HOME 駅伝

2023.12.30

3年ぶり王座奪還期す富士通の3区・塩尻和也「勝てるようにチーム一丸で」/ニューイヤー駅伝前々日会見
3年ぶり王座奪還期す富士通の3区・塩尻和也「勝てるようにチーム一丸で」/ニューイヤー駅伝前々日会見

23年日本選手権10000mを日本新記録で制した塩尻和也

2024年正月に行われる第68回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)を2日後に控えた12月30日、有力チームの主軸たちが顔をそろえて記者会見が行われた。

3年ぶりの優勝を狙う富士通は、3区に入った塩尻和也が出席。「ニューイヤーではここ2年負けている。勝てるようにチーム一丸でがんばりたい」と言葉に力を込めた。

広告の下にコンテンツが続きます

12月10日の日本選手権10000mを27分09秒80の日本新記録で制した後の初レースとなるが、「日本選手権を終えてからはチームに合流して練習を詰めている。状態は悪くない」と言う。

大幅な区間変更が行われたこともあるが、これまで5区を中心に後半区間を務めることが多く、前半での登場は初。「前半区間はトラックのタイム以上のタイムで走ることが多い。突っ込んだ走りができれば、トラックにも生きてくる」と今後に生かす狙いも口にした。

同じ3区には、日本選手権でデッドヒートを繰り広げた旭化成の相澤晃、トヨタ自動車の田澤廉らが名を連ねたが、「3区を走る選手は意識するが、今回は駅伝。まずは自分の走りをして、しっかり次の区間へつなぐことが大事」と自分自身に集中する。

最長区間の2区は浦野雄平が担当し、1区は主将・坂東悠汰、アンカーには中村匠吾と東京五輪代表組が登録。その中で、チームの浮沈のカギを握っていることは自覚している。

広告の下にコンテンツが続きます

「前のほうでタスキをもらえれえばトップに立って、後続との差を話して次の区間に渡したい」

群馬・伊勢崎清明高出身の塩尻にとって、まさに地元が3区の出発点となる。「普段応援してくださっている県民の方々に、少しでも元気を与えられば」。日本最速ランナーが、名門を王座奪還へと導く。

大会は1月1日、群馬県庁前をスタート・フィニッシュとする7区間100kmのコースに41チームが出場して行われる。スタートは午前9時15分。大会の模様はTBS系列で午前8時30分から生中継される。

2024年正月に行われる第68回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)を2日後に控えた12月30日、有力チームの主軸たちが顔をそろえて記者会見が行われた。 3年ぶりの優勝を狙う富士通は、3区に入った塩尻和也が出席。「ニューイヤーではここ2年負けている。勝てるようにチーム一丸でがんばりたい」と言葉に力を込めた。 12月10日の日本選手権10000mを27分09秒80の日本新記録で制した後の初レースとなるが、「日本選手権を終えてからはチームに合流して練習を詰めている。状態は悪くない」と言う。 大幅な区間変更が行われたこともあるが、これまで5区を中心に後半区間を務めることが多く、前半での登場は初。「前半区間はトラックのタイム以上のタイムで走ることが多い。突っ込んだ走りができれば、トラックにも生きてくる」と今後に生かす狙いも口にした。 同じ3区には、日本選手権でデッドヒートを繰り広げた旭化成の相澤晃、トヨタ自動車の田澤廉らが名を連ねたが、「3区を走る選手は意識するが、今回は駅伝。まずは自分の走りをして、しっかり次の区間へつなぐことが大事」と自分自身に集中する。 最長区間の2区は浦野雄平が担当し、1区は主将・坂東悠汰、アンカーには中村匠吾と東京五輪代表組が登録。その中で、チームの浮沈のカギを握っていることは自覚している。 「前のほうでタスキをもらえれえばトップに立って、後続との差を話して次の区間に渡したい」 群馬・伊勢崎清明高出身の塩尻にとって、まさに地元が3区の出発点となる。「普段応援してくださっている県民の方々に、少しでも元気を与えられば」。日本最速ランナーが、名門を王座奪還へと導く。 大会は1月1日、群馬県庁前をスタート・フィニッシュとする7区間100kmのコースに41チームが出場して行われる。スタートは午前9時15分。大会の模様はTBS系列で午前8時30分から生中継される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第44回「習ったなら実践を繰り返し慣れろ」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第44回「習ったなら実践を繰り返し慣れろ」 4月を振り返ると、前半は水彩画の技法のように、薄く […]

NEWS ホクレン・ディスタンスチャレンジ2024の開催日決定! 北見、網走、士別、深川、千歳で全5戦

2024.04.30

ホクレン・ディスタンスチャレンジ2024の開催日決定! 北見、網走、士別、深川、千歳で全5戦

日本陸連は4月30日、北海道各地で開催されるホクレン・ディスタンスチャレンジ2024の開催日と実施種目を発表した。 7月6日の北見大会を皮切りに各地を転戦し、網走大会(7月10日)、士別大会(7月13日)、深川大会(7月 […]

NEWS 君嶋愛梨沙がケガのため世界リレーの出場辞退 代表の追加招集はなし

2024.04.30

君嶋愛梨沙がケガのため世界リレーの出場辞退 代表の追加招集はなし

日本陸連は4月30日、ナッソー2024世界リレー(5月4日~5日)の女子4×100mリレー代表に選出されていた君嶋愛梨沙(土木管理総合)が、ケガのため出場を辞退することを発表した。 君嶋は昨年の日本選手権では100m、2 […]

NEWS 5000mは中大・吉居駿恭が優勝!自己記録に迫る13分24秒06「最低限の結果」/織田記念

2024.04.30

5000mは中大・吉居駿恭が優勝!自己記録に迫る13分24秒06「最低限の結果」/織田記念

◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズG1の織田記念が行われ、男子5000mは中大3年の吉居駿恭(中大)が制した。 広告の下にコンテンツが続きます 最終種目で大学生ラン […]

NEWS 男子三段跳・安立雄斗が2年ぶり自身新の16m46で地元V 3000m障害・三浦龍司は大会新で制す/織田記念

2024.04.30

男子三段跳・安立雄斗が2年ぶり自身新の16m46で地元V 3000m障害・三浦龍司は大会新で制す/織田記念

◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリG1の織田記念が行われた。ほぼ終日、冷たい雨の降る天候となったが、パリ五輪を目指す選手がまずまずのパフォーマンスを発揮する見ごたえのある大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top