HOME 高校

2025.01.13

ダイヤモンドアスリート中谷魁聖 2025年の目標はシニアの国際舞台「2m30跳びたい」
ダイヤモンドアスリート中谷魁聖 2025年の目標はシニアの国際舞台「2m30跳びたい」

トレーニングをこなす中谷魁聖

U20世代トップクラスの選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が1月13日、東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで報道陣に公開された。

男子走高跳で2度高校記録を更新し、2m25まで伸ばした日本陸連のダイヤモンドアスリート・中谷魁聖(福岡第一高3)。昨年は高校記録更新やインターハイ優勝に加え、U20世界選手権では銅メダルを獲得している。そして、今季は「東京世界陸上出場」とシニアの国際舞台という大きな目標を掲げている。

参加標準記録は2m33と決して簡単な高さではない。だが、昨夏のU20世界選手権帰国後から、今秋の東京世界選手権を口にしていた中谷。まずは記録水準を上げて、標準記録に届かずともワールドランキングでの出場を狙っている。

広告の下にコンテンツが続きます

そのために今季掲げる記録は「2m30を目標に頑張っていきたいです」と中谷。1992年に君野貴弘(順大)がマークしたU20日本記録(2m29)を33年ぶり更新を狙う。

その高さに到達するため、課題はしっかりと整理している。「横に流れるような跳躍をしてるので、そこをもっと上に力を変換できるようにしていきたいです」。少しずつ修正を重ね、2月上旬の日本選手権室内ではシニアの走高跳に出場する予定。「3位以内入りたい」と、意気込む。

春からは元日本記録(2m33)保持者の醍醐直幸氏がコーチを務める東海大に進学。「進学の決め手は、(醍醐コーチが)リードレッグの使い方がすごくうまくて、なめらかなクリアランスする選手だったからです。自分にとっては足りていない部分」と理由を口にした。

小学校から中学の途中までは走幅跳がメイン。そこから走高跳を始め、高校入学時は「2mを跳びたい」だったそうだが、大きく飛躍して高校記録保持者となった。そんなジャンパーが目指すシニアの世界選手権。中谷はさらなる成長曲線を描いてその舞台に立つつもりだ。

U20世代トップクラスの選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が1月13日、東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで報道陣に公開された。 男子走高跳で2度高校記録を更新し、2m25まで伸ばした日本陸連のダイヤモンドアスリート・中谷魁聖(福岡第一高3)。昨年は高校記録更新やインターハイ優勝に加え、U20世界選手権では銅メダルを獲得している。そして、今季は「東京世界陸上出場」とシニアの国際舞台という大きな目標を掲げている。 参加標準記録は2m33と決して簡単な高さではない。だが、昨夏のU20世界選手権帰国後から、今秋の東京世界選手権を口にしていた中谷。まずは記録水準を上げて、標準記録に届かずともワールドランキングでの出場を狙っている。 そのために今季掲げる記録は「2m30を目標に頑張っていきたいです」と中谷。1992年に君野貴弘(順大)がマークしたU20日本記録(2m29)を33年ぶり更新を狙う。 その高さに到達するため、課題はしっかりと整理している。「横に流れるような跳躍をしてるので、そこをもっと上に力を変換できるようにしていきたいです」。少しずつ修正を重ね、2月上旬の日本選手権室内ではシニアの走高跳に出場する予定。「3位以内入りたい」と、意気込む。 春からは元日本記録(2m33)保持者の醍醐直幸氏がコーチを務める東海大に進学。「進学の決め手は、(醍醐コーチが)リードレッグの使い方がすごくうまくて、なめらかなクリアランスする選手だったからです。自分にとっては足りていない部分」と理由を口にした。 小学校から中学の途中までは走幅跳がメイン。そこから走高跳を始め、高校入学時は「2mを跳びたい」だったそうだが、大きく飛躍して高校記録保持者となった。そんなジャンパーが目指すシニアの世界選手権。中谷はさらなる成長曲線を描いてその舞台に立つつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.09

パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場

愛知県名古屋市の瑞穂公園を管理する株式会社瑞穂LOOP-PFIは12月9日、建て替えを進めたパロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日に一般供用を開始すると発表した。 発表によると、約30000席の全席が屋根で覆われると […]

NEWS サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール

2025.12.08

サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール

有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]

NEWS U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

2025.12.08

U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]

NEWS 富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top