HOME 国内

2024.04.13

田中希実 1500m4分07秒98で日本人トップ「ラスト200mの課題を見つけることができた」/金栗記念
田中希実 1500m4分07秒98で日本人トップ「ラスト200mの課題を見つけることができた」/金栗記念

田中希実(New Balance)

◇金栗記念選抜陸上中長距離大会2024(4月13日/熊本・えがお健康スタジアム)

日本グランプリシリーズ開幕戦の金栗記念が行われ、女子1500mはツカラ・エスタ・ムソニ(ニトリ)が4分06秒54の大会新記録で優勝。日本人トップの2位にはブダペスト世界選手権代表の田中希実(New Balance)が4分07秒98でフィニッシュした。

広告の下にコンテンツが続きます

レースでは田中が序盤から先頭を引っ張る積極的なレースを展開。800mを2分13秒、1000mを2分43秒のペースを作ると、これに対応したのはムソニだけ。残り250mでムソニが前に出ると、徐々に引き離されながらの入着となった。

レース後は、「今日の状態は良くなかったですけど、いつもこの金栗(記念)がこれからのシーズンどうしていくか決めるきっかけとなる重要な大会。(レースから)逃げずに最後の1500mを走ってよかったと思います」と振り返った田中。

この日は、2時間30分前に800mのレースにも出場。昨年のインターハイチャンピオンの久保凛(東大阪大敬愛高・大阪)に先着を許して2位となっており、「ラスト200mの課題を見つけることができた」と淡々と話す。

ただ、調子は万全でないながらも、昨年国内の競技会で出した最高タイム(4分08秒29)を上回り、ベースアップができていることを示している。「今をゼロベースだと思って、(脚を)作り直して日本選手権に臨みたいです」と重要な五輪シーズンのスタートを切った。

広告の下にコンテンツが続きます
◇金栗記念選抜陸上中長距離大会2024(4月13日/熊本・えがお健康スタジアム) 日本グランプリシリーズ開幕戦の金栗記念が行われ、女子1500mはツカラ・エスタ・ムソニ(ニトリ)が4分06秒54の大会新記録で優勝。日本人トップの2位にはブダペスト世界選手権代表の田中希実(New Balance)が4分07秒98でフィニッシュした。 レースでは田中が序盤から先頭を引っ張る積極的なレースを展開。800mを2分13秒、1000mを2分43秒のペースを作ると、これに対応したのはムソニだけ。残り250mでムソニが前に出ると、徐々に引き離されながらの入着となった。 レース後は、「今日の状態は良くなかったですけど、いつもこの金栗(記念)がこれからのシーズンどうしていくか決めるきっかけとなる重要な大会。(レースから)逃げずに最後の1500mを走ってよかったと思います」と振り返った田中。 この日は、2時間30分前に800mのレースにも出場。昨年のインターハイチャンピオンの久保凛(東大阪大敬愛高・大阪)に先着を許して2位となっており、「ラスト200mの課題を見つけることができた」と淡々と話す。 ただ、調子は万全でないながらも、昨年国内の競技会で出した最高タイム(4分08秒29)を上回り、ベースアップができていることを示している。「今をゼロベースだと思って、(脚を)作り直して日本選手権に臨みたいです」と重要な五輪シーズンのスタートを切った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」 年の瀬が迫り、その先には箱根駅伝が待 […]

NEWS 今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

2025.12.30

今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 前回大会でシード権を獲得した10校と、予選会を突破した10校とオープン参加の関東学生連合チームを合わせた21チームが出場。今 […]

NEWS SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行われた。 […]

NEWS 名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

2025.12.30

名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]

NEWS 2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top