2023.12.24
◇全国高校駅伝・男子第74回(12月24日/京都・たけびしスタジアム京都発着:7区間42.195km)
高校駅伝日本一を決める全国高校駅伝が行われ、男子1区は須磨学園(兵庫)の折田壮太(3年)が区間賞を獲得した。
中間点は14分32秒で通過。折田が先頭を引くなか、佐久長聖(長野)の永原颯磨(3年)、埼玉栄の松井海斗(3年)、東洋大牛久(茨城)の宮崎優(3年)、そして学法石川(福島)の1年生・増子陽太が絡む。
一度は折田と3000m障害高校記録保持者の永原が並走。8km手前で折田がペースアップする。すると埼玉栄の松井が食らいつく。ここで増子が遅れ、永原と宮崎がやや離れるも粘る。
今年9月に5000mで13分28秒78をマークした折田。このまま離すかに思われたが、残り1kmで前回5区区間賞の松井が仕掛ける。
残り700mを切って再び折田が前へ。粘る松井。そこに宮崎も忍び寄る。残り200mでの右折から、ラストスパート合戦を制したのは折田。28分49秒で、佐藤一世(八千代松陰・千葉)が2019年に作った区間日本人最高と同タイムでつないだ。
2位の埼玉栄・松井も28分54秒(同7位タイ)。3位に東洋大牛久・宮崎が入る。佐久長聖の永原颯磨は4位。学法石川の増子は29分06秒で5位と健闘した。
折田は「1区のスタートで最低限区間賞を目標。全力を出し切れました」とエースとしての役割を果たす。過去2年は出場できなかった舞台。「インターハイで戦っていた相手とこの舞台で戦えて、ラストスパート勝負も楽しかったです。10kmと短い距離でしたが、本当に楽しくて幸せな10kmでした」と笑顔を見せた。
全国高校駅伝・男子の1区区間上位成績
折田壮太(須磨学園3兵庫) 28分48秒 松井海斗(埼玉栄3埼玉医) 28分54秒 宮崎優(東洋大牛久3茨城) 28分57秒 永原颯磨(佐久長聖3長野) 29分05秒 増子陽太(学法石川1福島) 29分06秒RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.02
世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞
2025.12.02
サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」
-
2025.12.01
-
2025.12.01
-
2025.11.28
-
2025.11.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.02
世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞
9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]
2025.12.02
サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」
ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]
2025.12.02
東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」
東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]
2025.12.02
約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!
ミズノは12月2日、3D形状のフルレングスカーボンプレートを搭載したスピードランナー向けの新レーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズを12月19日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発表した。 近年の […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025