HOME 国内、大学

2025.10.03

ハンマー投・村上来花が66m22の21年ぶり大会新V「悔しさ晴らせた」来年地元大会へ弾み/滋賀国スポ
ハンマー投・村上来花が66m22の21年ぶり大会新V「悔しさ晴らせた」来年地元大会へ弾み/滋賀国スポ

滋賀国スポ成年女子ハンマー投に優勝した村上来花

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 1日目

滋賀国民スポーツ大会・陸上競技の1日目が行われ、成年女子ハンマー投は村上来花(青森・九州共立大)が66m22の大会新で優勝した。

村上は2回目に60m51を放つと、3回目にV記録をスロー。その後は記録こそ上回らなかったが、62m~64mと安定して貫禄勝ちを収めた。この記録は自己3番目。室伏由佳が2004年に作った大会記録(65m03)を21年ぶりに塗り替えた。

広告の下にコンテンツが続きます

「最近は1本目しか決められなかったですが、今日は3回目に向けて記録を伸ばせた」と村上。3回目は「めちゃくちゃは待ったわけではなかったですが、スウィングの入りでしっかり奥(背中側)から持ってきて、ターンにつなげるというのを数日前に意識してから、良くなって合ってきました」と練習通りいったことを要因に挙げる。

それでも、首をかしげたのは「喜ぶことも大事ですが、ここで満足したくなかった」から。「もう少し完成度を高めてって飛距離につなげたい」と言う。

東京世界選手権の女子ハンマー投の日は予選・決勝とも会場で観戦。「試合の中での選手の目標に向かっていく姿勢、覇気を感じましたし、ライバル同士が仲間として尊重し合っているのを感じました」と刺激を受けた。

昨年の佐賀大会は2位で悔しさを味わっただけに「悔しさを晴らせた」と言い、来年は地元・青森で国スポが控えており、「貢献したいと思っていました」と弾みをつけた。

大きな試合はこれで終了。記録会には出場する予定で「自己記録を出したい」と66m88の自己記録更新を狙っていく。

◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場) 1日目 滋賀国民スポーツ大会・陸上競技の1日目が行われ、成年女子ハンマー投は村上来花(青森・九州共立大)が66m22の大会新で優勝した。 村上は2回目に60m51を放つと、3回目にV記録をスロー。その後は記録こそ上回らなかったが、62m~64mと安定して貫禄勝ちを収めた。この記録は自己3番目。室伏由佳が2004年に作った大会記録(65m03)を21年ぶりに塗り替えた。 「最近は1本目しか決められなかったですが、今日は3回目に向けて記録を伸ばせた」と村上。3回目は「めちゃくちゃは待ったわけではなかったですが、スウィングの入りでしっかり奥(背中側)から持ってきて、ターンにつなげるというのを数日前に意識してから、良くなって合ってきました」と練習通りいったことを要因に挙げる。 それでも、首をかしげたのは「喜ぶことも大事ですが、ここで満足したくなかった」から。「もう少し完成度を高めてって飛距離につなげたい」と言う。 東京世界選手権の女子ハンマー投の日は予選・決勝とも会場で観戦。「試合の中での選手の目標に向かっていく姿勢、覇気を感じましたし、ライバル同士が仲間として尊重し合っているのを感じました」と刺激を受けた。 昨年の佐賀大会は2位で悔しさを味わっただけに「悔しさを晴らせた」と言い、来年は地元・青森で国スポが控えており、「貢献したいと思っていました」と弾みをつけた。 大きな試合はこれで終了。記録会には出場する予定で「自己記録を出したい」と66m88の自己記録更新を狙っていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.17

クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]

NEWS 長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

2025.11.17

長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]

NEWS 男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

2025.11.17

男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]

NEWS 女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

2025.11.17

女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]

NEWS 佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

2025.11.16

佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top