2025.11.16
全国高校駅伝の地区代表出場権を懸けた中国高校駅伝は11月16日、広島県三次市のみよし運動公園陸上競技場を発着点するコースで行われ、男子(7区間42.195km)は鳥取城北(鳥取)が2時間3分41秒の大会新で初制覇した。女子(5区間21.0975km)は倉敷(岡山)が1時間9分42秒で4年ぶり4回目の優勝を遂げた。また、県代表を除く最上位に与えられる地区代表には、男子が3位・広島国際学院が、女子は2位・世羅の広島勢がつかんだ。
鳥取城北は昨年の全国大会1区2位の実績を持つ本田桜二郎(3年)が1区(10km)を出走。20年ぶりに区間記録を31秒更新する28分57秒で、2位に18秒差をつけた。その後も3区(8.1075km)で村上遵世(3年)が23分47秒で走破し、ライバルの倉敷に19秒リードする。
後半も5区(3km)の吉田太郎(2年)が8分35秒、6区(5km)の長煌介(1年)が14分45秒、7区の末永琉海(3年)が14分52秒といずれも区間賞で駆け抜け、後続に1分03秒差をつけた。
2位は2時間4分44秒で倉敷。4区の山下陽音(2年)が23分16秒と快走し、38年ぶりに区間記録を13秒更新した。
3位の広島国際学院(広島3位)は前半、地区代表を争う西条農(広島2位)に3区終了時で35秒リードされたが、4区の大歳怜(2年)が5位から3位に順位を押し上げ、西条農を逆転。そのまま順位をキープし、2時間9分39秒で3位フィニッシュした。全国大会は前校名の広島電機時代を含め、11年ぶり9回目の出場となる。
女子の倉敷は、先頭と11秒差でタスキを受けた3区(3km)のジャネット・ジェプコエチ(3年)が9分00秒の区間賞で逆転に成功し、後続に43秒リード。4区の友宗沙彩(3年)、5区の南條愛歩(3年)もそろって区間賞を獲得し、ただ1チーム1時間10分を切った。
2位の世羅(広島2位)は、2区まで地区代表を争う西条農(広島3位)に21秒先行されたが、3区のノラ・ジェロティッチ(1年)が逆転。西条農に13秒リードする。4区の髙橋櫻月(2年)がその差を33秒まで拡大。最後は西条農に大きく詰められたが、1時間11分17秒で2位フィニッシュ。20年連続20回目の都大路切符を獲得した。
3位は1時間11分21秒で西条農。1区(6km)の大歳愛永(1年)が20分19秒で区間賞発進。アンカーの藤井柑奈(2年)が猛追したが、世羅には4秒届かなかった。
全国大会は12月21日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。また、都道府県代表のほかに、男女ともに地区代表が出場する。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.31
これが世界メダリストの走り!ケジェルチャが25人ごぼう抜きで30万円ゲット
2025.12.31
棒高跳デュプランティスがジャーナリスト投票2年連続で年間MVP受賞
-
2025.12.30
2025.12.30
城西大が2冠達成!2区・本間香が区間新、順位下げるも7区で再逆転/富士山女子駅伝
-
2025.12.30
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
-
2025.12.14
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.31
これが世界メダリストの走り!ケジェルチャが25人ごぼう抜きで30万円ゲット
TBSでオールスター体育祭が放送され、番組内では「オールスター感謝祭」でもおなじみの赤坂5丁目ミニマラソンが行われた。 レースには1991年東京世界選手権男子マラソン金メダリストで65歳になった谷口浩美さん、レジェンドラ […]
2025.12.31
棒高跳デュプランティスがジャーナリスト投票2年連続で年間MVP受賞
国際スポーツプレス協会(AIPS)のアスリート・オブ・ザ・イヤーが12月30日に発表され、男子棒高跳のA.デュプランティス(スウェーデン)が「男子・アスリート・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。 121カ国836人のジャーナ […]
2025.12.31
逆境はねのけ初優勝の城西大「選手たちの思いが強かった」 ルーキー3人が区間賞/富士山女子駅伝
◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ、城西大が2時間22分36秒で初 […]
2025.12.31
箱根駅伝 ご当地選手をチェック! 福岡市出身6人が登録 川崎市、新潟市、姫路市、北九州市からも多数エントリー 徳島県から4年ぶり箱根路なるか
2026年1月2、3日に開催される第102回箱根駅伝のスタートまであと2日。12月29日には各チームの区間エントリーも発表された。 今回も登録された21チーム336人全員にアンケートを実施。その回答を元に出身地を都道府県 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
