2020.10.31

【駅伝】東海大、青学大、駒大の指揮官が「優勝」を公言/全日本大学駅伝前日会見
【駅伝】東海大、青学大、駒大の指揮官が「優勝」を公言/全日本大学駅伝前日会見

「連覇」に向けて自信を深めている東海大の両角速駅伝監督(左端)。その右はキーマンとして挙げられた名取燎太(写真は前回大会)

11月1日に開催される全日本大学駅伝の前日会見が31日にオンラインで行われ、前回1位から3位までに入った東海大、青学大、駒大の指揮官が出席した。

広告の下にコンテンツが続きます

まず今大会のテーマを聞かれ、前回王者の東海大・両角速駅伝監督と同3位の駒大・大八木弘明監督は「感謝と恩返し」と回答。前回2位の青学大・原晋監督は「コロナに負けるな大作戦」と、恒例の作戦名を発表した。目標順位は3者とも「優勝」を明言し、東海大は連覇を、青学大は2年ぶり、駒大は6年ぶりの頂点へ自信を持っている様子だった。

優勝へのカギを握る選手として、両角監督は「アンカーの名取(燎太)」、原監督は「2区、3区に入った三大駅伝初出場の2人(近藤幸太郎、中村唯翔)」、大八木監督は「1年生」をピックアップ。原監督と大八木監督は「明治大学」を警戒しているチームとして挙げ、原監督は「早稲田大学も前半はトップに立つ可能性がある」とレース展開を予想した。

2年前から1区~7区の区間距離が変更となり、終盤の7区(17.6km)、8区(19.7km)が長距離区間として重要視されるようになった。両角監督は「トップと30秒差であれば、(8区の)名取なら十分逆転可能」と話し、これに返すかたちで原監督は「アンカーまでに最低30秒はリードがほしい」とコメント。大八木監督も最終8区には自信を持っているようで、「(トップと)30秒くらいだったら何とかしてくれるかな。(東海大の)名取君と同じくらいでタスキを受けたら面白いレースができる」と話した。

各校の区間エントリーはすでに発表されているが、当日に選手変更が可能。各チーム主力選手を補欠に配置して様子をうかがっており、指揮官が描いている区間戦略に注目が集まる。レースは明日の朝8時05分にスタートする。

広告の下にコンテンツが続きます

■秩父宮賜杯 第52回全日本大学駅伝対校選手権大会
11月1日 熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前  8区間 106.8km
大会HP
区間エントリーはこちら
みどころ【展望】東海大の連覇か、青学大と駒大の王座返り咲きか、〝3強〟を早大、順大らが追う/第52回全日本大学駅伝

■シード校(前回上位8校)
東海大学     7大会連続33回目
青山学院大学   8大会連続10回目
駒澤大学    25大会連続27回目
東京国際大学   2大会連続 2回目
東洋大学    13大会連続28回目
早稲田大学   14大会連続26回目
國學院大學    6大会連続 8回目
帝京大学     6大会連続13回目

■北海道
札幌学院大学   3大会連続27回目
■東北
東北大学    2大会ぶり14回目
■関東
日本大学     2大会ぶり41回目
中央学院大学   8大会連続14回目
明治大学    13大会連続14回目
順天堂大学    4大会連続25回目
山梨学院大学   3大会ぶり31回目
日本体育大学   3大会連続42回目
城西大学     4大会連続9回目
■北信越
信州大学    5大会ぶり14回目
■東海
皇學館大学   4大会連続4回目
■関西
立命館大学   20大会連続32回目
関西学院大学   2大会連続10回目
京都産業大学   8大会連続48回目
びわこ学院大学   初出場
■中国四国
広島経済大学  2大会ぶり23回目
■九州
日本文理大学  4大会ぶり10回目

