HOME 国内

2025.02.02

「丸亀を新たなスタートに」 加世田梨花が1時間7分53秒で日本人トップの5位/丸亀ハーフ
「丸亀を新たなスタートに」 加世田梨花が1時間7分53秒で日本人トップの5位/丸亀ハーフ

25年丸亀ハーフマラソンで女子日本人トップとなった加世田梨花

◇香川丸亀国際ハーフマラソン(2月2日/香川・丸亀)

第77回香川丸亀国際ハーフマラソンが行われ、女子は1位オマレ・ドルフィン・ニャボケ(ユニクロ/ケニア)が大会新記録の1時間6分05秒で優勝した。加世田梨花(ダイハツ)が日本歴代4位の1時間7分53秒で日本人トップの5位に入った。

レースを終えた加世田の表情は明るかった。「しっかり(1時間)7分台という目標をクリアできたので、今の力はしっかりと結果で表すことができました」と振り返った。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年の名古屋ウィメンズマラソン後は「一度陸上から離れたこともあった苦しいシーズンでした」と吐露。「調子を戻してこられて、丸亀を新たなスタートとする走りができました」と前を向けるようになった。

ここ2、3年はアキレス腱の痛みを抱えながらの練習が続いた。しかし、治療やリハビリの結果、「痛みもあまり出ずにトレーニングが継続できています。それがこの走りにつながりました」と話す。

1月22日に小林渉(NTT西日本)との結婚発表後、初のレースとなった。「一緒に頑張りたいと思って、やっと前を向いて2人で高い目標に向かって切磋琢磨する関係になれてきています。お互いに支え合って、頑張っていきたいです」と笑う。

3月の名古屋でマラソンに挑む。「この前の大阪の記録は絶対に超えないといけないですし、2時間20分は切っていかないといけません。さらに調子を上げて、自己ベストを大幅に更新できる走りがしたいです」。23年ブダペスト世界選手権代表の実力者が、再び代表切符に挑戦する。

◇香川丸亀国際ハーフマラソン(2月2日/香川・丸亀) 第77回香川丸亀国際ハーフマラソンが行われ、女子は1位オマレ・ドルフィン・ニャボケ(ユニクロ/ケニア)が大会新記録の1時間6分05秒で優勝した。加世田梨花(ダイハツ)が日本歴代4位の1時間7分53秒で日本人トップの5位に入った。 レースを終えた加世田の表情は明るかった。「しっかり(1時間)7分台という目標をクリアできたので、今の力はしっかりと結果で表すことができました」と振り返った。 昨年の名古屋ウィメンズマラソン後は「一度陸上から離れたこともあった苦しいシーズンでした」と吐露。「調子を戻してこられて、丸亀を新たなスタートとする走りができました」と前を向けるようになった。 ここ2、3年はアキレス腱の痛みを抱えながらの練習が続いた。しかし、治療やリハビリの結果、「痛みもあまり出ずにトレーニングが継続できています。それがこの走りにつながりました」と話す。 1月22日に小林渉(NTT西日本)との結婚発表後、初のレースとなった。「一緒に頑張りたいと思って、やっと前を向いて2人で高い目標に向かって切磋琢磨する関係になれてきています。お互いに支え合って、頑張っていきたいです」と笑う。 3月の名古屋でマラソンに挑む。「この前の大阪の記録は絶対に超えないといけないですし、2時間20分は切っていかないといけません。さらに調子を上げて、自己ベストを大幅に更新できる走りがしたいです」。23年ブダペスト世界選手権代表の実力者が、再び代表切符に挑戦する。

女子ハーフマラソン日本歴代10傑

1時間6分38秒 新谷仁美(積水化学)   20年 1時間7分26秒 福士加代子(ワコール)  06年 1時間7分43秒 野口みずき(シスメックス)06年 1時間7分53秒 加世田梨花(ダイハツ)  25年 1時間7分55秒 鈴木亜由子(日本郵政グループ) 19年 1時間8分03秒 五島莉乃(資生堂)    22年 1時間8分11秒 赤羽有紀子(ホクレン)  08年 1時間8分13秒 安藤友香(ワコール)   22年 1時間8分21秒 吉薗栞(天満屋)     24年 1時間8分25秒 伊澤菜々花(スターツ)  24年

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

京山は中西彩葉が1区、下田千紗都が5区 男山三、黒石野もエースを3km区間に起用 全中1500mVの是枝愛香は1区に/全中駅伝・女子

第33回全国中学駅伝は12月14日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。13日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区と5区が3km。2区、3区、4区が2kmで実施され […]

NEWS 中京は出田隆之助をアンカーに 稲美北・中川悠聖が1区 /全中駅伝・男子

2025.12.13

中京は出田隆之助をアンカーに 稲美北・中川悠聖が1区 /全中駅伝・男子

第33回全国中学駅伝は12月14日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。13日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 男子は6区間各3kmで実施。全区間が同じ距離設定のため、各チ […]

NEWS 日本学連の勲功章授与 ワールドユニバーシティゲームズ金メダリスト称える

2025.12.13

日本学連の勲功章授与 ワールドユニバーシティゲームズ金メダリスト称える

日本学生陸上競技連合は12月13日、都内で令和7年勲功章授与式を開いた。 この賞は国際大会で顕著な活躍をした学生や世界記録を樹立した学生らを称えるもので、例年は日本インカレ開催時に授与していたが、今年は東京世界選手権の兼 […]

NEWS 7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定

2025.12.13

7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定

ホクレン・ディスタンスチャレンジ2026の開催日が12月12日に発表された。 2025年は6月と7月に開催されたが、来年は例年通り7月の開催。7月4日の千歳大会を皮切りに、8日の網走大会、11日の北見大会、15日の深川大 […]

NEWS 國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」

2025.12.12

國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」

ライフネット生命保険株式会社は12月12日、昨年から結んでいる國學院大陸上競技部とのスポンサーシップ契約を延長したと発表した。 2008年に開業したライフネット生命は、オンライン生保のリーディングカンパニーとして知られる […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top