2025.02.07
昨年12月に16歳ながら男子200mで20秒04(+1.5)をマークして世界中の注目を集めたガウト・ガウト(豪州)。1月にパリ五輪男子100m金メダリストのノア・ライルズ(米国)と数週間に渡ってトレーニングを行ったほか、ライルズに対して「東京(世界選手権)でノアを追い抜きたい」と語った。
ガウトは南スーダン出身の両親のもとに生まれ、14歳の時に100m10秒57で走ると、翌年には200mで20秒87を出して豪州ジュニア選手権で優勝を飾っている。
24年8月のU20世界選手権では200mで銀メダルを獲得。12月の豪州全校選手権で100m10秒04(+3.4)をマークし、200mの20秒04はウサイン・ボルト(ジャマイカ)が2003年にマークした16歳の年齢別世界歴代最高記録(20秒13)も塗り替え、大きな話題となった。
ガウトは1月末に渡米し、フロリダでライルズを教えるランス・ブラウマン・コーチの指導を受け、ライルズの走りを間近で体験したという。さらに、2月6日にはライルズとパリ五輪男子110mハードル金メダリストのグラント・ホロウェイ(米国)が司会を務めるポッドキャストに出演。1時間以上に渡ってトークをかわした。
すでにトレーニングを通して意気投合したというガウトとライルズ。ガウトが「自分はノアがいるポジションを目指すために、なんでもやるつもりだ」と話すと、ライルズも「それは嬉しいね。ガウトが僕のところに来て、『君の代わりになるよ』と言ってほしいよ」と笑顔で答えた。
ガウトは200mで今年9月の東京世界選手権の参加標準記録を突破済み。100mの公認ベストは10秒17だが、標準記録(10秒00)の突破は難しくないだろうと見られており、早くも注目選手の1人として挙げられている。
トークでは、東京世界選手権についても話題となり、ガウトは「(初めての)世界選手権は学ぶことが多く経験の場になると思うが、心の底ではメダルを獲得したいし、決勝でノアに追いついて、追い抜きたいと思っている」と語った。それを受けてライルズも「僕についてこいよ」と若きホープの挑戦に、激励の言葉を掛けた。
ガウトは3月13日から16日のクイーンズランド選手権(豪州・ブリスベン)で今季初戦を迎える予定だという。
【動画】ライルズ、ホロウェイがガウトにロングインタビュー!
https://youtu.be/hJonXfX73ps?si=28j8sAved6uUgrOhRECOMMENDED おすすめの記事
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