HOME 国内、世界陸上、日本代表
100mH福部真子が悲願の世界陸上標準突破!!ピタリ12秒73「あきらめなくて良かった」/福井ナイトゲームズ
100mH福部真子が悲願の世界陸上標準突破!!ピタリ12秒73「あきらめなくて良かった」/福井ナイトゲームズ

25年ANG福井女子100mHの入賞者たち。前列左から2人目が優勝した福部真子(日本建設工業)

    ◇Athlete Night Games in FUKUI(8月15、16日/福井・9.98スタジアム)

    日本グランプリシリーズのAthlete Night Gameの2日目に行われた女子100mハードルで、福部真子(日本建設工業)が自己2番目となる12秒73(+1.4)をマークした。1週間前の実業団・学生対抗で0.01秒届かなかった東京世界選手権の参加標準記録にピタリと並んだ。

    広告の下にコンテンツが続きます

    速報タイマーは12秒72で止まった。だが、確定までの間、またも祈りの時間に。12秒73と表示されると、何度も何度もスタンドのほうに向かって頭を下げた。

    「あきらめなくて良かった」

    昨年のパリ五輪で準決勝に進み、日本記録を何度も塗り替えてきた。そんな福部を襲ったのが病だった。原因不明の難病とも言われる高熱に悩まされる「菊池病」を昨秋に患った。何日も高熱に苦しんだ。「世界や記録を目指していいものなのかな」という気持ちがずっとあった。

    今年も4月にシーズンインができず、アジア選手権も辞退。今も微熱が続く日もある。「普通に練習がしたい。普通の生活がしたい」。加えて、左膝、右アキレス腱と痛みも出てきた。日本選手権の準決勝でも12秒75を出したが、決勝は3位。そこからは“記録”と“体調”との勝負だった。

    なぜ、この記録に届いたのか。

    「意地、ですかね」

    そう言った後、やっぱり、と言葉をつむいだ。

    「本当にたくさんの人に支えてもらって、サポートしてもらった。私が走ることに意味がある。菊池病になった人でもがきながら頑張っているということが伝わったらいいなって」

    2大会ぶりの世界選手権は当確。前回のブダペストはただ1人参加標準記録を切りながらも日本選手権で4位となって届かなかった。コンディション面でも「今までで一番難しい世界大会になるのは覚悟している」と福部。その上で「その日、その日でベストを尽くす世界陸上にしたい」。

    数々の試練を乗り越えてきた福部は、さまざまなものを背負って3度目の世界に挑戦する。

    [metaslider id=5540]◇Athlete Night Games in FUKUI(8月15、16日/福井・9.98スタジアム) 日本グランプリシリーズのAthlete Night Gameの2日目に行われた女子100mハードルで、福部真子(日本建設工業)が自己2番目となる12秒73(+1.4)をマークした。1週間前の実業団・学生対抗で0.01秒届かなかった東京世界選手権の参加標準記録にピタリと並んだ。 速報タイマーは12秒72で止まった。だが、確定までの間、またも祈りの時間に。12秒73と表示されると、何度も何度もスタンドのほうに向かって頭を下げた。 「あきらめなくて良かった」 昨年のパリ五輪で準決勝に進み、日本記録を何度も塗り替えてきた。そんな福部を襲ったのが病だった。原因不明の難病とも言われる高熱に悩まされる「菊池病」を昨秋に患った。何日も高熱に苦しんだ。「世界や記録を目指していいものなのかな」という気持ちがずっとあった。 今年も4月にシーズンインができず、アジア選手権も辞退。今も微熱が続く日もある。「普通に練習がしたい。普通の生活がしたい」。加えて、左膝、右アキレス腱と痛みも出てきた。日本選手権の準決勝でも12秒75を出したが、決勝は3位。そこからは“記録”と“体調”との勝負だった。 なぜ、この記録に届いたのか。 「意地、ですかね」 そう言った後、やっぱり、と言葉をつむいだ。 「本当にたくさんの人に支えてもらって、サポートしてもらった。私が走ることに意味がある。菊池病になった人でもがきながら頑張っているということが伝わったらいいなって」 2大会ぶりの世界選手権は当確。前回のブダペストはただ1人参加標準記録を切りながらも日本選手権で4位となって届かなかった。コンディション面でも「今までで一番難しい世界大会になるのは覚悟している」と福部。その上で「その日、その日でベストを尽くす世界陸上にしたい」。 数々の試練を乗り越えてきた福部は、さまざまなものを背負って3度目の世界に挑戦する。

    次ページ:

           

    RECOMMENDED おすすめの記事

        

    Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

             

    Latest articles 最新の記事

    2026.02.14

    北口榛花が南アフリカへ「世界一を取ってもさらに成長したい」世界記録保持者ゼレズニーのキャンプ合流

    女子やり投の北口榛花(JAL)が2月14日、シーズン前の合宿として南アフリカへ渡航するにあたって会見を開いた。 23年ブダペスト世界選手権、24年パリ五輪やり投女王がリスタートの1年を迎える。 広告の下にコンテンツが続き […]

    NEWS 田中希実が屋外トラック初戦で1500m4分06秒39 金子魅玖人が800mで1分46秒24/WAコンチネンタルツアー

    2026.02.14

    田中希実が屋外トラック初戦で1500m4分06秒39 金子魅玖人が800mで1分46秒24/WAコンチネンタルツアー

    世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズの「パーストラッククラシック」は2月14日、豪州・フロリートで行われ、女子1500mで田中希実(New Balance)が4分06秒39で2着に入っている。 田中は1月24日 […]

    NEWS 西田壮志が東京マラソンを最後に現役引退 「最後まで僕らしく笑顔でゴールしたい」 東海大で箱根駅伝Vに貢献

    2026.02.14

    西田壮志が東京マラソンを最後に現役引退 「最後まで僕らしく笑顔でゴールしたい」 東海大で箱根駅伝Vに貢献

    男子長距離の西田壮志(トヨタ自動車)は2月13日、自身のインスタグラムを更新し、3月1日の東京マラソンを最後に現役を引退すると発表した。 西田は熊本県出身の27歳。坂本中時代から全中やジュニア五輪に出場し、九州学院高では […]

    NEWS 【男子円盤投】東琉空(稲生高3)56m23=高校歴代4位&U20歴代5位、51m15=一般規格高校歴代2位、U20歴代6位

    2026.02.14

    【男子円盤投】東琉空(稲生高3)56m23=高校歴代4位&U20歴代5位、51m15=一般規格高校歴代2位、U20歴代6位

    九州共立大投てき競技会は2月14日、九州共立大学で行われ、男子円盤投で東琉空(稲生高3三重)が高校歴代4位、U20歴代5位となる56m23をマークした。一般規格(2kg)でも高校歴代2位、U20歴代6位となる51m15を […]

    NEWS 初実施の女子棒高跳は大坂谷明里が制す 今季は自己ベストを更新しアジア大会派遣記録に挑戦/JAG大崎

    2026.02.14

    初実施の女子棒高跳は大坂谷明里が制す 今季は自己ベストを更新しアジア大会派遣記録に挑戦/JAG大崎

    ◇2026 Japan Athlete Games in Osaki(2月14日、15日/鹿児島・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) 2026 Japan Athlete Games in Osakiの初日が行 […]

    SNS

    Latest Issue 最新号 最新号

    2026年3月号 (2月14日発売)

    2026年3月号 (2月14日発売)

    別府大分毎日マラソン
    大阪国際女子マラソン
    矢田みくにインタビュー
    追跡箱根駅伝

    page top