2025.02.07
第53回全日本実業団ハーフマラソンが2月9日、山口市の維新百年記念公園陸上競技場を発着点とする21.0975kmのコースで行われる。
1週間前の丸亀ハーフで太田智樹(トヨタ自動車)と篠原倖太朗(駒大)が、日本男子初の1時間切りを達成。ハーフへの注目度が増している。
男子の招待選手は前回3、7、10位に入った鈴木創士(安川電機)、西澤侑真(トヨタ紡織)、福谷颯太(黒崎播磨)の3人。鈴木は大阪ハーフを1時間4分59秒で走っているが、連戦なるか。全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では7区区間12位ながら区間新の力走だった。
注目は21年東京五輪10000m代表の伊藤達彦(Honda)。ハーフは東京国際大4年以来のレースだが、ニューイヤー駅伝では20km以上も走っている。近い将来、マラソン挑戦の布石となるだろうが、10000mや5000mで東京世界選手権を狙うためにも大事なレースになる。
ニューイヤー駅伝は2区で力走した今江勇人(GMOインターネットグループ)、同6区区間賞の嶋津雄大(同)らがエントリーしてい。1時間0分49秒の古賀淳紫(安川電機)、ニューイヤー駅伝で7区区間2位だった中山顕(Honda)あたりも上位候補に挙がる。
今年のトラックはもちろん、来季の駅伝挑戦に向けての第一歩にもなるだろう。
女子の招待選手は前回2位の吉薗栞(天満屋)、同5位の光恒悠里(十八親和銀行)。都道府県対抗女子駅伝9区区間賞と好調の川村楓(岩谷産業)、学生時代にワールドユニバーシティゲームズ代表になっている北川星瑠(ユニバーサル)らが上位候補か。川村は1週間前の丸亀ハーフで1時間8分58秒の自己新で走った。
10kmの部には、パリ五輪5000m代表の山本有真(積水化学)、安定感のある田浦英理歌(同)あたりも上位候補。昨年の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)で力走している高卒ルーキーの石川桜子(パナソニック)もどんな走りを見せるか。
レースは、ハーフマラソンは男子午前10時、女子午前10時05分、10kmは男子9時55分、女子10時10分にスタート予定。TBS系列で9日14時から録画にて放送される予定だ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.22
「体脂肪だけ独り歩きしてほしくない」100mH福部真子が警鐘 自身の経験から伝える月経と体重管理、体脂肪との向き合い方
「体脂肪のことだけが独り歩きしている感じがして…生理が止まっていると思われていそうで。中高生に悪影響を与えたくないんです。だからちゃんと伝えたいなって」 女子100mハードルの日本記録保持者で、パリ五輪セミファイナリスト […]
2025.05.22
【世界陸上プレイバック】―03年パリ―18歳・キプチョゲが大熱戦の5000mを制す 末續慎吾が200mで銅メダルの大偉業
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.05.22
JR九州・花谷そらが嗅神経芽細胞腫瘍を公表 「闘って完治してまた新たな花谷そらを」
JR九州の花谷そらが5月22日、嗅神経芽細胞腫瘍(きゅうしんけいがさいぼうしゅ)のステージ4の疾患があることを自身のSNSで公表した。 花谷は山口・聖光高出身。インターハイや全国高校駅伝への出場はなく、中国地区大会300 […]
2025.05.22
8月開催の日韓中ジュニア交流競技会代表 4/1~6/22の記録を対象に上位高校生から選考
日本陸連はこのほど、第33回日・韓・中ジュニア交流競技会(8月25日~27日/中国・内モンゴル自治区)の日本代表選手選考要項を公表した。 日・韓・中ジュニア交流競技会は日本、韓国、中国の3ヵ国で例年8月下旬に、持ち回りで […]
2025.05.22
個の力高い中大が最有力! 順大、大東大も戦力充実 前回上位・東海大、東洋大は!? 5月24日平塚決戦/全日本大学駅伝関東選考会展望
第57回全日本大学駅伝の関東学連推薦校選考会が5月24日に神奈川県平塚市のレモンガススタジアム平塚で行われる。昨年度の本大会で8位までに入った國學院大、駒大、青学大、創価大、早大、城西大、立教大、帝京大がシード権を獲得。 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析