HOME 海外

2024.06.06

19年世界陸上1万m銅のキプルトがドーピング違反で6年の資格停止 10km世界記録も抹消
19年世界陸上1万m銅のキプルトがドーピング違反で6年の資格停止 10km世界記録も抹消

ドーピング違反により資格停止処分を受けたキプルト

陸上競技の不正を監視する世界陸連(WA)の独立機関「アスリート・インテグリティ・ユニット」(AIU)は、男子長距離のロネックス・キプルト(ケニア)に対し、ドーピング違反のため23年5月から6年間の資格停止処分を科すことを発表した。

AIUは生体パスポートによる検査の結果、「EPO投与など人為的な血液ドーピングの可能性が高い。長期間にわたって意図的かつ巧妙なドーピングに関与していた」とした。

キプルトは2019年ドーハ世界選手権の10000mで銅メダルを獲得。2020年1月には10kmのロードレースで26分24秒の世界記録も樹立している。

広告の下にコンテンツが続きます

他にも18年10kmロードU20世界記録(26分46秒)、20年バレンシアハーフ(3位)の57分49秒(世界歴代5位)、21年東京五輪10000m9位など、数々の実績を持つ。

AIUは昨年5月17日に暫定資格停止処分を下していたが、今回の結果で上記を含む18年9月から23年5月までのすべての記録と成績は抹消される。

陸上競技の不正を監視する世界陸連(WA)の独立機関「アスリート・インテグリティ・ユニット」(AIU)は、男子長距離のロネックス・キプルト(ケニア)に対し、ドーピング違反のため23年5月から6年間の資格停止処分を科すことを発表した。 AIUは生体パスポートによる検査の結果、「EPO投与など人為的な血液ドーピングの可能性が高い。長期間にわたって意図的かつ巧妙なドーピングに関与していた」とした。 キプルトは2019年ドーハ世界選手権の10000mで銅メダルを獲得。2020年1月には10kmのロードレースで26分24秒の世界記録も樹立している。 他にも18年10kmロードU20世界記録(26分46秒)、20年バレンシアハーフ(3位)の57分49秒(世界歴代5位)、21年東京五輪10000m9位など、数々の実績を持つ。 AIUは昨年5月17日に暫定資格停止処分を下していたが、今回の結果で上記を含む18年9月から23年5月までのすべての記録と成績は抹消される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.04

世界陸連主催大会での年齢制限を緩和 高校1年生相当で全種目に出場可能

世界陸連(WA)は12月2日・3日の両日に評議会を開催し、各種ルールの確認や規則改定について協議した。 その中で、WA主催大会の一部種目で設けられていた年齢制限を撤廃することが決まった。 従来は、マラソンおよび35km競 […]

NEWS 男子短距離・栁田大輝がHondaに入社! 「『世界のHonda』の名に恥じぬよう、努力を重ねていきたい」

2025.12.04

男子短距離・栁田大輝がHondaに入社! 「『世界のHonda』の名に恥じぬよう、努力を重ねていきたい」

12月4日、Honda陸上部は、パリ五輪男子4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が2026年4月に入社することを発表した。 栁田は群馬県出身。中学時代には全中走幅跳で優勝、100mでも2位に入るなど、世代トップクラ […]

NEWS 明大主将に短距離・神戸毅裕が就任 「紫紺の矜持を重んじ、研鑽を重ねる」

2025.12.03

明大主将に短距離・神戸毅裕が就任 「紫紺の矜持を重んじ、研鑽を重ねる」

明大競走部は、チームのホームページで12月1日からスタートした新体制を発表し、主将には短距離ブロックの神戸毅裕が就任した。 神戸は東京・明星学園高出身。高校時代はインターハイ南関東大会4×100mリレーで優勝したほか、U […]

NEWS 世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

2025.12.02

世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]

NEWS サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

2025.12.02

サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top