HOME 高校

2024.10.20

全国第1回大会2位の金足農が56年ぶり12回目の県王者 女子は秋田北鷹が4年ぶりの都大路/秋田県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた秋田県高校駅伝が10月18日に開催された。今年から初めて秋田市の県営陸上競技場周回コースで行われ、男子(7区間42.195km)は金足農が2時間20分54秒で1968年以来56年ぶり12回目の優勝を果たした。女子(5区間21.0975km)は秋田北鷹が1時間15分35秒で4年ぶりの頂点に立った。

男子は、昨年まで11連勝中の秋田工が、1区(10km)の8km過ぎで途中棄権するアクシデントが発生。そのなか、金足農は1区を務めたインターハイ東北大会3000m障害王者の荻原太陽(3年)が2位でつなぐと、15秒差でタスキを受けた2区(3km)のルーキー佐藤令空(1年)が逆転した。後続に29秒の差をつけてトップ中継。結果的に区間賞はいなかったものの、その後の区間でも徐々に差を広げ、後続に4分19秒差をつけてフィニッシュした。

広告の下にコンテンツが続きます

金足農は地区代表を含め13回目の全国大会出場。1950年の第1回大会では優勝した世羅(広島)に次ぐ2位に入っている。

2位は2時間25分13秒で大曲工。3位には2時間25分42秒で鹿角が入った。1区で途中棄権した秋田工は2区以降、個人の記録は認められ、4区間でトップだった。

女子の秋田北鷹は1区こそ26秒差の2位だったが、2区(4.0975km)の中村咲愛(3年)が4秒差まで詰めると、3区(3km)の長田楓菜(2年)が逆転。22秒差をつけてトップに躍り出た。その後も安定した走りを見せ、最終5区(5km)の秋本亜湖(3年)は17分54秒の区間賞で好走し、都大路切符を手にした。秋田北鷹の校名では4年ぶり5回目の優勝となるが、前身の鷹巣農林や鷹巣を含めると優勝回数は10回目。都大路出場回数も同じになる。

2位は1時間16分12秒で明桜が入った。前回まで3連覇の大曲は鈴木彩花(3年)が1区で区間賞を獲得したものの3区で後退。1時間16分44秒で3位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

全国大会は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。なお、通例の都道府県代表のほかに、今年から男女とも地区代表が出場する。

全国高校駅伝の出場権を懸けた秋田県高校駅伝が10月18日に開催された。今年から初めて秋田市の県営陸上競技場周回コースで行われ、男子(7区間42.195km)は金足農が2時間20分54秒で1968年以来56年ぶり12回目の優勝を果たした。女子(5区間21.0975km)は秋田北鷹が1時間15分35秒で4年ぶりの頂点に立った。 男子は、昨年まで11連勝中の秋田工が、1区(10km)の8km過ぎで途中棄権するアクシデントが発生。そのなか、金足農は1区を務めたインターハイ東北大会3000m障害王者の荻原太陽(3年)が2位でつなぐと、15秒差でタスキを受けた2区(3km)のルーキー佐藤令空(1年)が逆転した。後続に29秒の差をつけてトップ中継。結果的に区間賞はいなかったものの、その後の区間でも徐々に差を広げ、後続に4分19秒差をつけてフィニッシュした。 金足農は地区代表を含め13回目の全国大会出場。1950年の第1回大会では優勝した世羅(広島)に次ぐ2位に入っている。 2位は2時間25分13秒で大曲工。3位には2時間25分42秒で鹿角が入った。1区で途中棄権した秋田工は2区以降、個人の記録は認められ、4区間でトップだった。 女子の秋田北鷹は1区こそ26秒差の2位だったが、2区(4.0975km)の中村咲愛(3年)が4秒差まで詰めると、3区(3km)の長田楓菜(2年)が逆転。22秒差をつけてトップに躍り出た。その後も安定した走りを見せ、最終5区(5km)の秋本亜湖(3年)は17分54秒の区間賞で好走し、都大路切符を手にした。秋田北鷹の校名では4年ぶり5回目の優勝となるが、前身の鷹巣農林や鷹巣を含めると優勝回数は10回目。都大路出場回数も同じになる。 2位は1時間16分12秒で明桜が入った。前回まで3連覇の大曲は鈴木彩花(3年)が1区で区間賞を獲得したものの3区で後退。1時間16分44秒で3位だった。 全国大会は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。なお、通例の都道府県代表のほかに、今年から男女とも地区代表が出場する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.26

編集部コラム「令和7年の大会取材」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定

2025.12.25

名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定

日本陸連は12月25日までに来年の名古屋アジア大会の派遣設定記録と、選考要項にかかる参考競技会について公開した。 来年9月19日から10月4日まで行われるアジア大会。日本開催は1994年の広島以来、32年ぶりとなる。陸上 […]

NEWS 関東学連・原晋駅伝対策委員長 箱根駅伝の改革「裾野を広げてさらなる強化」 五輪イヤーが記念大会「世界を目指す」

2025.12.25

関東学連・原晋駅伝対策委員長 箱根駅伝の改革「裾野を広げてさらなる強化」 五輪イヤーが記念大会「世界を目指す」

関東学生陸上競技連盟の植田恭史会長や次呂久直子幹事長、原晋駅伝対策委員長ら6人が12月25日、東京都庁に小池百合子知事、神奈川県庁に黒岩祐治知事を訪問した。 この日発表された出場校の増加(通常開催計24チーム、記念大会計 […]

NEWS 箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

2025.12.25

箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

関東学生陸上競技連盟(関東学連)は12月25日、箱根駅伝における「記念大会改革」と「出走チーム数増加」について発表した。 2028年の第104回大会から、これまで5年に1回だった記念大会を五輪イヤーの4回大会ごとに変更。 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

2025.12.25

箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「山上り一本にかける」 箱根駅伝予選会の出場を回避した山梨学大のキャ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top