HOME 特集

2019.10.16

【展望】世界選手権代表や高校記録保持者が参戦予定 ~10月18日からU20/U18日本選手権~ 見どころ(U18編)
【展望】世界選手権代表や高校記録保持者が参戦予定 ~10月18日からU20/U18日本選手権~ 見どころ(U18編)

第35回U20/第13回U18日本選手権が10月18日~20日の3日間、広島市のエディオンスタジアム広島で行われる。昨年までの愛知(パロマ瑞穂スタジアム)から会場が移って行われるが、今年も有力選手が多数エントリーしている。カテゴリー別(U20とU18)で2回に分けて見どころを紹介!
公式サイト
動画配信1日目(18日) 動画配信2日目(19日) 動画配信3日目(20日)
●競技日程(PDF
●エントリーリスト
 U18男子(PDF) U18女子(PDF

【U18男子】
木下、古澤、藤原、アツオビン!
インターハイ2年生王者が続々登場


インターハイ男子走幅跳で8m12の特大高校新をマークした藤原孝輝
ショートスプリントは、インターハイ2冠の鵜澤飛羽(築館高3宮城)がU20にエントリーしているため混戦となりそう。100mは国体少年A3位の井上瑞葵(鳥取中央育英高3)やインターハイ3位の岩本康祐(伊奈学園高3埼玉)、10秒43の自己記録を持つ鷹祥永(立命館慶祥高2北海道)が軸か。200mは島田開伸(浜松湖東高2静岡)や松田慎太郎(報徳学園高2兵庫)、大野心碧(土佐高2高知)で優勝を争いそうだ。

広告の下にコンテンツが続きます

前回までの400mから変わって今大会から新たに実施される300mにはインターハイ王者・木下祐一(洛南高2京都)がエントリー。33秒06の高校最高記録の更新もあるかもしれない。

800mはインターハイ6位の石井優吉(八千代松陰高2千葉)が主導権を握る展開が予想される。

U20規格で行われる110mハードルは、インターハイと国体少年共通でいずれも2位の近藤翠月(新潟産大附高2)が優位に立つ。また、この距離のハイハードルと400mハードルで高1最高記録(14秒30/51秒32)をマークしている高橋遼将(中京大中京高1愛知)にも注目だ。今回から行われる300mハードルでは優勝候補に挙がる。

広告の下にコンテンツが続きます

4×100mリレーは中京大中京高(愛知)、東農大二高(群馬)、洛南高(京都)がリードしそうだ。

棒高跳は5m30の自己ベストを持つインターハイ王者の古澤一生(前橋育英高2群馬)が高2最高の5m36に挑む。

走幅跳はインターハイで8m12という驚異のU20&U18日本新、高校新を跳んだ藤原孝輝(洛南高2京都)がエントリー。188cmの長身からビッグジャンプが再び飛び出すか。

三段跳は5月に高校歴代7位の15m80をマークした井村慧士(太成学院大高3大阪)と、国体少年共通2位の廣田麟太郎(長崎日大高2)が激突する。

砲丸投はインターハイで2年生Vを飾ったアツビオン・ジェイソン(大阪桐蔭高)が17m02(高2歴代5位)の持っており、どこまで記録を伸ばすか。やり投は吉野壱圭(添上高2奈良)があと61cmと迫った70mのラインを目指す。

【U18女子】
ショートスプリントに石堂、青山が参戦
棒高跳や砲丸投は記録に注目


女子スプリントで注目の石堂陽奈(左)と青山華依
100mはインターハイ2位の石堂陽奈(立命館慶祥高2北海道)と国体少年A女王の青山華依(大阪高2)が激突。石堂はインターハイを制している200mでもV候補だ。

300mは400mで54秒台の記録を持つ松岡萌絵(東海大浦安高2千葉)がやや有利だが、国体少年A400mハードルを57秒77(U20日本歴代4位、U18日本歴代2位、高校歴代3位、高2最高)で突っ走った山本亜美(京都橘高2)もエントリー。勢いは十分あり、300mハードルと合わせて2冠もあるかもしれない。

