HOME 世界陸上、海外

2025.09.17

女子1500m・キピエゴンが先頭譲らず史上初の3連覇! ハンマー投・カツバーグが84m70でV2/世界陸上DAY4
女子1500m・キピエゴンが先頭譲らず史上初の3連覇! ハンマー投・カツバーグが84m70でV2/世界陸上DAY4

女子1500mで史上初の3連覇を果たしたキピエゴン(25年世界陸上)

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目

東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、女子1500m決勝ではフェイス・キピエゴン(ケニア)が3分52秒15で同種目史上初の3連覇を果たした。

広告の下にコンテンツが続きます

これぞ女王の強さを示す貫禄のレースだった。

キピエゴンはスタートから飛び出すと、400mを64秒07、800mを2分07秒28で通過する。「これは選手権で、誰が勝ってもおかしくない。400mを通過した後はただひたすらゴールを目指して突き進みたかったです」と話す。

1000mを2分38秒27で通過し、ラスト1周へ。そのまま一度も先頭を譲ることなく、最後の200mでパリ五輪銀メダルのジェシカ・ハル(豪州)らを突き放した。「ジェシカが強い選手であることは分かっていたし、他の選手たちも非常に強い。私の戦略が実を結んだことがうれしいです」。満足げな笑顔でレースを振り返った。

ケニア勢ではドーカス・エウォイが銀メダルに続き、「チームメイトが表彰台に立つ姿は格別だ。3人全員が走ったからこそできたことだよ」と満足げ。21年東京五輪は無観客開催だったこともあり、「東京に戻って観客と出会えたことは本当に素晴らしかった。2021年はコロナで静かだったから、ファンが応援に来てくれて本当にうれしかったよ」と実感を込めた。

レース前に娘から「いつメダルを取るの?」と聞かれ、「今日だよ」と答えたというキピエゴン。「彼女は私が前進し、偉大な成果を成し遂げるように強く背中を押してくれる存在です」と、母親としての横顔ものぞかせた。

男子ハンマー投はイーサン・カツバーグ(カナダ)が84m70の大会新記録で2連覇を達成。24年パリ五輪と合わせて、世界大会3連勝となった。

1投目で82m66をマークすると、2投目で84m70をスロー。上位4人が80mオーバーの争いとなったが、「それが今日の私の記録を後押ししてくれたのです。大きな大会を前にして、まさに私が求めていたのはこのハイレベルな競争でした」と振り返る。

世界記録の86m74まであと約2mと迫り、「確実に近づいています。これからも自らを追い込み、限界に挑戦し続けます」と強調。また、日本を訪れたのは初めてだと明かし、「帰国前にポケモンカードを買いたい。特産の緑茶と抹茶を家に持ち帰るつもりだ」と満喫するつもりだ。

このほか、男子走高跳はハミシュ・カー(ニュージーランド)が今季世界最高の2m36で、昨年のパリ五輪に続く優勝。「何度も勝てないと思った。でも戦い続け、諦めないことが大切だ。今夜それを示せた」と話す。男子110mハードルはコーデル・ティンチ(米国)が12秒99(-0.3)で制している。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、女子1500m決勝ではフェイス・キピエゴン(ケニア)が3分52秒15で同種目史上初の3連覇を果たした。 これぞ女王の強さを示す貫禄のレースだった。 キピエゴンはスタートから飛び出すと、400mを64秒07、800mを2分07秒28で通過する。「これは選手権で、誰が勝ってもおかしくない。400mを通過した後はただひたすらゴールを目指して突き進みたかったです」と話す。 1000mを2分38秒27で通過し、ラスト1周へ。そのまま一度も先頭を譲ることなく、最後の200mでパリ五輪銀メダルのジェシカ・ハル(豪州)らを突き放した。「ジェシカが強い選手であることは分かっていたし、他の選手たちも非常に強い。私の戦略が実を結んだことがうれしいです」。満足げな笑顔でレースを振り返った。 ケニア勢ではドーカス・エウォイが銀メダルに続き、「チームメイトが表彰台に立つ姿は格別だ。3人全員が走ったからこそできたことだよ」と満足げ。21年東京五輪は無観客開催だったこともあり、「東京に戻って観客と出会えたことは本当に素晴らしかった。2021年はコロナで静かだったから、ファンが応援に来てくれて本当にうれしかったよ」と実感を込めた。 レース前に娘から「いつメダルを取るの?」と聞かれ、「今日だよ」と答えたというキピエゴン。「彼女は私が前進し、偉大な成果を成し遂げるように強く背中を押してくれる存在です」と、母親としての横顔ものぞかせた。 男子ハンマー投はイーサン・カツバーグ(カナダ)が84m70の大会新記録で2連覇を達成。24年パリ五輪と合わせて、世界大会3連勝となった。 1投目で82m66をマークすると、2投目で84m70をスロー。上位4人が80mオーバーの争いとなったが、「それが今日の私の記録を後押ししてくれたのです。大きな大会を前にして、まさに私が求めていたのはこのハイレベルな競争でした」と振り返る。 世界記録の86m74まであと約2mと迫り、「確実に近づいています。これからも自らを追い込み、限界に挑戦し続けます」と強調。また、日本を訪れたのは初めてだと明かし、「帰国前にポケモンカードを買いたい。特産の緑茶と抹茶を家に持ち帰るつもりだ」と満喫するつもりだ。 このほか、男子走高跳はハミシュ・カー(ニュージーランド)が今季世界最高の2m36で、昨年のパリ五輪に続く優勝。「何度も勝てないと思った。でも戦い続け、諦めないことが大切だ。今夜それを示せた」と話す。男子110mハードルはコーデル・ティンチ(米国)が12秒99(-0.3)で制している。

