HOME 国内

2025.06.04

横浜市の三ツ沢陸上競技場が移転へ 再整備基本構想案から変更
横浜市の三ツ沢陸上競技場が移転へ 再整備基本構想案から変更

横浜市の三ツ沢競技場

6月2日、横浜市は市内にある三ツ沢公園の再整備について市議会で報告。公園内にある三ツ沢公園陸上競技場を同市泉区の深谷通信所跡地に移転させることを発表した。

三ツ沢公園陸上競技場は1951年にオープン。1955年の神奈川国体、1962年日本インカレ、1981年のインターハイの会場として使用されてきた。1952年には五輪予選が実施され、男子3000m障害の高橋進、女子円盤投の吉野トヨ子らが日本記録を樹立している。

横浜駅からバスで15分ほどとアクセスも良く、1998年に横浜国際競技場(日産スタジアム)が完成するまでは神奈川県の主要競技場として大小さまざまな大会が行われてきた。

広告の下にコンテンツが続きます

横浜市は併設する三ツ沢公園球技場の老朽化などにあわせて、22年に三ツ沢公園全体の再整備案を公表。新しい球技場は現在、テニスコートなどがある場所に建設し、陸上競技場はそのまま残される予定だった。

市ではこの数年間、市民などから意見を募集。市の中心部に立地するアクセス性から神奈川県下の地域スポーツの振興拠点としていきたいという意見もあったものの、建設コストの上昇などが見込まれることから方針を変更し、陸上競技場を取り壊して跡地に球技場を建設すると決めた。

陸上競技場が移転する深谷通信所跡地は市の西南部に位置し、2014年まで米軍施設として使用されていた場所。市の発表では、三ツ沢と同じく日本陸連第2種公認陸上競技場として整備するという。

神奈川県内では、川崎市の等々力陸上競技場を球技専用スタジアムに改修し、補助競技場を陸上競技場に置き換える工事が行われている。

6月2日、横浜市は市内にある三ツ沢公園の再整備について市議会で報告。公園内にある三ツ沢公園陸上競技場を同市泉区の深谷通信所跡地に移転させることを発表した。 三ツ沢公園陸上競技場は1951年にオープン。1955年の神奈川国体、1962年日本インカレ、1981年のインターハイの会場として使用されてきた。1952年には五輪予選が実施され、男子3000m障害の高橋進、女子円盤投の吉野トヨ子らが日本記録を樹立している。 横浜駅からバスで15分ほどとアクセスも良く、1998年に横浜国際競技場(日産スタジアム)が完成するまでは神奈川県の主要競技場として大小さまざまな大会が行われてきた。 横浜市は併設する三ツ沢公園球技場の老朽化などにあわせて、22年に三ツ沢公園全体の再整備案を公表。新しい球技場は現在、テニスコートなどがある場所に建設し、陸上競技場はそのまま残される予定だった。 市ではこの数年間、市民などから意見を募集。市の中心部に立地するアクセス性から神奈川県下の地域スポーツの振興拠点としていきたいという意見もあったものの、建設コストの上昇などが見込まれることから方針を変更し、陸上競技場を取り壊して跡地に球技場を建設すると決めた。 陸上競技場が移転する深谷通信所跡地は市の西南部に位置し、2014年まで米軍施設として使用されていた場所。市の発表では、三ツ沢と同じく日本陸連第2種公認陸上競技場として整備するという。 神奈川県内では、川崎市の等々力陸上競技場を球技専用スタジアムに改修し、補助競技場を陸上競技場に置き換える工事が行われている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

NEWS 第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

2025.12.10

第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

関東学生陸上競技連盟が12月10日、第102回箱根駅伝の開催要項を発表し、テレビ中継する日本テレビの放送についても合わせて発表された。 2026年1月2日の往路、3日の復路ともに7時から生中継。放送センターでの解説は往路 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top