2025.08.19
箱根駅伝王者の青学大男子長距離ブロックに在籍している飯田翔大が自身のSNSを更新し、「急速進行型脱毛症」を患っていることを公表した。
「急速進行型脱毛症」とは円形脱毛症の一種。短期間で広範囲に脱毛が進行する病気で、1~2ヵ月の間に頭髪の多くが抜けてしまうといった症状がある。精神的な面も影響すると言われている。
飯田は昨年11月に罹ったインフルエンザの影響から脱毛症を経験したそうで、一度は完治したものの再発。「ストレス性とされていますが、詳しい原因は不明で完治するかどうかも人それぞれ」とし、現在は「治療に関しては、専門医やチームトレーナーと相談しながら慎重に進めています」と綴る。
自身で「日常生活から心の状態に左右されやすい性格」というため、公表には悩んだという。だが、「自分が陸上競技をする上で大切にしてきた『恩送り』という言葉に後押しされました」とし、「この言葉は、自分が受けた恩を、別の人や次の世代へとつないでいくことを意味します。青学へのあこがれをきっかけに陸上を始め、今は青山学院大学の一部員として走らせてもらっている自分が、今度は夢や感動を届ける番だと感じ、公表することを決断しました」と思いを綴った。
チームメイトやスタッフなどへの感謝を述べるとともに、「病気を抱えているからといって陸上競技をあきらめたわけではありません。青山学院大学に所属している以上、箱根駅伝優勝という目標は変わりません。すぐに結果を出す自信はありませんが、残りの大学駅伝期間を通して少しずつ感謝を結果という形で返せるよう努力していきます」と強い決意を語っている。
飯田は鹿児島県出身で、出水中央高から青学大に進んだ2年生。3大駅伝出走はないが、今年6月に5000mで13分36秒46をマークしていた。
【画像】自身のSNSで「急速進行型脱毛症」を公表した青学大・飯田翔大
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