2023.11.06
◇第55回全日本大学駅伝(11月5日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)
大学駅伝日本一を決める全日本大学駅伝が行われ、東農大のスーパールーキーが噂に違わぬ力を見せた。
兵庫・報徳学園高卒の前田和摩が2区で31分11秒の区間新。佐藤圭汰(駒大2)、黒田朝日(青学大2)には区間成績で敗れたものの、堂々の大学駅伝デビューを飾った。
「区間新記録という目に見える結果はすごくうれしい」と話すも、小指徹監督からは「31分00秒」を設定されていたようで「目標としては区間賞・区間新だったので悔しい部分も残ります」と振り返る。10番手でタスキを受けると次々と前を捕らえ、東京国際大の留学生アモス・ベットも置き去りに。「突っ込んで入って、残りは耐えてというイメージだったので、予定通りでした」。7人抜きの3位でタスキを渡した。
5月の関東インカレ5000mで4位と快走すると、6月の全日本大学駅伝選考会で28分03秒51というU20日本歴代2位で、チームを14年ぶり伊勢路へと導く原動力となった。前田に刺激を受けるようにチームも活気づき、箱根駅伝も10年ぶりに出場を決めた。
前田は「以前よりスピードに自信がつきました」と自身も成長を感じている様子。「タスキをつなぐこともそうですし、思い通りにならないところもあるのが駅伝。初めての学生駅伝は楽しかった」と笑顔を見せると、箱根駅伝に向けて「2区区間賞を目指したい」と堂々と宣言した。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.10
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
2025.12.10
15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]
2025.12.10
99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025