HOME 中学

2020.10.18

【砲丸投】坂山成が地元・全中中止の悔しさ晴らす逆転V/全国中学
【砲丸投】坂山成が地元・全中中止の悔しさ晴らす逆転V/全国中学

◇全国中学生陸上(10月16日~18日/神奈川・日産スタジアム)3日目

中学日本一を決める全国中学生大会の3日目が行われ、女子砲丸投で坂山成(多気3三重)が最終投てきの4回目に自己新記録の15m11をマークして逆転で優勝を飾った。

昨年の全日本中学校選手権(全中)で2年生ながら4位となり、今大会でもランキングトップの記録を持ち、優勝候補として臨んだ坂山。1投目はファウルとなったが、「焦りはなかった」と落ち着いていた。一方、山田真央(御幸山3愛知)が1投目から自己記録を大きく更新する14m80をマークしトップに立ち、坂山は追いかける立場に。それでも2投目に14m40、3投目には自己記録を4cm塗り替える14m66を投げて2位で最終投てきを迎えた。
最終投てきの前に顧問の加藤邦佳先生から「もっと高く砲丸を突き出そう」とアドバイスを受け、「最後は気持ちで投げた」という最後の一投は砲丸が15mを示す白いラインを越えた位置に着地。両手を上げて喜んだ坂山は「今までにない感触で、投げた瞬間に(15mに)いったと思いました。今までで一番の投げができました」と笑顔で話した。

今年8月に三重県伊勢市で全中が開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で大会が中止。地元で開催される大舞台での活躍を目指していただけに、目標を失いモチベーションが下がる時もあったという。それでも「先生やチームメイトから励まされ、この全国大会で優勝することに気持ちを切り替えられることができました」と練習に臨み、見事に日本一の夢を実現させた。

■女子砲丸投
1位 15.11 坂山  成(多気3三重)
2位 14.80 山田 真央(御幸山3愛知)
3位 14.52 濵田 桃子(和白3福岡)
4位 14.24 堀野  遥(本庄南3埼玉)
5位 14.12 オボルディ衣乃帆(酒々井3千葉)
6位 14.09 坂 ちはる(富田林二2大阪)
7位 14.05 迫田 明華(瀬野川2広島)
8位 14.01 桑原 安那(土沢3神奈川)

◇全国中学生陸上(10月16日~18日/神奈川・日産スタジアム)3日目 中学日本一を決める全国中学生大会の3日目が行われ、女子砲丸投で坂山成(多気3三重)が最終投てきの4回目に自己新記録の15m11をマークして逆転で優勝を飾った。 昨年の全日本中学校選手権(全中)で2年生ながら4位となり、今大会でもランキングトップの記録を持ち、優勝候補として臨んだ坂山。1投目はファウルとなったが、「焦りはなかった」と落ち着いていた。一方、山田真央(御幸山3愛知)が1投目から自己記録を大きく更新する14m80をマークしトップに立ち、坂山は追いかける立場に。それでも2投目に14m40、3投目には自己記録を4cm塗り替える14m66を投げて2位で最終投てきを迎えた。 最終投てきの前に顧問の加藤邦佳先生から「もっと高く砲丸を突き出そう」とアドバイスを受け、「最後は気持ちで投げた」という最後の一投は砲丸が15mを示す白いラインを越えた位置に着地。両手を上げて喜んだ坂山は「今までにない感触で、投げた瞬間に(15mに)いったと思いました。今までで一番の投げができました」と笑顔で話した。 今年8月に三重県伊勢市で全中が開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で大会が中止。地元で開催される大舞台での活躍を目指していただけに、目標を失いモチベーションが下がる時もあったという。それでも「先生やチームメイトから励まされ、この全国大会で優勝することに気持ちを切り替えられることができました」と練習に臨み、見事に日本一の夢を実現させた。 ■女子砲丸投 1位 15.11 坂山  成(多気3三重) 2位 14.80 山田 真央(御幸山3愛知) 3位 14.52 濵田 桃子(和白3福岡) 4位 14.24 堀野  遥(本庄南3埼玉) 5位 14.12 オボルディ衣乃帆(酒々井3千葉) 6位 14.09 坂 ちはる(富田林二2大阪) 7位 14.05 迫田 明華(瀬野川2広島) 8位 14.01 桑原 安那(土沢3神奈川)

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.18

富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

2025.07.18

【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

2025.07.18

100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]

NEWS 王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

2025.07.18

王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

8月31日に豪州で開催されるシドニーマラソンの主催者は、男子エリート選手のエントリーを発表した。 すでに、前世界記録のE.キプチョゲ(ケニア)の参戦が3月中に発表されているが、新たに19年、20年の東京を制しているB.レ […]

NEWS チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

2025.07.18

チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top