◇みんなでつなごうリレーフェスティバル2023(10月7日~8日/東京・国立競技場)
日本選手権リレーと併催で行われたリレーフェスティバル(リレフェス)。2回目の開催となった今大会は非公認も含めて16種目のリレーが行われ、昨年以上の盛り上がりを見せた。
都道府県対抗で争われたU16の4×100mリレーでは千葉が男女ともに優勝を果たし、男子は41秒38の大会タイ、女子は46秒70の大会新と圧倒的な強さを見せつけた。
男女ともに4走での逆転劇となり、女子では先手を奪った広島に対し、千葉のアンカー・伊藤優亜(旭二3)が猛追。残り50m付近でトップに立つと、そのままフィニッシュラインを駆け抜けて勝利をつかんだ。
2走の内藤美紗(桜台3)が「練習ではバトンパスが失敗していたけど、決勝ではうまく渡せられた」と笑顔を見せると、1走の山﨑蒼海(多古3)は「優勝と大会新を狙っていたので、2つとも達成できてうれしい」と話す。
全中1000m7位入賞の実績を持つ伊藤は「自分たちが優勝して男子を勢いづけようと話していたので、その通りになって良かったです」とバトンを男子に渡した。
続く男子はアンカーに男子100m10秒56の中学記録を持つ片山瑛太(鎌ケ谷二3)を据えるオーダー。1走から堅実な中継を見せ、4番手で片山につなぐと、前を行く埼玉や茨城をすぐさま抜いてトップへ。片山はさらにリードを拡大して歓喜のフィニッシュに飛び込んだ。
メンバーは「女子が勝っていたので負けられなかった」と口をそろえ、片山は「バトンをもらった時点で勝てると確信できました。千葉は各々のレベルも高いですが、『チーム千葉』で協力するともっと強くなると思っています。今回も予選から余裕を持ってレースに臨めました」と胸を張る。
個々の走力の高さに加え、チームワークでも勝った千葉の総合力が光る大会となった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
2025.11.28
22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告
-
2025.11.27
-
2025.11.26
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]
2025.11.28
22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告
世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
2025.11.27
古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定
日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025