HOME 国内、世界陸上、日本代表
田中希実が戦い終え帰国「1ヵ月くらいに長く感じました」5000mで26年ぶり8位入賞/世界陸上
田中希実が戦い終え帰国「1ヵ月くらいに長く感じました」5000mで26年ぶり8位入賞/世界陸上

2023年ブダペスト世界選手権の帰国会見に応じる田中希実

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)

ブダペスト世界選手権に出場していた日本代表選手が8月29日午後に帰国。女子5000mで8位入賞を果たした田中希実(New Balance)が成田空港で取材に応じた。

広告の下にコンテンツが続きます

1500mと5000mの2種目に出場した田中。「非常に長い世界陸上でした」と開口一番に飛び出した。

「昨年のオレゴン大会は800m、1500m、5000mの3種目に出場したため、気づいたらあっという間に終わっていました。今大会は1500mと5000mで1本1本のレースに気持ちを作って臨んだので、体感としては1ヵ月くらいに感じました」と大会を総括した。

昨年のオレゴン大会では「本当の意味での自信がまだ持てていなかった」という。レース前に繊細な気持ちになり、「何のために走っているのかわからず、でも結果は残さないといけないという繰り返しでしんどくなったこともありました」と明かす。

日本記録(3分59秒19)を持つ最初の1500mは準決勝で1組12着(4分06秒71)と決勝に進めなかったが、この時も「『決勝に残らないといけない』と感じてしんどかった」と振り返る。

しかし、準決勝敗退後に関係者との対話を通じて「本当に自分は決勝に残りたかったのか」と自問自答し、「実際は『怖い』という気持ちが大きかった」ことに気づいた。

父の健智コーチをはじめ多くの人から背中を押してもらい、「自分ならできる」と切り替えて臨んだ5000m予選で、従来の日本記録(14分52秒84)を14秒以上も更新する14分37秒98をマーク。3大会連続の決勝進出を果たし、決勝では1997年アテネ大会の弘山晴美以来、日本勢では26年ぶりの8位入賞を果たした。

「自信を持つことや感謝の気持ちを持つ部分で、今後変えていきたいなと考えるきっかけになりました。今回の経験を思い出しながら、ここで乗り越えられたことが、ちょっとずつ変わっていくための拠り所になっていくのだと思います」と田中らしい言い回しで大会を総括した。

田中はブダペストから帰国して束の間、2日後にドイツで開催される1マイルのレースに出場する。

今大会の5000m予選でパリ五輪の参加標準記録(14分52秒00)も突破済み。「次も2種目で狙いたい」と、すでに来年のパリへ切り替えている。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト) ブダペスト世界選手権に出場していた日本代表選手が8月29日午後に帰国。女子5000mで8位入賞を果たした田中希実(New Balance)が成田空港で取材に応じた。 1500mと5000mの2種目に出場した田中。「非常に長い世界陸上でした」と開口一番に飛び出した。 「昨年のオレゴン大会は800m、1500m、5000mの3種目に出場したため、気づいたらあっという間に終わっていました。今大会は1500mと5000mで1本1本のレースに気持ちを作って臨んだので、体感としては1ヵ月くらいに感じました」と大会を総括した。 昨年のオレゴン大会では「本当の意味での自信がまだ持てていなかった」という。レース前に繊細な気持ちになり、「何のために走っているのかわからず、でも結果は残さないといけないという繰り返しでしんどくなったこともありました」と明かす。 日本記録(3分59秒19)を持つ最初の1500mは準決勝で1組12着(4分06秒71)と決勝に進めなかったが、この時も「『決勝に残らないといけない』と感じてしんどかった」と振り返る。 しかし、準決勝敗退後に関係者との対話を通じて「本当に自分は決勝に残りたかったのか」と自問自答し、「実際は『怖い』という気持ちが大きかった」ことに気づいた。 父の健智コーチをはじめ多くの人から背中を押してもらい、「自分ならできる」と切り替えて臨んだ5000m予選で、従来の日本記録(14分52秒84)を14秒以上も更新する14分37秒98をマーク。3大会連続の決勝進出を果たし、決勝では1997年アテネ大会の弘山晴美以来、日本勢では26年ぶりの8位入賞を果たした。 「自信を持つことや感謝の気持ちを持つ部分で、今後変えていきたいなと考えるきっかけになりました。今回の経験を思い出しながら、ここで乗り越えられたことが、ちょっとずつ変わっていくための拠り所になっていくのだと思います」と田中らしい言い回しで大会を総括した。 田中はブダペストから帰国して束の間、2日後にドイツで開催される1マイルのレースに出場する。 今大会の5000m予選でパリ五輪の参加標準記録(14分52秒00)も突破済み。「次も2種目で狙いたい」と、すでに来年のパリへ切り替えている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.06.04

十種競技は4年ぶりV狙う奥田啓祐ら有力、女子は好調・田中友梨の連覇なるか/日本選手権混成

◇第110回日本選手権・混成競技(6月6、7日/岐阜・ヒマラヤスタジアム岐阜:長良川) 名古屋アジア大会代表選考を兼ねた混成競技の日本選手権が6月6、7日に岐阜で行われる。男子十種競技は7918点、女子七種競技は6019 […]

NEWS 日本実業団連合強化委員長に大澤陽祐氏が就任 Honda監督など歴任 佐藤氏、安養寺氏、田中氏が副委員長に

2026.06.04

日本実業団連合強化委員長に大澤陽祐氏が就任 Honda監督など歴任 佐藤氏、安養寺氏、田中氏が副委員長に

日本実業団陸上競技連合は6月4日に理事会・定時社員総会を開催し、強化委員会委員長にHonda陸上競技部シニアエグゼクティブアドバイザーの大澤陽祐氏を選任した。 大澤氏は1967年生まれの58歳。埼玉・所沢西高、中大で長距 […]

NEWS IH100m6位の赤星未來がスプリント4冠!熊本・女子走幅跳は竹本光が5m89でV 佐賀では龍谷が4×100mRで県高校新/IH都府県大会

2026.06.04

IH100m6位の赤星未來がスプリント4冠!熊本・女子走幅跳は竹本光が5m89でV 佐賀では龍谷が4×100mRで県高校新/IH都府県大会

滋賀インターハイ(7月30日~8月5日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 北九州地区では6月1日までに3県が終了し、南九州地区では6月3日までに全4県が終了。各地で好記 […]

NEWS Onのスーパートレーナー「LightSpray Cloudmonster 3 Hyper」から新カラーが6月4日より発売開始!

2026.06.04

Onのスーパートレーナー「LightSpray Cloudmonster 3 Hyper」から新カラーが6月4日より発売開始!

スイスのスポーツブランド「On (オン)」およびオン・ジャパンは6月4日、革新技術「LightSpray™ (ライトスプレー)」を採用したスーパートレーナー「LightSpray Cloudmonster 3 Hyper […]

NEWS アシックスから安定性と快適な履き心地を追求したランニングシューズ「GEL-KAYANO 33」が登場!

2026.06.04

アシックスから安定性と快適な履き心地を追求したランニングシューズ「GEL-KAYANO 33」が登場!

アシックスジャパンは6月4日、同社を代表する高機能ランニングシューズ「GEL-KAYANO」シリーズから安定性と快適性を追求した「GEL-KAYANO 33(ゲルカヤノ33)」4品番を、6月11日からアシックスオンライン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年6月号 (5月14日発売)

2026年6月号 (5月14日発売)

落合晃&丸山優真が日本新
26春 学生長距離勢力図

page top