2025.10.19
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目
U18・U16大会の2日目が行われ、U16男子100mはオコンクオ・イケム・ジェフ(あわせJRC・中3沖縄)が10秒70(+1.0)の自己新で優勝を果たした。
オコンクオは7月に10秒78をマークし、8月の沖縄全中では地元優勝も期待されていた。だが本番ではスタートの出遅れが響き、10秒74を出しながらも優勝に0.03秒届かず2位と惜敗。レース後は「秋のU16大会では絶対に日本一を取って、良い思い出にしたい」と、悔し涙を流しながらリベンジを誓っていた。
今大会では、午前中の予選を10秒89(+0.4)の組1着で通過。決勝では「直前のウォーミングアップのスタート練習で重心移動のコツをつかんだ」と、全中とは見違える加速を披露した。身長185cmの身体を大きく使って駆けるフォームは、まさに“パワフル”。50m付近から一気にライバルを突き放した。
「自分の前に誰もいないのがわかったので、最後は自分のペースで行けた」と振り返り、大量リードに優勝を確信すると、右手を突き出して「よっしゃー!」と叫びながらフィニッシュ。2位の赤尾海友(はしまモアTFC・中3岐阜)に0.15秒差をつける圧勝だった。
将来も嘱望される走りとなったが、オコンクオにとってはこれが陸上人生最後のレース。陸上を始める前からサッカーに取り組んでおり、現在はキーパーとして年代別の日本代表合宿にも選抜されているほどの才能を持つ。
実は、夏の全中後には本職とするサッカーの練習に専念。「全中が終わってから陸上の練習をしたのは片手で数えられるくらい。今大会もコーチから、『最後の試合なんだから、調整などせず自分の好きなように走ればいい』と言われていました」と明かした。
中学卒業後は、親元を離れてJリーグ・清水エスパルスのユースチームに加入することが決定している。「高校1年からメンバー入りし、高校生のうちにトップチームと契約できるくらいになって、日本代表の鈴木彩艶選手のようになりたい」と目標を語る。
「キーパーは瞬発力が重要なポジション。100mのスタートで培った集中力をサッカーにも活用したいです」と、陸上で得た経験と日本一のタイトルを手に、サッカーでの活躍を誓った。
【動画】オコンクオが圧勝したU16男子100m
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