HOME 国内

2024.01.18

大迫傑「オリンピックは大事なレースだけど、みんなが思っているほどこだわらなくていい」ボストン出場へ
大迫傑「オリンピックは大事なレースだけど、みんなが思っているほどこだわらなくていい」ボストン出場へ

大迫傑(Nike)

男子マラソンの大迫傑(Nike)が自身のウェブメディア「SKETCH-BOOK.COM」を更新し、マラソングランドチャピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジの東京マラソンを見送って4月のボストン・マラソンに出場する意向について思いを説明した。

「世間の正解としているものに、正解はない。」というタイトルの記事内で「周りが騒げば騒ぐほど、冷めちゃう傾向があって。背筋がモヤモヤっとするような感覚がした。本当に走りたいのか自問自答したとき、本当に走りたいのはボストンだった」と述べる大迫。「どうせ東京走るんでしょ?と思われていることへのアンチテーゼでもあって」と明かす。

広告の下にコンテンツが続きます

また先日の合同取材時にも語っていたように五輪の位置づけについても疑問を投げかけ、「もちろんオリンピックは大事なレースだけど、みんなが思っているほどこだわらなくていい」とし、マラソンは「もうすでにメジャースポーツ」であり、「オリンピックから一番独立できる競技」「ワールドメジャーなレースがたくさんある」という大迫は、「オリンピック至上主義みたいな考え方って、スポンサーも含めて、みんな思考停止しているんじゃないかな」と続ける。

MGCで3位になった大迫は、このあと行われるMGCファイナルチャレンジの大阪(2月)、東京(3月)で日本陸連が定める設定記録(2時間5分50秒)の突破者が現れなければ大迫の代表が決まる。代表となった場合は「健全なメンタルで挑めるボストンならパリオリンピックとの時間が短くてもチャレンジできる」としている。

男子マラソンの大迫傑(Nike)が自身のウェブメディア「SKETCH-BOOK.COM」を更新し、マラソングランドチャピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジの東京マラソンを見送って4月のボストン・マラソンに出場する意向について思いを説明した。 「世間の正解としているものに、正解はない。」というタイトルの記事内で「周りが騒げば騒ぐほど、冷めちゃう傾向があって。背筋がモヤモヤっとするような感覚がした。本当に走りたいのか自問自答したとき、本当に走りたいのはボストンだった」と述べる大迫。「どうせ東京走るんでしょ?と思われていることへのアンチテーゼでもあって」と明かす。 また先日の合同取材時にも語っていたように五輪の位置づけについても疑問を投げかけ、「もちろんオリンピックは大事なレースだけど、みんなが思っているほどこだわらなくていい」とし、マラソンは「もうすでにメジャースポーツ」であり、「オリンピックから一番独立できる競技」「ワールドメジャーなレースがたくさんある」という大迫は、「オリンピック至上主義みたいな考え方って、スポンサーも含めて、みんな思考停止しているんじゃないかな」と続ける。 MGCで3位になった大迫は、このあと行われるMGCファイナルチャレンジの大阪(2月)、東京(3月)で日本陸連が定める設定記録(2時間5分50秒)の突破者が現れなければ大迫の代表が決まる。代表となった場合は「健全なメンタルで挑めるボストンならパリオリンピックとの時間が短くてもチャレンジできる」としている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.28

2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施

愛知陸協は、26年2月21日に名古屋市で第15回愛知競歩競技会を行うと発表した。 愛知競歩競技会は、これまでパロマ瑞穂北陸上競技場や知多運動公園陸上競技場(Bフードサイエンス1969知多スタジアム)などトラックで実施され […]

NEWS 箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 トップ選手が集まる駒大で代名詞が 駒大・伊藤蒼唯(4年)の代名詞は「 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「花の2区」で2度の爆走 箱根駅伝で、黒田朝日(4年)は、「花の2区 […]

NEWS トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

2025.12.28

トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]

NEWS ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

2025.12.28

ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

男子ハンマー投のA.ボンダルチュク氏(ソ連/ウクライナ)が亡くなった。85歳だった。 ボンダルチュク氏は1972年のミュンヘン五輪の金メダリスト。1969年に当時の世界記録75m48を投げ、史上初めて75m台を記録した選 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top