2025.01.13
パナソニックは1月12日付で信櫻空が退部したと発表した。
信櫻は地元神奈川出身の23歳。川崎橘高(神奈川)時代にはインターハイ1500m7位、3000m決勝進出、国体3000m5位など活躍し、2020年にパナソニックに入部した。スピードを武器に23年日本選手権1500mでは3位。全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)にはルーキーイヤーから昨年まで連続で出走し、23、24年は1区6位と好走している。昨年12月には5000mで15分26秒95の自己新。10000mやハーフマラソンにも挑戦している。
退部にあたり「地元神奈川県のチームというのもあり、学生時代からのあこがれでずっと夢にみていた存在でした。初めてブルーのジャージに袖を通した時の喜びは今でも鮮明に覚えています」とチームへの思いをつづり、「大好きな陸上競技に集中できる素晴らしい環境の下、私自身想像もしていなかった景色をいろんな場所でたくさん見させていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。
その上で、「目指している姿には到底及んでいません」「次なる環境で自分らしく陸上競技に取り組み、理想に向かって上を目指し続けたいと思っています」と競技続行の意向を持っているという。
パナソニックは1987年に創部。2017年、18年にはクイーンズ駅伝を連覇している。昨年のクイーンズ駅伝は4位だった。
パナソニックを退部した信櫻空のコメント全文
日頃より温かいご声援ありがとうございます。 この度、パナソニック女子陸上競技部を退部する事を決断いたしました。 私にとってパナソニックエンジェルスは、地元神奈川県のチームというのもあり、学生時代からの憧れでずっと夢にみていた存在でした。初めてブルーのジャージに袖を通した時の喜びは今でも鮮明に覚えています。 実際に約5年間の在籍中は大好きな陸上競技に集中できる素晴らしい環境の下、私自身想像もしていなかった景色を色んな場所で沢山見させていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。憧れのパナソニックエンジェルスの一員として画面越しに見てきた先輩方と襷を繋ぎ、パナソニック大応援団の中で仙台の地を走る事ができクイーンズ駅伝では毎年幸せを感じていました。 5年間の成果や経験もそうですが、何よりもチームメイト、引退されている先輩方、スタッフ、会社の皆様、トレーナー、訪れた遠征先の方々、本当に沢山の縁に恵まれ、素晴らしい方々に出逢えたことが1番の財産です。 パナソニックブルーのユニフォームで競技をする事ができたことは本当に誇らしく悔いは無いのですが、競技者として目指している姿には到底及んでいません。私自身がエンジェルスに憧れを持ったように、今後は私の存在で沢山の方々に夢や元気を与え笑顔になってもらえる様に、感謝の気持ちを伝えられる様に、次なる環境で自分らしく陸上競技に取り組み、理想に向かって上を目指し続けたいと思っています。この5年間でほんの少しでも私自身が、パナソニックにとって意味あるものになっていたら嬉しく思います。 在籍中は沢山の温かい応援、ご支援、本当にありがとうございました。RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.28
2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施
-
2025.12.27
-
2025.12.22
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.28
2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施
愛知陸協は、26年2月21日に名古屋市で第15回愛知競歩競技会を行うと発表した。 愛知競歩競技会は、これまでパロマ瑞穂北陸上競技場や知多運動公園陸上競技場(Bフードサイエンス1969知多スタジアム)などトラックで実施され […]
2025.12.28
箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 トップ選手が集まる駒大で代名詞が 駒大・伊藤蒼唯(4年)の代名詞は「 […]
2025.12.28
箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「花の2区」で2度の爆走 箱根駅伝で、黒田朝日(4年)は、「花の2区 […]
2025.12.28
トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]
2025.12.28
ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導
男子ハンマー投のA.ボンダルチュク氏(ソ連/ウクライナ)が亡くなった。85歳だった。 ボンダルチュク氏は1972年のミュンヘン五輪の金メダリスト。1969年に当時の世界記録75m48を投げ、史上初めて75m台を記録した選 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