ユース規格で行われる100mハードルは、国体少年A(一般・高校規格)で優勝した伊藤彩香(青豊高2福岡)や2位の田中きよの(共愛学園高3群馬)に、松本佳音彩(中京大中京高1愛知)や地元の浅木都紀葉(広島皆実高1)といった1年生が挑むと構図となりそう。

4×100mリレーは層の厚い中京大中京高(愛知)と大阪高(大阪)が有利に立つ。

跳躍種目は走高跳、走幅跳、三段跳が混戦模様。棒高跳では今季4m00(U20日本歴代6位タイ、U18日本歴代2位タイ、高校歴代4位タイ、高2歴代2位タイ)を跳んでいるインターハイ女王の古林愛理(明石商高2兵庫)がさらなる自己記録更新に挑む。

砲丸投では9月下旬に15m17(U18日本新、高校歴代4位)をマークした廣島愛亜梨(大阪高3)がどこまで記録を伸ばすか。ハンマー投は木下七海(旭野高3愛知)、吉川愛莉(四学香川西高3)、山本紗矢(市尼崎高2兵庫)が優勝争いの中心だ。

第35回U20/第13回U18日本選手権が10月18日~20日の3日間、広島市のエディオンスタジアム広島で行われる。昨年までの愛知(パロマ瑞穂スタジアム)から会場が移って行われるが、今年も有力選手が多数エントリーしている。カテゴリー別(U20とU18)で2回に分けて見どころを紹介!公式サイト動画配信1日目(18日) 動画配信2日目(19日) 動画配信3日目(20日) ●競技日程(PDF) ●エントリーリスト  U18男子(PDF) U18女子(PDF【U18男子】 木下、古澤、藤原、アツオビン! インターハイ2年生王者が続々登場 インターハイ男子走幅跳で8m12の特大高校新をマークした藤原孝輝 ショートスプリントは、インターハイ2冠の鵜澤飛羽(築館高3宮城)がU20にエントリーしているため混戦となりそう。100mは国体少年A3位の井上瑞葵(鳥取中央育英高3)やインターハイ3位の岩本康祐(伊奈学園高3埼玉)、10秒43の自己記録を持つ鷹祥永(立命館慶祥高2北海道)が軸か。200mは島田開伸(浜松湖東高2静岡)や松田慎太郎(報徳学園高2兵庫)、大野心碧(土佐高2高知)で優勝を争いそうだ。 前回までの400mから変わって今大会から新たに実施される300mにはインターハイ王者・木下祐一(洛南高2京都)がエントリー。33秒06の高校最高記録の更新もあるかもしれない。 800mはインターハイ6位の石井優吉(八千代松陰高2千葉)が主導権を握る展開が予想される。 U20規格で行われる110mハードルは、インターハイと国体少年共通でいずれも2位の近藤翠月(新潟産大附高2)が優位に立つ。また、この距離のハイハードルと400mハードルで高1最高記録(14秒30/51秒32)をマークしている高橋遼将(中京大中京高1愛知)にも注目だ。今回から行われる300mハードルでは優勝候補に挙がる。 4×100mリレーは中京大中京高(愛知)、東農大二高(群馬)、洛南高(京都)がリードしそうだ。 棒高跳は5m30の自己ベストを持つインターハイ王者の古澤一生(前橋育英高2群馬)が高2最高の5m36に挑む。 走幅跳はインターハイで8m12という驚異のU20&U18日本新、高校新を跳んだ藤原孝輝(洛南高2京都)がエントリー。188cmの長身からビッグジャンプが再び飛び出すか。 三段跳は5月に高校歴代7位の15m80をマークした井村慧士(太成学院大高3大阪)と、国体少年共通2位の廣田麟太郎(長崎日大高2)が激突する。 砲丸投はインターハイで2年生Vを飾ったアツビオン・ジェイソン(大阪桐蔭高)が17m02(高2歴代5位)の持っており、どこまで記録を伸ばすか。やり投は吉野壱圭(添上高2奈良)があと61cmと迫った70mのラインを目指す。 【U18女子】 ショートスプリントに石堂、青山が参戦 棒高跳や砲丸投は記録に注目 女子スプリントで注目の石堂陽奈(左)と青山華依 100mはインターハイ2位の石堂陽奈(立命館慶祥高2北海道)と国体少年A女王の青山華依(大阪高2)が激突。石堂はインターハイを制している200mでもV候補だ。 300mは400mで54秒台の記録を持つ松岡萌絵(東海大浦安高2千葉)がやや有利だが、国体少年A400mハードルを57秒77(U20日本歴代4位、U18日本歴代2位、高校歴代3位、高2最高)で突っ走った山本亜美(京都橘高2)もエントリー。勢いは十分あり、300mハードルと合わせて2冠もあるかもしれない。 ユース規格で行われる100mハードルは、国体少年A(一般・高校規格)で優勝した伊藤彩香(青豊高2福岡)や2位の田中きよの(共愛学園高3群馬)に、松本佳音彩(中京大中京高1愛知)や地元の浅木都紀葉(広島皆実高1)といった1年生が挑むと構図となりそう。 4×100mリレーは層の厚い中京大中京高(愛知)と大阪高(大阪)が有利に立つ。 跳躍種目は走高跳、走幅跳、三段跳が混戦模様。棒高跳では今季4m00(U20日本歴代6位タイ、U18日本歴代2位タイ、高校歴代4位タイ、高2歴代2位タイ)を跳んでいるインターハイ女王の古林愛理(明石商高2兵庫)がさらなる自己記録更新に挑む。 砲丸投では9月下旬に15m17(U18日本新、高校歴代4位)をマークした廣島愛亜梨(大阪高3)がどこまで記録を伸ばすか。ハンマー投は木下七海(旭野高3愛知)、吉川愛莉(四学香川西高3)、山本紗矢(市尼崎高2兵庫)が優勝争いの中心だ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.16

