HOME 海外

2024.10.27

ケジェルチャがハーフマラソンで世界新! キプリモの記録を3年ぶり塗り替える57分30秒 女子ゲティチも歴代2位の1時間3分04秒/バレンシアハーフ
ケジェルチャがハーフマラソンで世界新! キプリモの記録を3年ぶり塗り替える57分30秒 女子ゲティチも歴代2位の1時間3分04秒/バレンシアハーフ

24年5月のAdizero Road to Recordで優勝したケジェルチャ

10月27日、バレンシア・ハーフマラソンがスペインで行われ、男子ではY.ケジェルチャ(エチオピア)が57分30秒の世界新記録で優勝した。従来の世界記録は2021年のリスボンでJ.キプリモ(ウガンダ)が樹立した57分31秒で、これを3年ぶりに塗り替えた。

ドーハ世界選手権10000mで銀メダリストのケジェルチャは27歳。世界選手権では15年北京以来5大会連続で入賞しており、パリ五輪では10000m6位に入っている。今年は10000mで26分31秒01をマークしたほか、近年はロードにも注力しており、昨年のこの大会では57分41秒、今年3月には10kmで世界歴代3位の26分37秒で走っている。

広告の下にコンテンツが続きます

この日は、雨が降り路面が濡れるコンディションのなか、5kmを世界記録ペースと同じ13分38秒で入ると、10kmを27分12秒とペースアップ。15kmは40分57秒とやや遅れたが、16km以降を独走ににも関わらずピッチを速めて、快挙につなげた。2位のD.マテイコ(ケニア)が58分17秒で47秒差をつける快勝となり、今後のマラソン挑戦に向けても明るい材料となった。

また、女子でもA.ゲティチ(ケニア)が1時間3分04秒の世界歴代2位の好タイムで優勝。2位のF.テスファイ(エチオピア)が1時間3分21秒、3位のL.カサイト(ケニア)が1時間3分32秒と、いずれも世界歴代3位、4位で相次いで1時間3分台をマークした。

10月27日、バレンシア・ハーフマラソンがスペインで行われ、男子ではY.ケジェルチャ(エチオピア)が57分30秒の世界新記録で優勝した。従来の世界記録は2021年のリスボンでJ.キプリモ(ウガンダ)が樹立した57分31秒で、これを3年ぶりに塗り替えた。 ドーハ世界選手権10000mで銀メダリストのケジェルチャは27歳。世界選手権では15年北京以来5大会連続で入賞しており、パリ五輪では10000m6位に入っている。今年は10000mで26分31秒01をマークしたほか、近年はロードにも注力しており、昨年のこの大会では57分41秒、今年3月には10kmで世界歴代3位の26分37秒で走っている。 この日は、雨が降り路面が濡れるコンディションのなか、5kmを世界記録ペースと同じ13分38秒で入ると、10kmを27分12秒とペースアップ。15kmは40分57秒とやや遅れたが、16km以降を独走ににも関わらずピッチを速めて、快挙につなげた。2位のD.マテイコ(ケニア)が58分17秒で47秒差をつける快勝となり、今後のマラソン挑戦に向けても明るい材料となった。 また、女子でもA.ゲティチ(ケニア)が1時間3分04秒の世界歴代2位の好タイムで優勝。2位のF.テスファイ(エチオピア)が1時間3分21秒、3位のL.カサイト(ケニア)が1時間3分32秒と、いずれも世界歴代3位、4位で相次いで1時間3分台をマークした。

【動画】男子ハーフマラソンで世界新を樹立したケジェルチャ

ハーフマラソン世界歴代10傑

●男子 57.30 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024.10.27 57.31 J.キプリモ(ウガンダ)    2021.11.21 57.32 K.カンディエ(ケニア)    2020.12. 6 57.41 H.ゲブルヒウェト (エチオピア)2023.10.22 57.49 R.キプルト(ケニア)     2020.12. 6 57.50 S.バレガ(エチオピア)    2023.10.22 57.59 A.ムティソ(ケニア)     2020.12. 6 58.01 G.カムウォロル(ケニア)   2019. 9.15 58.05 S.サウェ(ケニア)      2024. 9.15 58.07 A.キプチュンバ(ケニア)   2021.10.24 ●女子 1.02.52 L.ギデイ(エチオピア)    2021.10.24 1.03.04 A.ゲティチ(ケニア)     2024.10.27 1.03.21 F.テスファイ(エチオピア)  2024.10.27 1.03.32 L.カサイト(ケニア)     2024.10.27 1.03.51 Y.イェフアラウ(エチオピア) 2021.10.24 1.04.02 R.チェプンゲティチ(ケニア) 2021. 4. 4 1.04.14 G.ゲブルジハイル(エチオピア)2022. 2.19 1.04.14 E.タイェ(エチオピア)    2024.10.27 1.04.22 H.オビリ(ケニア)      2022. 2.19 1.04.29 J.ジェプコスゲイ(ケニア)  2024. 2.11

次ページ:

ページ: 1 2 3

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.15

青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NDG)の1日目が6月14日に行われ、雨のなか、各組で好レースが繰り広げられた。 男子10000mでは2組で1着(28分53 […]

NEWS 中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

2025.06.15

中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

6月14日にオーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」の5000mに中大の溜池一太(4年)とルーキー・濵口大和が出場し、溜池は13分25秒11の自己新、濵口も13分37秒54のセカンドベストを […]

NEWS 3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

2025.06.15

3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

男子3000m障害の青木涼真(Honda)が6月14日、オーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」に出場し、8分23秒58で3位に入った。 青木は一昨年のU23欧州王者であるA.キヤダ(スペイ […]

NEWS 1500m黒田六花が初V!「悩んだ時期もあったけと…」男子4継は日大東北が大会タイで制す/IH東北

2025.06.15

1500m黒田六花が初V!「悩んだ時期もあったけと…」男子4継は日大東北が大会タイで制す/IH東北

◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム)2日目 広島インターハイを懸けた東北地区大会の2日目が行われ、女子1500mは黒田六花(仙台育英2宮城)が4分18秒73で初優勝 […]

NEWS 八種・宮下輝一が雨の中で6272点の高校新「気持ちを強く持っていた」女子100mは對馬、400mHはガードナV/IH南関東

2025.06.15

八種・宮下輝一が雨の中で6272点の高校新「気持ちを強く持っていた」女子100mは對馬、400mHはガードナV/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の2日目が行われ、男子八種競技の宮下輝一(市船橋3千葉)が627 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top