2023.12.27
株式会社M&Aベストパートナーズが12月27日、陸上部を発足したことを発表した。同社は製造、建設、不動産、医療・ヘルスケア、物流、ITに特化したM&A仲介を行う企業。プロランナーとして活動してきた神野大地をプレイングマネージャー、また、神野のマネジメントを務めてきた青学大元主務の髙木聖也さんをゼネラルマネージャーに就任した。
M&Aベストパートナーズ陸上部(MABP陸上部)は、「陸上競技を通じてより良い社会作りに寄与していくことを目的」に発足。24年1月よりスカウト活動をスタートさせ、25年4月に本格的に始動する。
当面は2027年の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)出場を目標にしつつ、「世界を目指すランナーを輩出すること」、そして「入社するランナーのセカンドキャリアを見据えた取り組みや、社会貢献活動を通じて、世の中に陸上競技をより広める活動にも取り組んでいく」としている。
そうした活動を通じて、「かつてない陸上部を作り、プロ野球やJリーグのようにファンに支えられ、応援されるチーム」「プロの陸上選手を目指す子どもたちが溢れる世界」を目指していく。
同社を通じ、「新たな、そして大きなチャレンジになります。これまでの人生、常に挑戦的な選択をし、その先で努力を積み重ねてきたことで、今の僕があります。今回の挑戦にも、覚悟を持って取り組みます」と神野は決意表明。髙木ゼネラルマネージャーは「強いチームを作り上げるのはもちろんのこと、地域や社会との繋がりを大切にし、チームや選手がファンから応援されるチームを目指します」と意気込みをコメントしている。
神野は1993年生まれ、愛知県出身。青学大時代に箱根駅伝5区区間賞で“3代目・山の神”として活躍。卒業後はコニカミノルタを経てプロランナーに。パリ五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)にも出場している。髙木さんは神野の1つ上で、青学大時代に学生マネージャー・主務としてチームを支えていた。卒業後は再びタッグを組みつつ、アスリートのマネジメントやコーチング、クラブの運営などに携わっていた。
逆境をはねのけながら自らの道を切り開いている神野。新しい挑戦にも大きな注目が集まる。
神野大地&髙木聖也のコメント全文
●神野大地 この度、M&Aベストパートナーズ陸上部のプレイングマネージャーに就任いたします。私自身、新たな、そして大きなチャレンジになります。これまでの人生、常に挑戦的な選択をし、その先で努力を積み重ねてきたことで、今の僕があります。今回の挑戦にも、覚悟を持って取り組みます。そして、M&Aベストパートナーズ陸上部というチームで、陸上界に新しい風を巻き起こしていきます。目指すのは、選手が輝けるチーム、そして、ファンを大切にし、ファンに愛されるチームです。応援よろしくお願いします。 ●髙木聖也 MABP陸上部のゼネラルマネージャーに就任いたします。陸上競技・ランニング界には、学生時代には選手や学生マネージャーとして、会社を設立した5年前からはアスリートのマネジメントやコーチング、市⺠クラブの運営をする立場として携わってきました。そして今回、ゼロから実業団チームを立ち上げるという新たな挑戦をします。強いチームを作り上げるのはもちろんのこと、地域や社会との繋がりを大切にし、チームや選手がファンから応援されるチームを目指します。ゼロから立ち上げる実業団チームの挑戦にご期待くださいRECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.07
溝内里紗が愛媛銀行を退職 24年プリセス駅伝に出場
-
2025.11.06
-
2025.11.06
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.07
溝内里紗が愛媛銀行を退職 24年プリセス駅伝に出場
愛媛銀行は、所属する溝内里紗が10月末で退部したことをチームのSNSで発表した。 溝内は徳島県出身の社会人3年目。中学から陸上を始め、全国中学校駅伝に出場。高校までは中距離をメインにしながら駅伝でも活躍した。 大学は京都 […]
2025.11.07
コモディイイダの杉本将太が現役引退「新しい目標を立てて第二の人生をスタートさせたい」東海大卒、昨年はニューイヤー駅伝出走
コモディイイダは男子駅伝部の杉本将太の現役引退を発表した。 杉本は千葉県出身で東海大望洋高から東海大を経て23年に入社。高3時には3000m障害でインターハイにも出場した。東海大では3000m障害で関東インカレ2年時に3 […]
2025.11.06
クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる
11月6日、日本実業団連合は第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)のエントリー選手を発表した。 前回4年ぶり4回目の優勝を飾ったJP日本郵政グループはVメンバーの鈴木亜由子、廣中璃梨佳、菅田雅香ら全員が登録。 […]
2025.11.06
10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット
関東学生陸上競技連盟は、主催の10000m記録挑戦競技会について、今年は11月15日の日体大長距離競技会(横浜市・日体大健志台)、11月22日のMARCH対抗戦(東京・町田市)、11月22日の東海大長距離競技会(秦野市) […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望