HOME 高校

2024.05.27

田村凪が高校歴代9位17m53の快投 200mは佐藤克樹20秒98、秋澤理沙24秒26 神田大和5575点で3連覇/IH新潟県大会
田村凪が高校歴代9位17m53の快投 200mは佐藤克樹20秒98、秋澤理沙24秒26 神田大和5575点で3連覇/IH新潟県大会

田村凪(開志国際)

福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。

新潟県大会は5月21日~24日の4日間、新潟市の新潟スタジアム(デンカビッグスワンスタジアム)で行われ、天候にも恵まれたことから好記録が続出した。

男子砲丸投では田村凪(開志国際3)が高校歴代9位の17m53をプット。5月5日の新潟医療福祉大記録会で自身がマークした県高校記録を25cm更新して優勝した。2位にも同校の石川嶺(3年)が14m13で入っている。

開志国際は他のフィールド種目で活躍。男子八種競技で神田大和(3年)が5575点の大会新記録で3連覇を遂げると、男子棒高跳で髙橋路(3年)が5m02の大会新で優勝した。

男子200mでは佐藤克樹(東京学館新潟2)が高2歴代10位タイの20秒98(-0.4)で大会新V。さらに、東京学館新潟は塩谷友陽(3年)が21秒75で2位、三浦朋来(3年)が21秒79で3位と、3位まで独占した。東京学館新潟は4×100mリレーでも、佐藤ら一部主力を温存しながら40秒93で優勝している。100mは波田野恭平(五泉3)が10秒55(+0.6)で制した。

女子200mでは3年前の全中覇者・秋澤理沙(東京学館新潟2)が県高校新、大会新となる24秒26(+0.8)で快勝。12秒14(+0.1)で制した100m、4走を務めた4×100mリレー(46秒85)と合わせて3冠を達成した。

広告の下にコンテンツが続きます

女子1500mではマーガレット・アロット・エカラレ(開志国際3)が4分16秒72で1位。パウリン・ワンジク(帝京長岡2)が4分17秒72の2位でいずれも大会国際記録を打ち立てた。また、3位の橋本和叶(新潟明訓3)は4分23秒36の大会新記録。2日後の女子3000mでも1位のエカラレが9分09秒31、2位のワンジクが9分09秒31と、従来の大会国際記録を更新し、3位の橋本は9分16秒70と大会記録を塗り替えた。

女子ハンマー投では渡部愛生(開志国際3)が49m91で制している。

学校対抗では男子総合、女子総合ともに、特にフィールド種目で多く得点を稼いだ開志国際が2位以下を大きく引き離して優勝。男子は4連覇、女子は初制覇だった。

北信越大会は6月13日から4日間、県大会と同じくデンカビッグスワンスタジアムで行われる。

福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 新潟県大会は5月21日~24日の4日間、新潟市の新潟スタジアム(デンカビッグスワンスタジアム)で行われ、天候にも恵まれたことから好記録が続出した。 男子砲丸投では田村凪(開志国際3)が高校歴代9位の17m53をプット。5月5日の新潟医療福祉大記録会で自身がマークした県高校記録を25cm更新して優勝した。2位にも同校の石川嶺(3年)が14m13で入っている。 開志国際は他のフィールド種目で活躍。男子八種競技で神田大和(3年)が5575点の大会新記録で3連覇を遂げると、男子棒高跳で髙橋路(3年)が5m02の大会新で優勝した。 男子200mでは佐藤克樹(東京学館新潟2)が高2歴代10位タイの20秒98(-0.4)で大会新V。さらに、東京学館新潟は塩谷友陽(3年)が21秒75で2位、三浦朋来(3年)が21秒79で3位と、3位まで独占した。東京学館新潟は4×100mリレーでも、佐藤ら一部主力を温存しながら40秒93で優勝している。100mは波田野恭平(五泉3)が10秒55(+0.6)で制した。 女子200mでは3年前の全中覇者・秋澤理沙(東京学館新潟2)が県高校新、大会新となる24秒26(+0.8)で快勝。12秒14(+0.1)で制した100m、4走を務めた4×100mリレー(46秒85)と合わせて3冠を達成した。 女子1500mではマーガレット・アロット・エカラレ(開志国際3)が4分16秒72で1位。パウリン・ワンジク(帝京長岡2)が4分17秒72の2位でいずれも大会国際記録を打ち立てた。また、3位の橋本和叶(新潟明訓3)は4分23秒36の大会新記録。2日後の女子3000mでも1位のエカラレが9分09秒31、2位のワンジクが9分09秒31と、従来の大会国際記録を更新し、3位の橋本は9分16秒70と大会記録を塗り替えた。 女子ハンマー投では渡部愛生(開志国際3)が49m91で制している。 学校対抗では男子総合、女子総合ともに、特にフィールド種目で多く得点を稼いだ開志国際が2位以下を大きく引き離して優勝。男子は4連覇、女子は初制覇だった。 北信越大会は6月13日から4日間、県大会と同じくデンカビッグスワンスタジアムで行われる。
       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.22

「体脂肪だけ独り歩きしてほしくない」100mH福部真子が警鐘 自身の経験から伝える月経と体重管理、体脂肪との向き合い方

「体脂肪のことだけが独り歩きしている感じがして…生理が止まっていると思われていそうで。中高生に悪影響を与えたくないんです。だからちゃんと伝えたいなって」 女子100mハードルの日本記録保持者で、パリ五輪セミファイナリスト […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―03年パリ―18歳・キプチョゲが大熱戦の5000mを制す 末續慎吾が200mで銅メダルの大偉業

2025.05.22

【世界陸上プレイバック】―03年パリ―18歳・キプチョゲが大熱戦の5000mを制す 末續慎吾が200mで銅メダルの大偉業

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS JR九州・花谷そらが嗅神経芽細胞腫瘍を公表 「闘って完治してまた新たな花谷そらを」

2025.05.22

JR九州・花谷そらが嗅神経芽細胞腫瘍を公表 「闘って完治してまた新たな花谷そらを」

JR九州の花谷そらが5月22日、嗅神経芽細胞腫瘍(きゅうしんけいがさいぼうしゅ)のステージ4の疾患があることを自身のSNSで公表した。 花谷は山口・聖光高出身。インターハイや全国高校駅伝への出場はなく、中国地区大会300 […]

NEWS 8月開催の日韓中ジュニア交流競技会代表 4/1~6/22の記録を対象に上位高校生から選考

2025.05.22

8月開催の日韓中ジュニア交流競技会代表 4/1~6/22の記録を対象に上位高校生から選考

日本陸連はこのほど、第33回日・韓・中ジュニア交流競技会(8月25日~27日/中国・内モンゴル自治区)の日本代表選手選考要項を公表した。 日・韓・中ジュニア交流競技会は日本、韓国、中国の3ヵ国で例年8月下旬に、持ち回りで […]

NEWS 個の力高い中大が最有力! 順大、大東大も戦力充実 前回上位・東海大、東洋大は!? 5月24日平塚決戦/全日本大学駅伝関東選考会展望

2025.05.22

個の力高い中大が最有力! 順大、大東大も戦力充実 前回上位・東海大、東洋大は!? 5月24日平塚決戦/全日本大学駅伝関東選考会展望

第57回全日本大学駅伝の関東学連推薦校選考会が5月24日に神奈川県平塚市のレモンガススタジアム平塚で行われる。昨年度の本大会で8位までに入った國學院大、駒大、青学大、創価大、早大、城西大、立教大、帝京大がシード権を獲得。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析