2023.10.22
◇第9回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津/福岡県宗像市・宗像ユリックス前発着、6区間42.195km)
第9回プリンセス駅伝が10月22日に行われ、最長10.7kmのエース区間3区は肥後銀行の酒井美玖が制した。
チームは、1区の塚本真夕が3kmを過ぎて集団から遅れ出し、左足を引きずる走りに。「左足の疲労骨折の疑い」で途中棄権となった。
2区から繰り上げを示す白タスキで再スタート。最下位でタスキを受けた酒井は、それでも「沿道からの応援が力になりました。声もよく聞こえた」と力強くスタートを切った。
目標の「35分切り」には届かなかったが、35分22秒で堂々の区間賞を獲得。区間2位の九電工・林田美咲に13秒差をつける力走だった。それでも、「目標を達成できなかったことは残念だし、もっと練習を積むことが大事だと思いました」と反省の言葉を口をつく。
福岡・北九州市立高では3年時に全国高校駅伝1区区間賞に輝いている。デンソー入社1年目のクイーンズ駅伝でも1区で4位と健闘。昨年8月に肥後銀行に移籍、クイーンズ駅伝では最長区間の3区を務めた。
今季は5月から2ヵ月、体調不良などで練習できなかったそうだが、「その期間に大切なことを知ることもできました」と前向きに捉え、トレーニングを重ねてきた。
目標は高校時代から変わらない。「世界陸上や五輪に出ること」ときっぱり。10月に誕生日を迎えたばかりの23歳は、「1日1日の積み重ね、継続を大切にしていきたい」と今後のさらなる飛躍を誓った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.24
-
2025.11.24
-
2025.11.24
-
2025.11.24
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.25
2025年最も輝きを放ったCrystalAthleteは中島佑気ジョセフ!選手、ファン、メディア投票の「GetsurikuAwards2025」発表
月陸Onlineが2022年に創設した「Getsuriku Awards」。選手やファン、メディアからの投票によって、そのシーズンで『最も輝きを放った選手=Crystal Athlete』として表彰しています。 期間内に […]
2025.11.25
大学女子駅伝2冠へ!城西大の主将・金子陽向「10年間の集大成の走りを」本間香「優勝へ区間賞・区間新を」
ミズノの新シューズ発表イベントが11月25日に行われ、10月の全日本大学女子駅伝で優勝した城西大の主将・金子陽向(4年)と本間香(1年)が参加した。 1区区間新で優勝への流れを作った本間と、アンカーとして1分以上の差を跳 […]
2025.11.25
日本選手権混成競技は6月6日、7日 木南記念は5月10日開催 2026年競技日程の一部が発表
日本陸連は、ホームページで2026年度の主催競技会日程の一部を発表した。 日本選手権混成競技(岐阜・長良川)は6月6日、7日の両日に開催されることが新たに判明した。日本選手権(愛知・瑞穂)はすでに6月12日~14日に行わ […]
2025.11.25
日本陸連バーチャルミュージアム11月29日“開館” 100周年記念としてWeb上で情報、歴史、記録の「デジタル博物館」
日本陸連は11月25日、創立100周年記念プロジェクトとして、11月29日にバーチャルミュージアムを“開館”すると発表した。 バーチャルミュージアムは、日本陸連のホームページからアクセスできるWEB上のミュージアム。陸上 […]
2025.11.25
アディダスから駅伝シーズンに向けた包括的なランニングコレクション「ADIZERO EKIDEN COLLECTION」が登場!
アディダス ジャパンは11月25日、1秒でも速いベストタイムを目指して走るランナーのため、日本で開発されたランニングシリーズ「アディゼロ」より、駅伝シーズンに向けた包括的なランニングコレクション「ADIZERO EKID […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025