2023.12.23
2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)
第68回(1992年/平成4年)
山梨学大が独走V、大東大・奈良が2度目の5区区間賞
出雲駅伝を制した山梨学大、全日本大学駅伝を大会新で圧勝した日大、両駅伝で2位、3位を占めた前回王者の大東大による3強の争いと見られた1992年大会。予選会を通過した神奈川大が18年ぶりの出場を果たした一方、前年まで44回連続出場中だった東洋大が姿を消した。
1区では早大の武井隆次(2年)が中盤に抜け出し、2年連続区間新でトップ中継。中大が47秒差の2位につけ、優勝候補の日大、山梨学大、大東大が4~6位で続いた。
2区では同区間で3年連続区間賞獲得中のジョセフ・オツオリ(山梨学大4年)がまたも3人抜きの好走で2位まで押し上げたが、それを上回ったのが順大の本川一美(2年)だった。9位で発進すると、15秒先にスタートしたオツオリを11km付近で抜き去り、そのまま後続に49秒差をつけてトップ中継。区間2位のオツオリに1分04秒、同3位の松井紀仁(日体大2年)に2分18秒差をつける圧倒的な区間賞だった。
このリードを少しでもキープしたい順大だったが、3区に起用された山梨学大の“もう一人の留学生”ケネディ・イセナ(4年)が区間新の快走で逆転。出場した過去2大会は8区区間15位、7区区間3位と同期のオツオリの陰に隠れがちだったが、最後の箱根路で大仕事を果たした。
史上初の“留学生リレー”で1分23秒の貯金を作った山梨学大は、そのまま初の往路優勝を達成。復路でも6区・廣瀬諭史(3年)、8区・下山保之(4年)の区間賞などでリードを拡大し、創部7年目、出場6回目にして歓喜の総合初優勝を飾った。
4区、7区、10区で区間賞を獲得した日大が2位。1区区間9位、5区区間15位と苦しみながら、2年連続の復路優勝を達成した順大が3位に食い込んだ。3連覇を狙った大東大は5区・奈良修(3年)の区間新で9位から4位まで押し上げたものの、復路で順位を落として5位に終わった。
参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)
第68回(1992年/平成4年) 山梨学大が独走V、大東大・奈良が2度目の5区区間賞
出雲駅伝を制した山梨学大、全日本大学駅伝を大会新で圧勝した日大、両駅伝で2位、3位を占めた前回王者の大東大による3強の争いと見られた1992年大会。予選会を通過した神奈川大が18年ぶりの出場を果たした一方、前年まで44回連続出場中だった東洋大が姿を消した。 1区では早大の武井隆次(2年)が中盤に抜け出し、2年連続区間新でトップ中継。中大が47秒差の2位につけ、優勝候補の日大、山梨学大、大東大が4~6位で続いた。 2区では同区間で3年連続区間賞獲得中のジョセフ・オツオリ(山梨学大4年)がまたも3人抜きの好走で2位まで押し上げたが、それを上回ったのが順大の本川一美(2年)だった。9位で発進すると、15秒先にスタートしたオツオリを11km付近で抜き去り、そのまま後続に49秒差をつけてトップ中継。区間2位のオツオリに1分04秒、同3位の松井紀仁(日体大2年)に2分18秒差をつける圧倒的な区間賞だった。 このリードを少しでもキープしたい順大だったが、3区に起用された山梨学大の“もう一人の留学生”ケネディ・イセナ(4年)が区間新の快走で逆転。出場した過去2大会は8区区間15位、7区区間3位と同期のオツオリの陰に隠れがちだったが、最後の箱根路で大仕事を果たした。 史上初の“留学生リレー”で1分23秒の貯金を作った山梨学大は、そのまま初の往路優勝を達成。復路でも6区・廣瀬諭史(3年)、8区・下山保之(4年)の区間賞などでリードを拡大し、創部7年目、出場6回目にして歓喜の総合初優勝を飾った。 4区、7区、10区で区間賞を獲得した日大が2位。1区区間9位、5区区間15位と苦しみながら、2年連続の復路優勝を達成した順大が3位に食い込んだ。3連覇を狙った大東大は5区・奈良修(3年)の区間新で9位から4位まで押し上げたものの、復路で順位を落として5位に終わった。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)第68回箱根駅伝総合成績をチェック
