第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。
全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。
1年生の頃から主力を担ってきた主将の吉居駿恭、溜池一太が最終学年を迎える。そこに、3年生の本間颯や柴田大地、2年生の岡田開成、1年生の濵口大和と「各学年に核となる選手がしっかりと育って、2人のエースを支えている」(藤原監督)ことが、今の中大の強さだ。
加えて、チーム上位10人の10000m平均タイムが27分台に突入するスピードだけでなく、「全部員の10000m平均が28分59秒までいきました」と藤原監督。あらゆる場面で高いレベルで競い合ってきたことが、上位の選手たちのハイレベルにつながっている。
本番に向け、4年生たちが「勝ちたい」と思いをぶつけてきたという。藤原監督もそれに応え、「初めて、執念を持って言ってきた。ぜひ総合優勝にチャレンジさせてやりたいですし、勝たせてやりたい」と覚悟を持って臨む。
直前に感染症が蔓延した影響で13位にとどまった2年前の教訓を胸に、「足元をすくわれないようじっくりと作って、いい顔でスタートラインに立てるようにしたい」と藤原監督。「速いだけのチームが、強さを持ち始めた」中大。その勢いと培った力を、99回目の箱根路で発揮する。
第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路が行われる。
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