2024.01.08
1月7日、アラブ首長国連邦のドバイで第23回ドバイマラソンが行われ、女子は初マラソンのティギスト・ケテマ(エチオピア)が世界歴代8位となる初マラソン世界最高タイムとなる2時間16分07秒で優勝した。また、男子もデビュー戦のアディス・ゴベナ(エチオピア)が2時間5分01秒で制している。
平坦なコースで行われるドバイマラソンは、近年マラソンの登竜門として競技歴の浅いランナーが活躍する傾向が続いていたが、今回も新星が現われた。
ケテマは16年U20世界選手権で銅メダルを獲得するなど中距離をメインとしており、試合では22年に10kmのロードレースに出場したのが最長距離だった。
この日のレースでは、前回大会で1位、2位となった同じエチオピアのデラ・ディダとルティ・アガらとともに10kmを32分18秒、中間点を1時間8分07秒で通過。残り5kmを切ったところで中距離で培ったスプリントを生かしたスパートで一気に先頭に立つと、そのままフィニッシュ。22年にレテセンベト・ギデイ(エチオピア)がマークした2時間16分49秒の初マラソン世界最高を上回る、衝撃的なマラソンデビューを飾った。
ケテマは「初マラソンで優勝できるとは思っていなかった」とコメント。「トラックで結果が出なくなり、マラソンにチャレンジすることを決めた。試合前は距離が不安でしたが、今となっては怖がってたことが不思議なくらい」と話した。ケテマは世界記録保持者のティギスト・アセファ(エチオピア)と同じジェメドゥ・デデフォ・コーチの指導を受けているという。
男子を制したゴベナは2004年生まれの19歳で、女子2位のアガの甥。数年前まではやり投に取り組んでおり、52m台のベストを持つという。アガの勧めもあって長距離に挑戦すると、国際大会初戦となった昨年のデリー・ハーフマラソンでは1時間0分51秒で3位に入っていた。
第23回ドバイマラソン 上位成績
男子 1位 A.ゴベナ(エチオピア) 2.05.01 2位 L.ドゥメカ(エチオピア) 2.05.20 3位 D.メゲルサ(エチオピア) 2.05.42 4位 A.フーファ(エチオピア) 2.06.23 5位 S.フィトウィ(ドイツ) 2.06.27 6位 A.ダグナチュー(エチオピア)2.06.55 7位 D.チェビー(ケンタッキー州)2.08.15 8位 T.L.アンベサ(エチオピア) 2.08.25 9位 B.テシャガー(エチオピア) 2.08.56 10位 A.ムニエ(エチオピア) 2.09.09 女子 1位 T.ケテマ(エチオピア) 2.16.07 2位 R.アガ(エチオピア) 2.18.09 3位 D.ディダ(エチオピア) 2.19.29 4位 M.ケジェタ(ドイツ) 2.21.47 5位 A.F.ジェマル(エチオピア) 2.21.53 6位 S.エシェテ(バーレーン) 2.21.55 7位 A.アンムット(エチオピア) 2.22.23 8位 B.アフェニグス(エチオピア)2.25.57 9位 E.ニグセ(エチオピア) 2.27.15 10位 N.シメル(エチオピア) 2.28.28女子マラソン世界歴代10傑
2.11.53 T.アセファ(エチオピア) 2023. 9.24 ベルリン 2.13.44 S.ハッサン(オランダ) 2023.10. 8 シカゴ 2.14.04 B.コスゲイ(ケニア) 2019.10.13 シカゴ 2.14.18 R.チェプンゲティチ(ケニア) 2022.10. 9 シカゴ 2.14.58 A.ベリソ(エチオピア) 2022.12. 4 バレンシア 2.15.25 P.ラドクリフ(英国) 2003. 4.13 ロンドン 2.15.51 W.デゲファ(エチオピア) 2023.12. 3 バレンシア 2.16.07 T.ケテマ(エチオピア) 2024. 1. 7 ドバイ 2.16.22 A.アヤナ(エチオピア) 2023.12. 3 バレンシア 2.16.28 R.ワンジル(ケニア) 2023. 3. 5 東京RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.02.16
【女子棒高跳】伊藤来莉(大砂土中1埼玉) 3m60=中1最高
2026.02.16
【女子棒高跳】髙橋美優(観音寺中部中3香川) 3m74=中学歴代9位
-
2026.02.16
-
2026.02.16
2026.02.15
【大会結果】第6回全国大学対校男女混合駅伝(2026年2月15日)
-
2026.02.10
-
2026.02.15
-
2026.02.12
2026.01.31
青学大・黒田朝日は「コンディション不良に近い」MGC獲得が「第一目標」/別大毎日マラソン
-
2026.02.01
-
2026.01.18
-
2026.02.15
Latest articles 最新の記事
2026.02.16
日本マラソン界のホープ・平林清澄、世界に向けた挑戦! パワーアップの源となるレース前のルーティーンとは―
昨季まで國學院大學の主力として大学駅伝界を沸かせた平林清澄(ロジスティード)は、社会人になり〝冬眠〟期間を経てパワーアップした走りを披露している。狙ったレースを外さないのが平林。学生時代から食事等に人一倍気を使ってきたが […]
2026.02.16
【女子棒高跳】伊藤来莉(大砂土中1埼玉) 3m60=中1最高
令和7年度第47回群馬県室内棒高跳記録会が、2月15日に群馬県吉岡町の棒高跳専用室内施設「ベルドーム」で行われ、女子高校・一般棒高跳で中学1年生の伊藤来莉(大砂土中1埼玉)が3m60の中1最高記録を更新した。これまでの中 […]
2026.02.16
【女子棒高跳】髙橋美優(観音寺中部中3香川) 3m74=中学歴代9位
香川室内跳躍競技会が2月7日、8日に香川県観音寺市の市立総合体育館で行われ、7日の中学女子棒高跳で髙橋美優(観音寺中部中3)が3m74の中学歴代9位の記録で優勝した。 髙橋のこれまでのベストは昨年の県中学通信でマークした […]
2026.02.16
キピエゴンが10km29分46秒で快勝 !「マラソンへの第一歩」
モナコ・ランが2月15日に開催され、女子ロード10kmで1500mの世界記録保持者F.キピエゴン(ケニア)がで29分46秒をマークした。 キピエゴンは五輪・世界選手権で8つの金メダルを獲得している32歳。ロード種目は23 […]
2026.02.16
三段跳・ロハスが14m95!23年以降の自己最高、アキレス腱断裂の大ケガからようやく復調へ
スペイン国内のクラブ室内選手権が2月14日にバルセロナで開催され、女子三段跳に世界記録保持者のY.ロハス(ベネズエラ)が出場し、今季世界最高の14m95をマークした。 ロハスは22年に15m74の世界記録を樹立した30歳 […]
Latest Issue
最新号
2026年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