HOME 国内

2024.04.13

社会人初陣の三浦龍司 1500mで貫禄の日本人トップ「2024年は待ち望んでいた年」/金栗記念
社会人初陣の三浦龍司 1500mで貫禄の日本人トップ「2024年は待ち望んでいた年」/金栗記念

24年金栗記念男子1500mで2位に入った三浦龍司

◇金栗記念選抜陸上中長距離大会2024(4月13日/熊本・えがお健康スタジアム)

日本グランプリシリーズ開幕戦の金栗記念が行われ、男子1500mではブダペスト世界選手権3000m障害6位の三浦龍司(SUBARU)が3分39秒78で日本人最上位の2位に入った。

今春に順大を卒業し、4月からSUBARUに入社した三浦はこれが社会人初戦。真新しいユニフォームに袖を通して、「24年初めてのトラックレースだったので、試合感を取り戻すため大会でした」と今の状態を確認するようにレースに臨んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

ペースメーカーが1000m2分24秒で通過すると、それにピタリとつける。終盤では優勝したグエム・アブラハム(阿見AC)にトップを譲ったが、後方から追い上げた才記壮人(富士山の銘水)らを退けて日本人トップを確保した。

「(3分)40秒を切るのをひとつの目標としていたので、目標を達成できて収穫のある大会になりました」(三浦)と自身のレースに及第点をつけ、「2024年は待ち望んでいた年。パリ五輪でメダルを獲得できるように頑張っていきたいと思います」と力強く宣言。日本人初の快挙に向けて、上々の滑り出しを見せた。

◇金栗記念選抜陸上中長距離大会2024(4月13日/熊本・えがお健康スタジアム) 日本グランプリシリーズ開幕戦の金栗記念が行われ、男子1500mではブダペスト世界選手権3000m障害6位の三浦龍司(SUBARU)が3分39秒78で日本人最上位の2位に入った。 今春に順大を卒業し、4月からSUBARUに入社した三浦はこれが社会人初戦。真新しいユニフォームに袖を通して、「24年初めてのトラックレースだったので、試合感を取り戻すため大会でした」と今の状態を確認するようにレースに臨んだ。 ペースメーカーが1000m2分24秒で通過すると、それにピタリとつける。終盤では優勝したグエム・アブラハム(阿見AC)にトップを譲ったが、後方から追い上げた才記壮人(富士山の銘水)らを退けて日本人トップを確保した。 「(3分)40秒を切るのをひとつの目標としていたので、目標を達成できて収穫のある大会になりました」(三浦)と自身のレースに及第点をつけ、「2024年は待ち望んでいた年。パリ五輪でメダルを獲得できるように頑張っていきたいと思います」と力強く宣言。日本人初の快挙に向けて、上々の滑り出しを見せた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.19

オレゴン世界陸上100m金・カーリーがドーピング容認大会参加を表明 今季トラブル続きでスポンサー契約も解除

オレゴン世界選手権男子100m金メダリストのF.カーリー(米国)がドーピング容認の大会、エンハンスト・ゲームズに参加することを表明した。陸上からは同大会への登録は初となる。 エンハンスト・ゲームズは26年5月に米国・ラス […]

NEWS 34年の時を超えて 91年東京7位・高野進氏「自分の勝負パターンを見つけた」 400m中島佑気ジョセフの6位入賞を称賛 /東京世界陸上

2025.09.19

34年の時を超えて 91年東京7位・高野進氏「自分の勝負パターンを見つけた」 400m中島佑気ジョセフの6位入賞を称賛 /東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400mで日本勢34年ぶりとなる決勝に進出した中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62で日本勢過去最高位となる6 […]

NEWS 日本勢34年ぶり400m決勝の中島佑気ジョセフは3連続44秒台で6位 田中希実5000m4大会連続予選突破/世界陸上Day6

2025.09.19

日本勢34年ぶり400m決勝の中島佑気ジョセフは3連続44秒台で6位 田中希実5000m4大会連続予選突破/世界陸上Day6

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400mで日本勢34年ぶりに決勝に残った中島佑気ジョセフ(富士通)は44秒62で6位入賞を果たした。1991年 […]

NEWS 女子400mマクローリン・レヴロンが世界歴代2位47秒78「ひたすら努力」パウリノと史上初47秒台決戦/世界陸上Day6

2025.09.19

女子400mマクローリン・レヴロンが世界歴代2位47秒78「ひたすら努力」パウリノと史上初47秒台決戦/世界陸上Day6

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目が行われ、女子400m決勝ではシドニー・マクローリン・レヴロン(米国)が世界歴代2位となる47秒78の大会新記録で優勝を飾った。 大粒の雨が降りし […]

NEWS 中島佑気ジョセフ歴史塗り替える400m6位!喜び以上に「もう少し勝負したかった」メダルへ大きな一歩/東京世界陸上

2025.09.19

中島佑気ジョセフ歴史塗り替える400m6位!喜び以上に「もう少し勝負したかった」メダルへ大きな一歩/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝で中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62をマークして6位入賞の快挙を成し遂げた。 34年前、東京 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top