◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)1日目
関東インカレの1日目が行われ、女子2部円盤投に齋藤真希(東海大院)が出場し、55m36の大会新で優勝を飾った。
学生歴代2位、日本歴代3位となる58m47を持つ齋藤。1回目に優勝記録を投げたが、「身体も動いていたのですが、指にかからなかった。そこだけでしたが…」と悔しがる。
中学最高記録、高校記録を引っさげて東女体大に進み、関東インカレ1部は同種目史上3人目の4連覇。そして東海大院に進学して2連覇し、「皆勤賞です」と笑顔。2009年の第88回大会から2部が始まったとは言え、全種目を通じて“6連覇”は史上初の快挙だった。
「プレッシャーもありました」と齋藤。特にコロナ禍に入った2020年は練習環境も制限されたこともあり「しんどかったです」。そういった逆境をはね除け、着実に成長すると、昨年はブダペスト世界選手権にも出場。「また世界へ」という思いを強くした。
「できれば自分の1部の大会記録(57m43)を更新したかったので、記録は悔いが残る関東インカレになりました」と苦笑い。それでも、「レベルの高い関東に来て良かったです。その中で6連覇できたので」と胸を張った齋藤。次戦は2日後、大阪に移動して木南記念だ。
学生陸上界に確かにその足跡を刻んだ齋藤。さらなる飛躍を目指して円盤投を究めていく。
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