日本陸連は2月4日、日本選手権20km競歩(2月20日/兵庫・神戸六甲アイランド)についてエントリー選手や大会概要を発表した。
男子は昨年の東京五輪で銅メダルを獲得した山西利和(愛知製鋼)が大会3連覇を狙う。また、この種目で2大会連続オリンピアン(リオ、東京)の高橋英輝(富士通)や、東京五輪50kmに出場した丸尾知司(愛知製鋼)もエントリー。若手では古賀友太(明大)や今年の元旦競歩を制した石田昴(立命大)、山西らとともに世界競歩チーム選手権(3月4、5日/オマーン・マスカット)代表に選ばれて諏方元郁(愛知製鋼)も出場する見込み。なお、東京五輪銀メダリストの池田向希(旭化成)はエントリーしていない。
女子は東京五輪代表の藤井菜々子(エディオン)と岡田久美子(東京陸協)、河添香織(自衛隊体育学校)の3選手がエントリー。前回は藤井は初制覇して、岡田の7連覇を阻んだ。この他、ベテランの渕瀬真寿美(建装工業)や昨年の日本インカレ覇者・籔田みのり(武庫川女大)も出場する予定だ。
なお、同大会はオレゴン世界選手権などの国際競技会の代表選考会となっている。例年、海外から招聘している国際競歩審判員(IRWJ)がコロナ禍で規定の3名以上そろえることが難しいものの、世界陸連が日本の審判体制などを総合的に判断し、今大会に限り、特例として代表選考条件を満たす記録として認める。
そのため、世界記録やアジア記録が出ても無効となるものの、世界選手権といった国際競技会の参加資格記録や、ワールドランキングの対象記録としては有効となる。なお、日本記録や国内競技会の申込資格記録は従来通り有効となる。
また、併催されるU20選抜競歩には、男子10kmに昨年のインターハイ5000m優勝の古賀文也(大牟田高3福岡)や、同2位の近藤岬(十日町高3新潟)、女子5kmにはインターハイ5000m3位の中村綾花(長野東高3長野)や元旦競歩高校女子の部を制した山岸芽生(十日町高3新潟)がエントリーしている。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.04
-
2025.07.04
2025.07.02
HOKAの新作レーシングシューズ「ROCKET X 3」が7月2日に新登場!
-
2025.07.01
-
2025.07.02
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.04
3日目の男女砲丸投の競技開始時間を繰り下げ 女子は14時30分、男子は16時40分から/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権の3日目の競技開始時間の変更が決まった。 広告の下にコンテンツが続きます 主催する日本陸連は暑熱対策として、今大会の […]
2025.07.04
5000m廣中璃梨佳は2位に涙「希実先輩との動きの差がある」世界陸上へ前進「うれし涙に」/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 1日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子5000mは田中希実(New Balance)が14分59秒02の大会新で4連覇を果たし、参加 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会