー プラスを発売することを発表した。 ナイキではロードランニングシューズをシンプルな3つのカテゴリー(ペガサス、ボメロ、ストラクチャー)に […]

NEWS パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

2025.12.04

パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]

NEWS 飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

2025.12.04

飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]

NEWS 世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

2025.12.04

世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

日本陸連は12月4日、米国・タラハシーで開催される世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日)のU20日本代表を発表した。 11月30日の京都陸協記録会内で行われた選考会の上位選手を中心に選考され、男子は今季のイン […]

NEWS 世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

2025.12.04

世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top