◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)4日目
アジア選手権の4日目がタイ・バンコクで行われ、男女混合4×400mリレーで1走から今泉堅貴(筑波大)、久保山晴菜(今村病院)、佐藤風雅(ミズノ)、松本奈菜子(東邦銀行)とつないだ日本は、3分15秒71の日本新で3位に入った。
1走の今泉は今大会初レース。初の海外レースだったが、自身の実力を十分に発揮して、トップのインドとほぼ同じタイミングで2走の久保山にバトンを渡し、「大崩れせずに走れたと思う」と胸を張った。
2走の久保山はオープンレーン入ったところで、スリランカにかわされて3位にポジションを落とす。男子400mで銀メダルを獲得している3走の佐藤は序盤から飛ばして一時は先頭に浮上。それでも、後半にインドの逆襲を受けて2位でアンカーへとバトンをつないだ。
アンカーの松本はインドとスリランカとの三つ巴の争いのなか積極的に前を追い、バックストレートでトップに。しかし、最後は女子400m金メダリストのR.ラマナヤケ(スリランカ)とリレーで東京五輪出場経験のあるS.ベンカテサン(インド)のスパートに押し切られて、3位でのフィニッシュとなった。
日本はこの種目で2大会連続の銅メダル。タイムは21年の木南記念で日本代表が樹立した日本記録(3分16秒67)を1秒近く塗り替えるもの。それでも、この記録は23年の世界ランキングで20位相当で、8月のブダペスト世界選手権の出場は厳しくなり、メンバーには笑顔は少なかった。
アンカーの松本が「できれば3分14秒前半出して世界選手権につなげたかった」と話すように、世界と戦うにはさらなる選手層の充実、個々の能力のベースアップが必要となる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.09
【女子2000m障害】シュブルチェック・アンナ(牛久高)6分25秒96=高校最高
2025.07.09
【女子100m】バログン・イズミ(千住ジュニア・中2)11秒93=中2歴代5位
-
2025.07.09
-
2025.07.05
2025.06.17
2025中学最新ランキング【男子】
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.09
BROOKSの人気クッションモデル「Glycerin MAX」から待望の新色が7月18日より登場!
米国No.1ランニングシューズブランド「BROOKS(ブルックス)」は、2024年10月の発売以来、多くのランナーから高い支持を集めている「Glycerin MAX(グリセリンマックス)」の新色(グレー、イエローグリーン […]
2025.07.09
【女子2000m障害】シュブルチェック・アンナ(牛久高)6分25秒96=高校最高
7月5日の茨城県選手権(笠松運動公園陸上競技場)少年女子A2000m障害で、シュブルチェック・アンナ(牛久高2)が6分25秒96の高校最高記録をマークした。 これまでの高校最高記録は、2022年インターハイ東北大会(オー […]
2025.07.09
【女子100m】バログン・イズミ(千住ジュニア・中2)11秒93=中2歴代5位
東京・江東区選手権が6月29日、夢の島競技場で行われ、中学2年女子100mでバログン・イズミ(千住ジュニア)が中2歴代5位の11秒93(+1.8)をマークした。 これまでの自己ベストは5月下旬に出した12秒21。バログン […]
2025.07.09
東京世界陸上代表・田中希実が7/12開催MDCの1500mに急きょ参戦
東京世界選手権女子1500mと5000mの両種目で代表に内定している田中希実(New Balance)が、7月12日開催の「TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT Supported by On」 […]
2025.07.08
日本選手権混成、日本選手権リレーの競技日程変更 暑熱対策で11時30分から15時まで競技中断
日本陸連は7月8日、SNSを通じて、今週末の12日、13日に開催される日本選手権混成競技、日本選手権リレー(岐阜・長良川)の競技日程を変更すると発表した。 日本陸連は近年の気候変動に伴い、競技者および関係者への健康影響が […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会