第128回ボストンマラソン(米国/4月15日)の主催者が1月17日に男子の招待選手を発表し、東京五輪6位の大迫傑(Nike)が出場することがわかった。
これを受けて大迫は自身のSNSで「See you In BOSTON….ワクワクする方を選んだ、東京だと面白くないじゃん」とつづり、パリ五輪代表選考が懸かったMGCファイナルチャレンジの大阪、東京を回避し、海外のレースに臨むことを明らかにした。
パリ五輪のマラソン代表は、昨年10月のMGCで優勝した小山直城(Honda)、2位の赤﨑暁(九電工)が内定。MGCファイナルチャレンジで日本陸連が定めた設定記録(男子2時間5分50秒)を上回る選手がいない場合は、MGC3位の大迫が代表に決まる。
大迫は昨年末のイベントで「東京五輪は特別でしたが、今はフラット。世界と勝負したいという熱量は強いですが、オリンピックである必要はない」とコメント。五輪への出場が決まった場合は「世界と勝負できるように身体を作っていく」と話していた。
ボストンマラソンは世界でも長い歴史を持つ格式の高い大会として知られ、東京やベルリンとともにワールドマラソンメジャーズの対象大会の1つとなっている。今大会には大迫のほか、昨年12月に世界歴代4位の2時間1分48秒をマークしたシサイ・レンマ(エチオピア)や、大会2連覇中のエヴァンス・チェベト(ケニア)、2時間3分0秒のベストを持つガブリエル・ゲイ(タンザニア)といった世界のトップクラスが参戦。日本からは大津顕杜(サンベルクス)、竹内竜真(NDソフト)もエントリーしている。
また、男子に先立ち女子の招待選手も発表されており、前回優勝のヘレン・オビリ(ケニア)を筆頭に、世界歴代7位の2時間15分51秒を持つウォルクネッシュ・デゲファ(エチオピア)、2時間17分台のタドゥ・テショメ(エチオピア)、ヒウォット・ゲブレマリアム(エチオピア)らが招待選手として出場を予定している。
【動画】ボストンマラソン参戦を表明した大迫傑
See you In BOSTON….ワクワクする方を選んだ、東京だと面白くないじゃん。
— suguru osako (大迫傑) (@sugurusako) January 17, 2024
明日朝5:00amスケッチブックで話しますね。https://t.co/mora6qckIc pic.twitter.com/1O51OWMQz6
第128回ボストンマラソンの主なエントリー選手
・男子 S.レンマ(エチオピア) 2.01.48 E.チェベト(ケニア) 2.03.00 G.ゲイ(タンザニア) 2.03.00 J.ベレット(ケニア) 2.04.18 R.コリル(ケニア) 2.04.22 [adinserter block="4"] C.コトゥト(ケニア) 2.04.34 H.テクル(エチオピア) 2.04.43 S.キタタ(エチオピア) 2.04.49 J.コリル(ケニア) 2.05.01 M.エサ(エチオピア) 2.05.05 大迫傑(Nike) 2.05.29 S.モーエン(ノルウェー)2.05.48 大津顕杜(サンベルクス)2.08.15 竹内竜真(NDソフト) 2.08.40 [adinserter block="4"] ・女子 W.デゲファ(エチオピア) 2.15.51 T.テショメ(エチオピア) 2.17.36 H.ゲブレマリアム(エチオピア)2.17.59 J.コリル(ケニア) 2.18.20 M.ベレテ(エチオピア) 2.18.21 T.メスフィン(エチオピア)2.18.47 W.エデサ(エチオピア) 2.18.51 [adinserter block="4"]Z.イメル(エチオピア) 2.19.07 S.テフェリ(エチオピア) 2.19.21 D.ディダ(エチオピア) 2.19.24 E.キプラガト(ケニア) 2.19.50 H.オビリ(ケニア) 2.21.38
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
2025.04.30
【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]
2025.04.30
5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場
5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]
2025.04.30
26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得
世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)