【動画】終始先頭のキピエゴンのレースをチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.09.09

吉川絢斗「勝ち切れれば自信になる」 柳井綾音「結果を残して勢いを」 富士通競歩勢がアジア大会へ意気込み

富士通は9月9日、神奈川県川崎市の本社で名古屋アジア大会ハーフマラソン競歩代表で男子の吉川絢斗と柳井綾音の取材会を開いた。 7月から富士通に加入した吉川。長野の準高地で距離を踏み、8月後半からはレースを見据えた練習にシフ […]

NEWS あらゆる天候やシーンに対応するALTRAのロードランニングモデル「TORIN 9 GTX」が 9月11日より発売!

2026.09.09

あらゆる天候やシーンに対応するALTRAのロードランニングモデル「TORIN 9 GTX」が 9月11日より発売!

自然な走りを追求するフットウェアブランド「ALTRA(アルトラ)」は9月9日、ウルトラマラソンから、日々のジョギングまで幅広いシーンでランナーを支えるロードランニングモデルTORINに、防水素材GORE-TEX®を搭載し […]

NEWS デュプランティスやマフチフ出場 400mHドス・サントスら今季世界記録樹立者も/世界陸上アルティメット選手権

2026.09.09

デュプランティスやマフチフ出場 400mHドス・サントスら今季世界記録樹立者も/世界陸上アルティメット選手権

世界陸連は9月7日、世界陸上アルティメット選手権(ハンガリー・ブダペスト/9月11日~13日)の出場選手を発表した。 同大会は、今回が初開催。五輪や世界選手権のチャンピオン、さらにワールドランキング上位者などに出場権が与 […]

NEWS 田中希実1500m今季最高で5位 森凪也3000m7分44秒97 小池祐貴100m10秒35 真野友博2位タイ/WAコンチネンタルツアー

2026.09.09

田中希実1500m今季最高で5位 森凪也3000m7分44秒97 小池祐貴100m10秒35 真野友博2位タイ/WAコンチネンタルツアー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーの第62回パリオ・チッタ・デッラ・クエルチャが9月8日、イタリアのロヴェレートで行われた。 日本選手は、名古屋アジア大会代表3名を含む6名が出場。女子1500mでは日本記録( […]

NEWS 新たな欠場者発表 アジア大会代表勢では小池祐貴、黒川和樹、青木涼真/全日本実業団

2026.09.08

新たな欠場者発表 アジア大会代表勢では小池祐貴、黒川和樹、青木涼真/全日本実業団

日本実業団陸上競技連合は9月8日までに、第74回全日本実業団対抗選手権(9月11日~13日/京都・たけびしスタジアム京都)の新たな欠場者を発表した。 9月7日正午までに新たに欠場届を出したのは36選手(パラ種目を除く)。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年9月号 (8月17日発売)

2026年9月号 (8月17日発売)

滋賀IH総特集
山口全中展望
アジア大会代表Close up

page top