2022.08.20
世界陸連は、来年8月19日から27日までハンガリー・ブダペストで開催される世界選手権の参加要項を発表した。2019年のドーハ大会や今年のオレゴン大会と同様、出場のためには指定の参加標準記録を突破するか、世界ランキングで上位に入る必要がある。
参加標準記録は7月に一部の種目で発表済みだったが、すべての種目で公開された。一部の種目を除いてオレゴン大会から全体的に水準が上がっており、今後はより世界ランキングを意識した取り組みが必要となる。
一方で、フィールド種目の出場枠は従来の32から36に増加しており、日本人選手にも出場するチャンスが広がった。
■ブダペスト世界選手権の標準記録(カッコ内はオレゴン大会の標準)
※種目の後ろの数字はターゲットナンバー(出場枠の目安)
<男子>
100m(48)10秒00(10秒05)
200m(48)20秒16(20秒24)
400m(48)45秒00(44秒90)
800m(56)1分44秒70(1分45秒20)
1500m(56)3分34秒20(3分35秒00)
5000m(42)13分07秒00(13分13秒50)
10000m(27) 27分10秒00(27分28秒00)
マラソン(100) 2時間9分40秒(2時間11分30秒)
3000mSC(36)8分15秒00(8分22秒00)
110mH(40)13秒28(13秒32)
400mH(40)48秒70(48秒90)
走高跳(36)2m32(2m33)
棒高跳(36)5m81(5m80)
走幅跳(36)8m25(8m22)
三段跳(36)17m20(17m14)
砲丸投(36)21m40(21m10)
円盤投(36)67m00(66m00)
ハンマー投(36)78m00(77m50)
やり投(36)85m20(85m00)
十種競技(24) 8460点(8350点)
20km競歩(50) 1時間20分10秒(1時間21分00秒)
35km競歩(50) 2時間29分40秒(2時間33分00秒)
<女子>
100m(48)11秒08(11秒15)
200m(48)22秒60(22秒80)
400m(48)51秒00(51秒35)
800m(56)1分59秒80(1分59秒50)
1500m(56)4分03秒50(4分04秒20)
5000m(42)14分57秒00(15分10秒00)
10000m(27) 30分40秒00(31分25秒00)
マラソン(100) 2時間29分30秒(2時間29分30秒)
3000mSC(36)9分23秒00(9分30秒00)
100mH(40)12秒78(12秒84)
400mH(40)54秒90(55秒40)
走高跳(36)1m97(1m96)
棒高跳(36)4m71(4m70)
走幅跳(36)6m85(6m82)
三段跳(36)14m52(14m32)
砲丸投(36)18m80(18m50)
円盤投(36)64m20(63m50)
ハンマー投(36)73m60(72m50)
やり投(36)63m80(64m00)
七種競技(24) 6480点(6420点)
20km競歩(50) 1時間29分20秒(1時間31分00秒)
35km競歩(50) 2時間51分30秒(2時間54分00秒)
<記録の有効期間>
●マラソン、35km競歩
2021年12月1日〜2023年5月30日
●10000m、20km競歩、混成競技
2022年1月31日〜2023年 7月30日
●それ以外の種目
2022年7月31日〜2023年7月30日
そのほか、オレゴン大会の各種目優勝者、22年ダイヤモンドリーグファイナルにおける各種目の優勝者にはワイルドカードでの出場権が与えられる。
さらに、世界陸連評議会は記録操作を厳密にチェックするため、それが判明した国に対しては参加標準記録、世界ランキングともに、下記の大会の結果のみを反映させると発表した。
・ダイヤモンドリーグ
・コンチネンタルツアー
・世界室内ツアー
・世界競歩ツアー
・世界混成競技ツアー
・世界クロスカントリーツアー
・世界陸連ラベルロードレース
・国内選手権(シニア)
※事実関係に誤りがありましたので訂正しました。上記大会のみしか記録が認められないのは「記録操作が判明した国のみ」であり、日本がそれに該当している事実は現在ありません。

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