●総合成績 1位 山梨学大 11時間14分07秒 2位 日大 11時間17分54秒 3位 順大 11時間18分38秒 4位 中大 11時間21分24秒 5位 大東大 11時間23分01秒 6位 早大 11時間23分08秒 7位 専大 11時間23分43秒 8位 駒大 11時間27分03秒 9位 東農大 11時間27分09秒 10位 東海大 11時間29分48秒 11位 日体大 11時間30分41秒 12位 法大 11時間36分58秒 13位 国士大 11時間38分31秒 14位 神奈川大 11時間40分56秒 15位 亜細亜大 11時間45分23秒 ●区間賞 1区 武井隆次(早大) 1時間03分22秒 2区 本川一美(順大) 1時間08分07秒 3区 K.イセナ(山梨学大)1時間03分45秒 4区 堀尾貴幸(日大) 1時間03分49秒 5区 奈良修(大東大) 1時間11分13秒 6区 廣瀬諭史(山梨学大) 59分51秒 7区 川崎光年(日大) 1時間06分16秒 8区 下山保之(山梨学大)1時間07分44秒 9区 豊福知徳(早大) 1時間11分31秒 10区 尾座本崇(日大) 1時間06分12秒RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.05.11
ミズノが新作ランニングシューズを発表! 2年ぶりの箱根駅伝出場を狙う法大もイベントに登壇
2026.05.09
【女子棒高跳】松浦清愛(久御山高2京都) 4m10=U18日本タイ&高校歴代4位タイ
2026.05.10
【大会結果】第13回木南道孝記念(2026年5月10日)
-
2026.05.06
-
2026.05.05
-
2026.05.08
-
2026.05.09
-
2026.04.24
Latest articles 最新の記事
2026.05.12
セイコーの次世代育成活動「時育®」スポーツ新CMを公開、CMソングにMISIAさんの新曲「太陽のパレード」を採用
セイコーグループ株式会社は5月12日、次世代育成活動「時育®」の取り組みをより多くの方に共感してもらうことを目指し、セイコーグループアンバサダーである歌手MISIAさんの楽曲を採用した新たな企業CMを制作したことを発表し […]
2026.05.11
【竹澤健介の視点】王者・鈴木芽吹選手の「アベレージ力」光る 世界へのスタートラインはアジアを制すること/木南記念
5月10日に木南記念で行われた名古屋アジア大会代表選考最重要競技会の男子10000mで、男子は鈴木芽吹(トヨタ自動車)がアジア大会派遣設定記録(27分31秒27)をクリアする27分20分11秒で優勝し、初の代表に内定した […]
2026.05.11
ミズノが新作ランニングシューズを発表! 2年ぶりの箱根駅伝出場を狙う法大もイベントに登壇
ミズノは6月19日に発売する新作ランニングシューズ「MIZUNO NEO VISTA 3」の商品説明会・トークセッション&試走会イベントを開いた。 「MIZUNO NEO VISTA 3」は、ランニングにおいて重要となる […]
2026.05.11
ミズノから反発性を特長とする新作ランニングシューズ「MIZUNO NEO VISTA 3」が6月19日から発売!
ミズノは5月11日、反発性を特長とするスーパートレーナー「MIZUNO NEO VISTA」シリーズの最新モデルとして、走行効率と安定性を追求した「MIZUNO NEO VISTA 3(ミズノネオビスタスリー)」を6月1 […]
2026.05.11
大正大学が陸上競技部創立!初代監督に添田正美氏就任、創立100周年の節目に「箱根駅伝出場」掲げて「ゼロからの挑戦」
大正大学は5月11日、2026年4月1日付で陸上競技部を設立したことと、添田正美氏の初代監督に就任したことを発表した。 2026年に創立100周年を迎えたことをきっかけに、学生の競技力向上と大学ブランドの発信強化を目的と […]
Latest Issue
最新号
2026年5月号 (4月14日発売)
2026シーズン展望
中距離特集ほか