「連覇」に向けて自信を深めている東海大の両角速駅伝監督(左端)。その右はキーマンとして挙げられた名取燎太(写真は前回大会) 11月1日に開催される全日本大学駅伝の前日会見が31日にオンラインで行われ、前回1位から3位までに入った東海大、青学大、駒大の指揮官が出席した。 まず今大会のテーマを聞かれ、前回王者の東海大・両角速駅伝監督と同3位の駒大・大八木弘明監督は「感謝と恩返し」と回答。前回2位の青学大・原晋監督は「コロナに負けるな大作戦」と、恒例の作戦名を発表した。目標順位は3者とも「優勝」を明言し、東海大は連覇を、青学大は2年ぶり、駒大は6年ぶりの頂点へ自信を持っている様子だった。 優勝へのカギを握る選手として、両角監督は「アンカーの名取(燎太)」、原監督は「2区、3区に入った三大駅伝初出場の2人(近藤幸太郎、中村唯翔)」、大八木監督は「1年生」をピックアップ。原監督と大八木監督は「明治大学」を警戒しているチームとして挙げ、原監督は「早稲田大学も前半はトップに立つ可能性がある」とレース展開を予想した。 2年前から1区~7区の区間距離が変更となり、終盤の7区(17.6km)、8区(19.7km)が長距離区間として重要視されるようになった。両角監督は「トップと30秒差であれば、(8区の)名取なら十分逆転可能」と話し、これに返すかたちで原監督は「アンカーまでに最低30秒はリードがほしい」とコメント。大八木監督も最終8区には自信を持っているようで、「(トップと)30秒くらいだったら何とかしてくれるかな。(東海大の)名取君と同じくらいでタスキを受けたら面白いレースができる」と話した。 各校の区間エントリーはすでに発表されているが、当日に選手変更が可能。各チーム主力選手を補欠に配置して様子をうかがっており、指揮官が描いている区間戦略に注目が集まる。レースは明日の朝8時05分にスタートする。 ■秩父宮賜杯 第52回全日本大学駅伝対校選手権大会 11月1日 熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前  8区間 106.8km 大会HP 区間エントリーはこちら みどころ【展望】東海大の連覇か、青学大と駒大の王座返り咲きか、〝3強〟を早大、順大らが追う/第52回全日本大学駅伝 ■シード校(前回上位8校) 東海大学     7大会連続33回目 青山学院大学   8大会連続10回目 駒澤大学    25大会連続27回目 東京国際大学   2大会連続 2回目 東洋大学    13大会連続28回目 早稲田大学   14大会連続26回目 國學院大學    6大会連続 8回目 帝京大学     6大会連続13回目 ■北海道 札幌学院大学   3大会連続27回目 ■東北 東北大学    2大会ぶり14回目 ■関東 日本大学     2大会ぶり41回目 中央学院大学   8大会連続14回目 明治大学    13大会連続14回目 順天堂大学    4大会連続25回目 山梨学院大学   3大会ぶり31回目 日本体育大学   3大会連続42回目 城西大学     4大会連続9回目 ■北信越 信州大学    5大会ぶり14回目 ■東海 皇學館大学   4大会連続4回目 ■関西 立命館大学   20大会連続32回目 関西学院大学   2大会連続10回目 京都産業大学   8大会連続48回目 びわこ学院大学   初出場 ■中国四国 広島経済大学  2大会ぶり23回目 ■九州 日本文理大学  4大会ぶり10回目

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.04.26

パリに向けてナイキが2024年の各国代表ユニフォームを発表!

ナイキは”Nike On Air”イベントを開催し、トップアスリートたちとともに、2024年の各国の代表ユニフォームを発表した。 陸上界では米国をはじめ、ドイツ、英国、ケニアなど強豪国がナイキとパ […]

NEWS 17年世界選手権800m金のボスがドーピング居場所情報義務違反で資格停止処分 昨年12月に現役引退

2024.04.26

17年世界選手権800m金のボスがドーピング居場所情報義務違反で資格停止処分 昨年12月に現役引退

2017年ロンドン世界選手権男子800m金メダルのP.A.ボス(フランス)がドーピング違反のため、フランスのアンチ・ドーピング機構から16ヵ月間の資格停止処分を受けることが4月26日までにわかった。22年9月から23年6 […]

NEWS ミズノが短距離スパイク「CHRONO INX NEO JAPAN」を発売! シリーズ初の厚底仕様

2024.04.26

ミズノが短距離スパイク「CHRONO INX NEO JAPAN」を発売! シリーズ初の厚底仕様

ミズノは4月26日、短距離スパイク「CHRONO INX NEO JAPAN」を発売することを発表した。 リオ五輪4×100mリレー銀メダリストの飯塚翔太(ミズノ)と共同開発したというスパイクは、高反発素材『MIZUNO […]

NEWS 駒大・大八木総監督が世界を目指し「Ggoat」始動! 田澤廉、佐藤圭汰ら駒大OB・現役学生に太田智樹も参加

2024.04.26

駒大・大八木総監督が世界を目指し「Ggoat」始動! 田澤廉、佐藤圭汰ら駒大OB・現役学生に太田智樹も参加

駒大総監督の大八木弘明氏が選手とともに世界を目指すアスリートプロジェクト「Ggoat」が4月26日に発足し、SNSを通じて発表した。 昨年春に駒大の監督を退任し、総監督の立場になった大八木氏は、駒大チーム内に国際舞台を目 […]

NEWS 九州実業団毎日駅伝の開催地が大分県佐伯市に変更  7区間約89kmの周回コースを予定

2024.04.26

九州実業団毎日駅伝の開催地が大分県佐伯市に変更 7区間約89kmの周回コースを予定

九州実業団連盟は4月26日、これまで福岡県北九州市で行われてきた九州実業団毎日駅伝を今年度から大分県佐伯市で行うことを発表した。 同大会は1964年に始まり、第1回大会は福岡県で開催。その後、大分市から臼杵市を折り返すコ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top