HOME 国内、世界陸上

2024.01.22

東京世界陸上まであと600日 世界陸連コー会長が小池都知事と面会「これまでの経験を総動員して準備したい」
東京世界陸上まであと600日 世界陸連コー会長が小池都知事と面会「これまでの経験を総動員して準備したい」

左から世界陸連コー会長、小池都知事、東京世界陸上財団会長の尾縣貢・日本陸連会長

世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長が1月22日、東京都の小池百合子知事と面会し、開幕まで600日となった2025年の東京世界選手権(2025年9月13日~21日/東京・国立競技場)に向けてあらためて成功を誓った。

コー会長と小池都知事が顔を合わせるのは、昨年8月のブダペスト世界選手権以来。コー会長は「私たちは2025年に観客がいらっしゃるかたちでこの競技場に戻ってくるとお約束した。それが果たせることはこのうえなくうれしい」と語り、「これまで培ってきたレガシーや価値観を大切にしたい。大会が終わって振り返ったときに成功できたとしみじみと感じるようにしていきたい」と決意を述べた。

また、「2025年の会場はすでにインフラができあがっている。新しい施設を建設する必要はない。スタジアムが興奮に満ちた声援であふれることを望んでいる。大会は9日間。複雑の問題はあるが、開催まで600日を控え、これまでの知見や経験を総動員して準備に邁進したい。2025年の大会は日本や他国のアスリートが力を発揮でき、この素晴らしいスポーツの大会に新しいファンを集め、日本の技術を見せるようにしていきたい」と力を込めた。

広告の下にコンテンツが続きます

小池都知事は「女性や環境に配慮しながら、新しい技術を活用しながら素晴らしい大会にしていきたい」とあいさつ。また、「都も東京世界陸上財団に人を送っている。WAや国とも連携しながら未来を示したい。WAと協力を重ねながら、大会の成功を必ず勝ち取りたい」と話した。

面会には、WAのジョン・リジョンCEOやダルトン・オデンダールCCOのほか、大会の運営組織である東京世界陸上財団の尾縣貢会長(日本陸連会長)も同席。尾縣会長は「陸上を持つ無限の力、夢や希望を感じてほしいと思っている。環境に配慮した東京らしさを出したり、未来を担う子どもたちを参画できるようにすることを考えている。世界選手権の新しい姿を見せていくことをあらためて決意した」と語った。

また、コー会長は1月1日に発生した石川・能登半島地震のお見舞いを伝え、「多くの人の命が失われ、人々が悲しんでいる。私たちの心は皆様とともにある。私たちにお助けできることがあれば、遠慮なく申してほしい」とした。

世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長が1月22日、東京都の小池百合子知事と面会し、開幕まで600日となった2025年の東京世界選手権(2025年9月13日~21日/東京・国立競技場)に向けてあらためて成功を誓った。 コー会長と小池都知事が顔を合わせるのは、昨年8月のブダペスト世界選手権以来。コー会長は「私たちは2025年に観客がいらっしゃるかたちでこの競技場に戻ってくるとお約束した。それが果たせることはこのうえなくうれしい」と語り、「これまで培ってきたレガシーや価値観を大切にしたい。大会が終わって振り返ったときに成功できたとしみじみと感じるようにしていきたい」と決意を述べた。 また、「2025年の会場はすでにインフラができあがっている。新しい施設を建設する必要はない。スタジアムが興奮に満ちた声援であふれることを望んでいる。大会は9日間。複雑の問題はあるが、開催まで600日を控え、これまでの知見や経験を総動員して準備に邁進したい。2025年の大会は日本や他国のアスリートが力を発揮でき、この素晴らしいスポーツの大会に新しいファンを集め、日本の技術を見せるようにしていきたい」と力を込めた。 小池都知事は「女性や環境に配慮しながら、新しい技術を活用しながら素晴らしい大会にしていきたい」とあいさつ。また、「都も東京世界陸上財団に人を送っている。WAや国とも連携しながら未来を示したい。WAと協力を重ねながら、大会の成功を必ず勝ち取りたい」と話した。 面会には、WAのジョン・リジョンCEOやダルトン・オデンダールCCOのほか、大会の運営組織である東京世界陸上財団の尾縣貢会長(日本陸連会長)も同席。尾縣会長は「陸上を持つ無限の力、夢や希望を感じてほしいと思っている。環境に配慮した東京らしさを出したり、未来を担う子どもたちを参画できるようにすることを考えている。世界選手権の新しい姿を見せていくことをあらためて決意した」と語った。 また、コー会長は1月1日に発生した石川・能登半島地震のお見舞いを伝え、「多くの人の命が失われ、人々が悲しんでいる。私たちの心は皆様とともにある。私たちにお助けできることがあれば、遠慮なく申してほしい」とした。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.19

男子3000m障害元世界記録保持者のオブライエン氏が死去 1970年に8分22秒0

1960~70年代に男子3000m障害で活躍したK.オブライエン氏(豪州)が死去した。78歳だった。 オブライエン氏は1968年メキシコ五輪の男子3000m障害で4位に入賞し、豪州の中長距離界を牽引した先駆的存在。豪州選 […]

NEWS ダンフィーとペレスがWA競歩ツアー年間優勝者 日本勢は山西利和の4位が最上位

2025.12.19

ダンフィーとペレスがWA競歩ツアー年間優勝者 日本勢は山西利和の4位が最上位

世界陸連(WA)は12月19日、2025年のWA競歩ツアー年間優勝者を発表し、男子はE.ダンフィー(カナダ)、女子は35km競歩の世界記録保持者であるM.ペレス(スペイン)が選ばれた。 男女ともに今季の東京世界選手権優勝 […]

NEWS 駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top