2024.12.25
SUBARUが来春に加入する新入社員を発表し、石田洸介(東洋大)と小暮栄輝(創価大)の2名がチームに加わることがわかった。
石田は福岡県出身。中学では1年時から全国大会で優勝を飾り、3年次には全中で1500m、3000mの2冠を達成した。さらに10月には3000m8分17秒84の中学記録(当時)を樹立。群馬・東農大二高では不調にあえいだ時期もあったが、3年で迎えた2020年には、コロナ禍にもかかわらず5000mで13分36秒89、13分34秒74と、従来の高校記録を16年ぶりに2度も塗り替えた。
東洋大に進学すると、1年目から学生駅伝に出場し、出雲駅伝5区、全日本大学駅伝4区で区間賞を獲得。一時、競技から離れるなど苦しい期間を過ごしたものの、今季は6月の全日本大学駅伝関東地区選考会では組トップと存在感を示している。
その後アキレス腱痛もあり、全日本は6区区間21位と本来の走りは出せなかったが、最後の箱根に向け、「どの区間に選ばれても、チームのために走りたいです」と意気込んでいる。
小暮は栃木県出身。石田とは対照的に群馬・樹徳高までは全国的な活躍はなかったものの、大学で徐々に力をつけ、23年日本インカレ10000mで日本人2番手の9位と好走した。学生駅伝デビュー戦となった今年10月の出雲は6区区間6位でチームの4位入賞に貢献。さらに全日本でも1区区間3位とロードで強さを見せている。
SUBARUはニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝対抗駅伝)のコースの一部となっている群馬県太田市を拠点として、1998年に創部(当時は富士重工業)。ニューイヤー駅伝には過去23回の出場を誇り、22年にはチーム最高となる2位に入った。今季は4月に3000m障害の三浦龍司が加入。8月のパリ五輪では8位入賞を果たしている。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
-
2025.11.26
-
2025.11.26
-
2025.11.25
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
2025.11.27
古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定
日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]
2025.11.27
岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者
富士通は11月27日、女子競歩の岡田久美子の現役引退を発表した。かねてより「今季が本当の集大成」と話していたが、正式に発表となった。 岡田は埼玉県出身。1991年生まれの34歳で、大迫傑(リーニン)、飯塚翔太(ミズノ)、 […]
2025.11.26
熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導
熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025