HOME ニュース、国内、海外
【TF】WAコー会長が国立競技場を視察「世界選手権を開催したい」
【TF】WAコー会長が国立競技場を視察「世界選手権を開催したい」


国立競技場を視察したコー会長(Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI)
10月8日、世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長が、東京五輪のメイン会場となる国立競技場を視察した。コー会長は「感銘を受けた。持続可能性が高い美しいスタジアム。日本、五輪のレガシー(遺産)になる」と高く評価。オリンピック委員会(IOC)の委員、東京五輪のIOC調整委員会委員も務めている同氏は、来年に延期された東京五輪について、「陸上は五輪の最も重要な競技。東京五輪を成功させたい。アスリートが最高のパフォーマンスを実現できると思う。来夏が今から楽しみだ」と語った。

また、コー会長は1991年の東京世界選手権が旧国立競技場で行われたことについて「今までで一番素晴らしい大会だった」と触れ、将来的に「世界選手権を日本に持ってきたいと考えており、できれば国立競技場で開催したい」と述べた。そのため、五輪後は解体されることも検討されているサブトラックについて、「ウォーミングアップエリアも維持してほしい」と求めた。また、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長と都内で会談し、そこでも「私の任期中に東京で世界選手権を開催できれば。91年東京、07年大阪と2回開催しており、陸上に非常に貢献してくれている」と強調した。午後には世界選手権は奇数年に開催。2021年に開催予定だった米国・ユージンは五輪延期に伴い22年にスライド、23年はハンガリー・ブダペストでの開催が決まっている。

広告の下にコンテンツが続きます

コー会長は現役時代、英国代表として1980年モスクワ、84年ロサンゼルス五輪男子1500mを連覇。15年から世界陸連会長を務めている。

国立競技場を視察したコー会長(Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI) 10月8日、世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長が、東京五輪のメイン会場となる国立競技場を視察した。コー会長は「感銘を受けた。持続可能性が高い美しいスタジアム。日本、五輪のレガシー(遺産)になる」と高く評価。オリンピック委員会(IOC)の委員、東京五輪のIOC調整委員会委員も務めている同氏は、来年に延期された東京五輪について、「陸上は五輪の最も重要な競技。東京五輪を成功させたい。アスリートが最高のパフォーマンスを実現できると思う。来夏が今から楽しみだ」と語った。 また、コー会長は1991年の東京世界選手権が旧国立競技場で行われたことについて「今までで一番素晴らしい大会だった」と触れ、将来的に「世界選手権を日本に持ってきたいと考えており、できれば国立競技場で開催したい」と述べた。そのため、五輪後は解体されることも検討されているサブトラックについて、「ウォーミングアップエリアも維持してほしい」と求めた。また、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長と都内で会談し、そこでも「私の任期中に東京で世界選手権を開催できれば。91年東京、07年大阪と2回開催しており、陸上に非常に貢献してくれている」と強調した。午後には世界選手権は奇数年に開催。2021年に開催予定だった米国・ユージンは五輪延期に伴い22年にスライド、23年はハンガリー・ブダペストでの開催が決まっている。 コー会長は現役時代、英国代表として1980年モスクワ、84年ロサンゼルス五輪男子1500mを連覇。15年から世界陸連会長を務めている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生4人が強力な駒大は前回復路新記録に光明 「優勝に貢献することを第一に」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 駒大は3年前の学生駅伝3冠達成を区切りに大八 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競い合い力を伸ばす 今季の日体大は平島龍斗、田島駿介、山崎丞の4年生 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 出雲の快走が飛躍のきっかけ 國學院大OBで、現在も同大を練習の拠点と […]

NEWS セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

2025.12.24

セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

セイコーグループは12月下旬、Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎えた「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を東京都目黒区の油面小学校で実施し […]

NEWS 神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

2025.12.24

神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

神奈川大学陸上競技部駅伝チームは12月24日、2026年度入部予定者を15名を発表した。 12月21日に行われた全国高校駅伝上位校の主力クラスの名が並び、優勝の学法石川(福島)からは4区区間3位と好走した佐藤柊斗が決まっ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top