2025.01.02
◇第101回箱根駅伝・往路(東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km)
第101回箱根駅伝の往路が行われ、青学大が5時間20分01秒で2年連続7回目の往路優勝を果たした。
青学大は1区の宇田川瞬矢(3年)が区間10位と少し出遅れ、2区の黒田朝日(3年)も一時は12位まで順位を落としたが、黒田は区間の後半からペースアップ。区間新(区間3位)の力走で3位で3区につないだ。
3区の鶴川正也(4年)が区間4位でつなぐと、4区で太田蒼生(4年)が区間賞で2位に浮上。トップの中大と45秒差でスタートした若林宏樹(4年)が9.5kmで逆転。その勢いを最後まで維持し、1時間9分11秒の区間新記録で優勝に花を添えた。また往路総合記録の5時間20分01秒は歴代2位の好タイムだった。
1区・吉居駿恭(3年)の区間賞からトップを独走した中大は、3区の本間颯(2年)が区間1位と快走。最後は青学大にかわされたものの、青学大から1分47秒差の2位でフィニッシュした。
3位の早大は94回大会(2018年)以来のトップ3。2区終了時点の11位から徐々に順位を上げると、5区では工藤慎作(2年)が区間歴代3位(区間2位)の快走を見せ、6位から3人を抜いている。
優勝候補に挙げられていた駒大は5人全員が区間6位以内と安定した成績を残したが、ライバルの青学大とは3分16秒差の4位どまり。明日の復路での巻き返しを狙う。
2区の吉田響(4年)が13人抜きを達成した創価大が5位。3区ではスティーブン・ムティーニが区間2位でチームを一時2位に押し上げた。また、駒大とともに三強の一角と見られていた國學院大は、勝負どころで苦戦して6位に止まった。前回3位の城西大は5区の斎藤将也(3年)が区間3位と気を吐き、7位でフィニッシュした。
63年ぶりのシード権獲得を目指す立教大が往路8位と第41回大会(1965年)の5位以来の好成績。2区・馬場賢人(3年)、5区・山本羅生(4年)がともに区間ひとケタ順位と力走が光った。
往路で4人が選手交代となった東洋大が9位、2区終了時点で18位だった日体大が3区以降に盛り返して10位。以下、東京国際大、中央学大、順大、帝京大と続き、8位の立教大から14位の帝京大までが2分01秒と、復路でのシード権争いは混戦模様となっている。
また、2区では東京国際大のリチャード・エティーリ(2年)が1時間5分31秒と、4年前にイェゴン・ヴィンセント(東京国際大/現・Honda)が打ち立てた区間記録を18秒更新した。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.12
月刊陸上競技2025年12月号
-
2025.11.12
-
2025.11.10
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.12
月刊陸上競技2025年12月号
Contents EKIDEN REVIEW 全日本大学駅伝 駒大 最多V17! 王者の帰還。 追跡 藤田敦史監督が語る「勝つべくして勝った試合」 中大、青学大がトップスリー 学生駅伝Close-up 國學院大 出雲V2 […]
2025.11.12
日本陸連アスレティックスアワード 新人賞に古賀ジェレミー、清水空跳、坂ちはる、小林香菜の4人が選出
日本陸連は年間表彰式となるアスレティックス・アワード2025の受賞者一覧を発表した。 「2025年の活躍が顕著であり、将来が期待される競技者」に与えられる新人賞には日本陸連、東京運動記者クラブからそれぞれ男女1名ずつ、計 […]
2025.11.12
日本陸連アワード優秀選手賞に勝木隼人、藤井菜々子、村竹ラシッド、山西利和がノミネート!11/29にMVP発表
日本陸連は年間表彰式となるアスレティックス・アワード2025の受賞者一覧を発表した。 「2025年において優秀な成績を収めた競技者」を表彰する優秀選手賞にノミネートしたのは、男子35km競歩の勝木隼人(自衛隊体育学校)、 […]
2025.11.12
ホノルルマラソンに堀尾謙介、神野大地がエントリー ソウル五輪代表・浅井えり子さんも出場
11月12日、ホノルルマラソンの事務局は、12月14に日に開催される「JALホノルルマラソン2025」に堀尾謙介と神野大地(ともにM&Aベストパートナーズ)がエントリーしたことを発表した。 堀尾は22年の東京で […]
2025.11.12
現代の駅伝ランナーのためにデザインされたナイキの「EKIDEN PACK」コレクションが登場!
ナイキは11月12日、2025-2026年の駅伝シーズンに向け、⽇本のランナーからインスピレーションを受けてデザインされた「EKIDEN PACK」コレクションを発売することを発表した。 駅伝シーズンを象徴する存在として […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025