サニブラウンが東レを訪問「走り抜くことができたのはみなさんのお陰」

男子短距離で東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキームが10月16日、所属先である東レの東京本社を訪問した。 サニブラウンは今シーズンを終えての報告のために訪れると、役員への挨拶のあとは各フロアを周って挨拶。「 […]

NEWS BROOKSのランニングシューズ「Adrenaline GTS」 誕生25周年を記念し、特別デザインの限定カラーが登場!

2025.10.16

BROOKSのランニングシューズ「Adrenaline GTS」 誕生25周年を記念し、特別デザインの限定カラーが登場!

米国ランニングシューズブランド「BROOKS(ブルックス)」は、ロングセラーモデル「Adrenaline GTS(アドレナリンジーティーエス)」の誕生25周年を記念し、特別デザインの限定カラーを公式オンラインショップにて […]

NEWS 19年ドーハ世界陸上代表・井本佳伸が現役引退「たくさんの出会い幸せ」今後は指導者の道へ

2025.10.15

19年ドーハ世界陸上代表・井本佳伸が現役引退「たくさんの出会い幸せ」今後は指導者の道へ

男子短距離で活躍し、19年ドーハ世界選手権リレー代表(補欠)の井本佳伸(東京ガスエコモ)が現役生活に区切りをつけることを自身のSNSで発表した。 井本は京都・東輝中時代に全中で100m5位、200m4位。名門・洛南高へ進 […]

NEWS 100m宮本大輔が引退「最後まで走り切れた」元中学記録保持者「早熟なんて気にしなくていい」

2025.10.15

100m宮本大輔が引退「最後まで走り切れた」元中学記録保持者「早熟なんて気にしなくていい」

穏やかな笑顔で静かに、地元・山口でスパイクを脱いだ。 男子100mの元中学記録保持者・宮本大輔(山口フィナンシャルグループ)が現役生活にピリオドを打った。9月の全日本実業団対抗は、地元・山口。「夏くらいには一旦、区切りを […]

NEWS 九州実業団駅伝エントリー 旭化成は葛西潤や相澤晃、クラフティア・赤﨑暁、三菱重工・近藤亮太ら日本代表経験者登録

2025.10.15

九州実業団駅伝エントリー 旭化成は葛西潤や相澤晃、クラフティア・赤﨑暁、三菱重工・近藤亮太ら日本代表経験者登録

来年元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会を兼ねた第62回九州実業団毎日駅伝(11月3日/大分・佐伯市の佐伯中央病院陸上競技場発着)のエントリーが10月15日、同実業団連盟から発表された。 エントリーチー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top