HOME 高校

2025.06.03

NEWS
今村仁と光岡琴奈が中長距離2冠 龍谷4×100mR40秒64の県高校新 土師立幹が三段跳28年ぶり大会新/IH佐賀県大会
今村仁と光岡琴奈が中長距離2冠 龍谷4×100mR40秒64の県高校新 土師立幹が三段跳28年ぶり大会新/IH佐賀県大会

今村仁(24年IH北九州大会)

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。

佐賀県大会は5月30日から6月2日までの4日間、SAGAスタジアムで行われた。

4.1mの追い風で行われた男子100m決勝は北村虹翔(佐賀工3)が参考記録ながら10秒36の好タイムで優勝。2位、3位には龍谷コンビが続き、石川晴飛(2年)が10秒41、村上純大(3年)が10秒56で入った。

龍谷は男子200mで馬渡雄大(2年)が21秒65(-0.7)で優勝。吉田龍ノ介(2年)が22秒16で3位に入り、村上、石川、吉田に400m2位(50秒62)の延蓮太朗(2年)を加えた4×100mリレーでは40秒64の県高校新記録で優勝を飾った。

男子長距離では鳥栖工が強さを見せる。今村仁(3年)が1500mを3分56秒33、5000mを14分28秒73で2冠を達成した。3000m障害で辻竜乃介(2年)が9分06秒51でV。1998年に同校の先輩・飛松誠が出した大会記録(9分07秒47)を27年ぶりに更新した。また、鳥栖工勢は5000mと3000m障害でいずれも3位までに入り、上位を独占している。

男子三段跳は土師立幹(佐賀東3)が6回目に14m71(+0.2)を跳んで優勝。1997年に吉富周二(龍谷)が出した大会記録14m67を28年ぶりに更新した。同走幅跳は竹下蓮飛(致遠館3)が1回目に7m32(+3.2)をマーク。2回目以降はパスしたものの、2連覇を達成した。

広告の下にコンテンツが続きます

女子短距離では佐賀北勢が活躍。100mでは中島希里(3年)と手島菜々子(1年)がともに12秒27(+2.3)でフィニッシュ。1000分の1秒でも2人はいずれも12秒270と同着で優勝を分け合った。200mは北郷愛実(3年)が25秒71(-0.6)で制覇。中島を1走、手島を2走、北郷を3走に配置した4×100mリレーは48秒53で優勝。4×400mリレーも3分57秒67で優勝を飾り、アンカーを務めた北郷は3冠を達成した。

女子中長距離は光岡琴奈(白石2)が1500m4分39秒18、3000m9分51秒68で2年連続の長距離2冠。女子投てきで水田莉由 (佐賀北2)が砲丸投(10m23)、円盤投(30m51)の2種目Vを遂げた。

学校対抗の男子総合は、トラックを中心に高得点を挙げた鳥栖工が151.5点でV。女子総合は佐賀北がトラック、フィールド、混成すべてでトップとなり、149.5点で優勝を飾った。

北九州大会は6月13日から4日間、県大会と同じくSAGAスタジアムで行われる。

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 佐賀県大会は5月30日から6月2日までの4日間、SAGAスタジアムで行われた。 4.1mの追い風で行われた男子100m決勝は北村虹翔(佐賀工3)が参考記録ながら10秒36の好タイムで優勝。2位、3位には龍谷コンビが続き、石川晴飛(2年)が10秒41、村上純大(3年)が10秒56で入った。 龍谷は男子200mで馬渡雄大(2年)が21秒65(-0.7)で優勝。吉田龍ノ介(2年)が22秒16で3位に入り、村上、石川、吉田に400m2位(50秒62)の延蓮太朗(2年)を加えた4×100mリレーでは40秒64の県高校新記録で優勝を飾った。 男子長距離では鳥栖工が強さを見せる。今村仁(3年)が1500mを3分56秒33、5000mを14分28秒73で2冠を達成した。3000m障害で辻竜乃介(2年)が9分06秒51でV。1998年に同校の先輩・飛松誠が出した大会記録(9分07秒47)を27年ぶりに更新した。また、鳥栖工勢は5000mと3000m障害でいずれも3位までに入り、上位を独占している。 男子三段跳は土師立幹(佐賀東3)が6回目に14m71(+0.2)を跳んで優勝。1997年に吉富周二(龍谷)が出した大会記録14m67を28年ぶりに更新した。同走幅跳は竹下蓮飛(致遠館3)が1回目に7m32(+3.2)をマーク。2回目以降はパスしたものの、2連覇を達成した。 女子短距離では佐賀北勢が活躍。100mでは中島希里(3年)と手島菜々子(1年)がともに12秒27(+2.3)でフィニッシュ。1000分の1秒でも2人はいずれも12秒270と同着で優勝を分け合った。200mは北郷愛実(3年)が25秒71(-0.6)で制覇。中島を1走、手島を2走、北郷を3走に配置した4×100mリレーは48秒53で優勝。4×400mリレーも3分57秒67で優勝を飾り、アンカーを務めた北郷は3冠を達成した。 女子中長距離は光岡琴奈(白石2)が1500m4分39秒18、3000m9分51秒68で2年連続の長距離2冠。女子投てきで水田莉由 (佐賀北2)が砲丸投(10m23)、円盤投(30m51)の2種目Vを遂げた。 学校対抗の男子総合は、トラックを中心に高得点を挙げた鳥栖工が151.5点でV。女子総合は佐賀北がトラック、フィールド、混成すべてでトップとなり、149.5点で優勝を飾った。 北九州大会は6月13日から4日間、県大会と同じくSAGAスタジアムで行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.06

中大が7年ぶり男子4継王座奪還!「先輩たちが日本一を目指してきたから」/日本インカレ

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)2日目 学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われた。男子4×100mリレーは中大が38秒83で7年ぶりの王座奪還を果たした。 予 […]

NEWS 福岡大が44秒44で4×100mR3年ぶりV奪還!勝負決めた4走・山形愛羽「日本一取れてうれしい」/日本インカレ

2025.06.06

福岡大が44秒44で4×100mR3年ぶりV奪還!勝負決めた4走・山形愛羽「日本一取れてうれしい」/日本インカレ

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)2日目 学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われた。女子4×100mリレーは福岡大が44秒44で3年ぶり4度目の優勝を飾った。 […]

NEWS 100m・山形愛羽が初V!アジア入賞の経験生かし「勝ち切ることしか考えていなかった」/日本インカレ

2025.06.06

100m・山形愛羽が初V!アジア入賞の経験生かし「勝ち切ることしか考えていなかった」/日本インカレ

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)2日目 学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われた。女子100mは山形愛羽(福岡大)が11秒66(-1.0)で初優勝を果たした。 […]

NEWS 栁田大輝の“ラストラン”は4継悔しい3位「100点満点で終わらないの自分らしい」/日本IC

2025.06.06

栁田大輝の“ラストラン”は4継悔しい3位「100点満点で終わらないの自分らしい」/日本IC

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)2日目 学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われ、男子4×100mリレー決勝は中大が優勝、2位に早大と続いた。 パリ五輪リレー代 […]

NEWS 100m・木梨嘉紀「学生最後の日本インカレで地元優勝したい」思い結実/日本インカレ

2025.06.06

100m・木梨嘉紀「学生最後の日本インカレで地元優勝したい」思い結実/日本インカレ

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)2日目 学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われた。男子100mは木梨嘉紀(筑波大)が10秒31(-1.1)で優勝を飾った。 岡 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top