HOME 国内、世界陸上、日本代表
村竹ラシッド、赤松諒一がパリ五輪に続く入賞! 400m中島佑気ジョセフはファイナル進出/世界陸上Day4
村竹ラシッド、赤松諒一がパリ五輪に続く入賞! 400m中島佑気ジョセフはファイナル進出/世界陸上Day4

東京世界陸上110mHで5位に入った村竹ラシッド

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目

東京世界陸上4日目が行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。

パリ五輪でも5位に入った村竹は、この日の準決勝を2着で突破。決勝では序盤から積極的に先頭争いを演じたが、ハードルに何度も脚をぶつけ、9台目以降にわずかに失速。銅メダルには0.06秒届かなかった。「手応えはありましたが、両脇(ジャマイカ勢)が速く、流れに乗れませんでした」とレース後には涙がこぼれた。

広告の下にコンテンツが続きます

同種目では、野本周成(愛媛競技力本部)が準決勝1組で13秒30(-0.8)の3着。決勝進出まであと0.01秒と迫ったが、惜しくも届かなかった。予選上位選手の棄権により繰り上げで準決勝に出場した泉谷駿介(住友電工)は、4台目のハードルで失敗し途中棄権となった。

男子走高跳では、赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m24をクリアし、ブダペスト大会に続いて8位入賞。ケガを抱えながらも存在感を示した。「目標のメダルは達成できず悔しいですが、世界のレベルで戦えている実感はあります」と振り返った。瀬古優斗(FAAS)は2m20で10位。初の世界大会でも堂々と跳躍した。

男子400mでは、日本人としてただひとり準決勝に進んだ中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒53をマークし、1991年高野進以来、34年ぶりとなる決勝進出を決めた。200m通過では最後方だったが、終盤に猛烈な追い込みを見せ、フィニッシュ直前に2着に浮上。「まだ修正できるところがある」と18日の決勝へ闘志を燃やした。

男子800mには19歳の落合晃(駒大)が出場。予選5組で1分46秒78の7着に終わったが、日本人として世界陸上での最高記録(1分47秒16)を更新した。

女子三段跳には髙島真織子(九電工)と森本麻里子(オリコ)が出場したが、髙島は13m66(-0.3)で総合25位、森本は13m10(+0.5)で総合35位と苦戦した。

大会5日目には7人の日本選手が登場予定。男子やり投には﨑山雄太(愛媛競技力本部)、ディーン元気(ミズノ)、長沼元(スズキ)が出場。男子200m予選には鵜澤飛羽(筑波大)、飯塚翔太(ミズノ)、水久保漱至(宮崎県スポ協)の3人が名を連ねる。特に今季好調の鵜澤は19秒台を目標に、決勝進出と有利なシードレーン獲得を狙う。また女子200mには、混合4×400mリレーで入賞した井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が予選5組に出場する。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目が行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。 パリ五輪でも5位に入った村竹は、この日の準決勝を2着で突破。決勝では序盤から積極的に先頭争いを演じたが、ハードルに何度も脚をぶつけ、9台目以降にわずかに失速。銅メダルには0.06秒届かなかった。「手応えはありましたが、両脇(ジャマイカ勢)が速く、流れに乗れませんでした」とレース後には涙がこぼれた。 同種目では、野本周成(愛媛競技力本部)が準決勝1組で13秒30(-0.8)の3着。決勝進出まであと0.01秒と迫ったが、惜しくも届かなかった。予選上位選手の棄権により繰り上げで準決勝に出場した泉谷駿介(住友電工)は、4台目のハードルで失敗し途中棄権となった。 男子走高跳では、赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m24をクリアし、ブダペスト大会に続いて8位入賞。ケガを抱えながらも存在感を示した。「目標のメダルは達成できず悔しいですが、世界のレベルで戦えている実感はあります」と振り返った。瀬古優斗(FAAS)は2m20で10位。初の世界大会でも堂々と跳躍した。 男子400mでは、日本人としてただひとり準決勝に進んだ中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒53をマークし、1991年高野進以来、34年ぶりとなる決勝進出を決めた。200m通過では最後方だったが、終盤に猛烈な追い込みを見せ、フィニッシュ直前に2着に浮上。「まだ修正できるところがある」と18日の決勝へ闘志を燃やした。 男子800mには19歳の落合晃(駒大)が出場。予選5組で1分46秒78の7着に終わったが、日本人として世界陸上での最高記録(1分47秒16)を更新した。 女子三段跳には髙島真織子(九電工)と森本麻里子(オリコ)が出場したが、髙島は13m66(-0.3)で総合25位、森本は13m10(+0.5)で総合35位と苦戦した。 大会5日目には7人の日本選手が登場予定。男子やり投には﨑山雄太(愛媛競技力本部)、ディーン元気(ミズノ)、長沼元(スズキ)が出場。男子200m予選には鵜澤飛羽(筑波大)、飯塚翔太(ミズノ)、水久保漱至(宮崎県スポ協)の3人が名を連ねる。特に今季好調の鵜澤は19秒台を目標に、決勝進出と有利なシードレーン獲得を狙う。また女子200mには、混合4×400mリレーで入賞した井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が予選5組に出場する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.02

國學院大は3区・野中恒亨ら3人変更! 駒大、青学大、創価大など有力校も入れ替え 最終エントリー発表/全日本大学駅伝

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 第57回全日本大学駅伝は11月2日、愛知・熱田神宮西門前から三重・伊勢神宮内宮宇治橋前をつなぐ8区間106.8kmで行われる。 […]

NEWS 【テキスト速報】第57回全日本大学駅伝

2025.11.02

【テキスト速報】第57回全日本大学駅伝

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) ※タイム、距離地点は速報値 1区名古屋市熱田区~名古屋市港区(9.5km)

NEWS 【大会結果】第57回全日本大学駅伝(2025年11月2日)

2025.11.02

【大会結果】第57回全日本大学駅伝(2025年11月2日)

【大会成績】第57回全日本大学駅伝(2025年11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) ●区間賞 1区(9.5km) 2区(11.1km) 3区(11.9km) 4区(11.8km) 5区(12 […]

NEWS 九州学院2時間5分09秒の大会新で3連覇  女子は千原台が主導権握り2年連続V/熊本県高校駅伝

2025.11.02

九州学院2時間5分09秒の大会新で3連覇 女子は千原台が主導権握り2年連続V/熊本県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた熊本県高校駅伝が11月1日、熊本市のえがお健康スタジアム付設高体連駅伝コースで行われ、男子(7区間42.195km)は九州学院が大会記録を16年ぶりに1秒更新する2時間5分09秒で3年連続39 […]

NEWS 智辯カレッジが男女ともに圧巻のレース いずれもオール区間賞で9連覇/奈良県高校駅伝

2025.11.02

智辯カレッジが男女ともに圧巻のレース いずれもオール区間賞で9連覇/奈良県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた奈良県高校駅伝が11月1日、橿原市の県立橿原公苑陸上競技場外周コースで行われ、智辯カレッジが男女そろってオール区間賞で制した。タイムは男子(7区間42.195Km)が2時間6分37秒、女子(5 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top